すべてのおすすめ
ジョニーは青春したかった
青春てなんだ
俺に聞くなジョニー
今ごろ青春映画なんかに凝って

どうして俺にはそれがなかったのだ
それともこれからやってくるのか
その季節は

熱い思い
 ....
夢のなかで、
女にふられたので、
冬の海で、
バタフライして死のうと思った。
目が覚めて、
ああよかった、
わるい夢だった、
と思ったのに、
やっぱりそれは、
夢じゃなかった。
俺 ....
マリンちゃんが入院した
急性虫垂炎だった
俺も六年生のときやった
たしか下の毛をそられたとおもう
うぶ毛だったけれど

マリンちゃんのあそこが
うぶ毛だったとは思わない
ただマリンちゃ ....
思い出のクリスマス。

第十位
二十三歳のクリスマス。
お歳暮の配送センターでアルバイトをしていた。
朝のデパートの開店時間に合わせて、
そっちの方角にみんなでお辞儀をする。
馬鹿馬鹿し ....
今年も女にふられたので、
大そうじして死のうと思った。
捨てられるものがあるうちはまだいい。
でもぜんぶ捨てたら、
それから、どうしたらいいのだろう。
考えても仕方がないので、
どんどん捨 ....
俺が死んだら、
ジョニーはニュースを見てつくづくと言った
俺が死んだら、
ニュースではどのくらいの扱いだろうか

ムーミンが死んでも
トップニュースにはならない世の中なんて
どんな意味が ....
なんということ
こんなにもきれいな
瞳をしているのに


のに


祖母は私の瞼に触れて
また少しちいさく
かすれてゆくかのように
そう言ったんだ
薄い皮膚で感じた
あなたの ....
今日のデートで僕が言った「好きだよ」に
君は期待通りの反応はしてくれなかったけれど
今晩君が眠る頃一人でニヤニヤしてくれたなら
ベッドの中のそんな君はそれはそれで僕の作戦通りなんだ
昨夜に限っては
悪夢にもうなされず
いっときだけ
窓をたたく雨の音を
聞いた気がする
夜の中にあって
感情を露わにしないまま
目覚めたのは幾日ぶりのことだろう
確かに雨は
濡れたアス ....
嫌われることに震える両手は
ひとを切らずに
済んだかい

置き去りの身に震える素足は
ひとを捨てずに
来たのかい


 おそろしいものは
 いつも
 わからないのに
 
 ....
― うち・・・うち・・・

  誰に恨まれてもかまへんで・・・

  一生あんたについていくんどす!


と言われたことは
少なくとも十二回はある気がするが
そういやオレは九州から出 ....
ジョニーの腹違いのいもうと
マリンちゃんは夕べ
バスを待っていた
最終バスだ
零時二十五分
かけおちするのさ
あのどうしようもない男と


天気予報では
急に寒くなって雪だといった ....
朝おきあがる度に
号令を
強制した
おれそうな体を
黒いブルゾンで
拘束した
かわいいなどと
言われるだけで
この心がまっすぐにこぼれ落ちて行くのです。


生温い視線さえ
敵 ....
遠い遠い視線の先に
キラキラと煌いている
風の瞬きが視界を掠める

正体を掴み取ろうと
近づいて行くたびに
彼方へ彼方へ遠ざかっていく
形而上の産物を目にして
それをアルシュレッタと名 ....
おなかがすきました
ごほうびをください
一等がんばったわたしに
ごほうびをください

あれが食べたいの、
あの、甘いやつ
パフェより好きよ
赤い果実

ごほうびをください
ごほう ....
長い夜の
ゆめとうつつの狭間で
わたしたちは
何度もたしかめあって
疲れはてて
耳元で
あなたの鼓動を聴いて
おなじ速さで脈打つ

長い夜だから
そんな時間がふえて
すこし持 ....
ふるわされた小紋の
遅い続き

とりつけられたままの
フレーム

切り落とした爪だけ
泣いてる

どこにいければ
そこは どこなの

力づくと
開けられたものに
かぶる 溶 ....
女にふられたので、
それは夏のはなしだけれど、
線香花火して、死のうと思った。
あの子とふたりでしようと買ったのに、
できなかった花火が車のうしろトランクに、
いれっぱなし。
いれっぱなし ....
先を歩く彼の
黒いコートの背中に猫の抜け毛がたくさんついている
みゃあちゃんの毛まるけだね、と言うと
ちょうど、指で挟まれたグミみたいに笑うから
なんだ ....
夕焼け
みんな迎えがきて
またね
またあした
手をふって
さよなら
ジャングルジムのてっぺんから
いつも
見送るだけ

砂場のシャベル
ブランコのさび

おかあさんが
きょ ....
 狡猾な鶏ガラみたいな婆様が。
 自動改札ピコンピコン。
 通せん坊で、しかめ面。
 その後ろの若旦那。
 ガッチリ嵌まって、しかめ面。
 更に後ろの彼の妻。
 愛し旦那の醜悪な。
 し ....
ほら
雪って、生きているのよ
空からここまで辿ってきた足跡が
真っ直ぐじゃない

一粒ずつみてごらん
そうしたら、ね
小さな顔がある
あ、いま 目線が合った
雪はそのむかし 薄紅 ....
ジョニーは自分では
きっと前世はやかんだったに違いないという
なんでやかんなのと聞くと
やかんを見ると落ち着くからだって
俺はやかんに戻りたい
お湯をわかして暮らしたいよ

ジョニー
 ....
       ブラインドの隙間を

       汗を滲ませて 
             
       這いのぼる月



       窓辺の寝台の上       

    ....
女にふられたので、
向かいのビルへ行って死のうと思った。
なんどか、もう忘れた!とか、
俺は立ち直った!とか、
あんな女なんて!とか、
吹っ切ってみせたけれど、
だめだった。
きのうあの ....
 
 
焦がれ

ブリュレ
香ばしく



甘過ぎず

君は
レアチーズの謙虚さで


焼きたてシフォンの上に
とろけるヴァニラアイス


クレ-プ

 ....
俺のここが馬鹿だった。

第十位
言葉の使いかたを知らない。
×俺と付き合わなかったらぜったい後悔するぜ。
○俺と付き合ったらぜったい幸せになれるぜ。
馬鹿だ。

第九位
恋の壊れや ....
いくじなしのぼくは
竜なんかと戦いたくないので
なまけもののロバとサボテンのよこで
だってさ〜
でもさあ〜
なんて言い訳ばかりしてると

白い馬にのったお姫様が
さっそうとやってきて
 ....
女にふられたので、
嘘だと思うかもしれないが、ほんとうに、
女にふられたので、
レッド・ツェッペリン聞いて死のうと思った。
なんでレッド・ツェッペリンかとゆうと、
彼女はサイモン&ガーファン ....
ワインをかたむけて
フランスで
中山美穂を口説いた辻君のようには
俺たちはけっしてなれないんだよジョニー
お前のクレヨン描きのユニフォーム
どうしてはじめっから
泥で汚れているんだい

 ....
さきさんの自由詩おすすめリスト(552)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ジョニーの青春- しゃしゃ ...自由詩306-12-30
バタフライして死のう- しゃしゃ ...自由詩606-12-28
マリンちゃんとジョニー- しゃしゃ ...自由詩506-12-26
思い出のクリスマスベストテン- しゃしゃ ...自由詩806-12-25
大そうじして死のう- しゃしゃ ...自由詩1606-12-23
お茶の間のジョニー- しゃしゃ ...自由詩306-12-21
なみだのつぼみ- Rin K自由詩34*06-12-17
太陽は昨日より早く沈んで、君はマフラーを巻き直してまた明日と ...- K+A自由詩6*06-12-17
冬薔薇- LEO自由詩21*06-12-16
チェイン・ア・ラ・モード- 千波 一 ...自由詩21*06-12-16
やめろ!そこで反則スキップは!- 知風自由詩506-12-16
マリンちゃんは夕べ- しゃしゃ ...自由詩506-12-14
砂時計- 明日殻笑 ...自由詩5*06-12-13
アルシュレッタ- 松本 卓 ...自由詩506-12-11
ごほうびをください- lazy自由詩10*06-12-11
可惜夜- 落合朱美自由詩28*06-12-10
そえひわ- 砂木自由詩14*06-12-9
線香花火して死のう- しゃしゃ ...自由詩1206-12-8
彼のこと- ________自由詩5*06-12-7
ジャングルジムのてっぺんから- しゃしゃ ...自由詩1106-12-6
連鎖地獄で修行は続く。- もののあ ...自由詩13*06-12-6
はつ雪の、舞う- Rin K自由詩32*06-12-6
ジョニーの前世- しゃしゃ ...自由詩706-12-4
発熱の夜- 月夜野自由詩10*06-11-28
向かいのビルへ行って死のう- しゃしゃ ...自由詩1506-11-25
スウィーツの恋人- 橘のの自由詩206-11-23
俺のここが馬鹿だったベストテン- しゃしゃ ...自由詩506-11-17
いつかお姫様が- しゃしゃ ...自由詩1306-11-13
レッド・ツェッペリン聞いて死のう- しゃしゃ ...自由詩1306-11-10
ジョニーと草野球- しゃしゃ ...自由詩706-11-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19