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今夜のピザトーストは
なかなかの出来だったので
また作ると決めた
立ち寄った電気屋で見た大画面
プラズマテレビ47型
くすんでなくてきれいだった
うちのリビングには37型かな
448,0 ....
警察署や
病院の廊下でかぐ
カレーやどんぶりものなどの
店屋もんの匂いって
なんであんなにいい匂いなんだろう
毎回
おんなじ匂いだから
それを食しているであろ ....
鴉を一度に十羽眠らせ
ごみ捨て場の連なる通りへと
傘をさして歩いてゆく
手をたたけば眠りはさめて
他の十羽が眠りだす
食事はたくさんあるのだから
あせらなくてもいいのだ ....
寂しさや悲しさや暗さのどん底にある人に届くのは歌だけではないのか。詩だけではないのか。悲しみの底に寄り添えるのはうただけではないのか。声だけではないのか。悲しみの人に寄り添えるのは悲しみの人だけではな ....
>>さて、ところで詩の余白ということに最初に着眼した方は1900年に活躍した詩人のマラルメさんらしいのです。
と前回「視覚詩と北園克衛 (と私の好きな視覚詩)について」の中で書いてからはや2ヶ月 ....
グラジオラス バブル
どこへでもいけると言いながら
壊れそうに撫でている
雨の音がある
日々の音がある
受けとめる
グラジオラス バブル
グラジオラス レベル
....
さよなら
とんがった優しさが
ふっている
まぶしいと言う
ブラインドの角度をさだめて
すきまから泳ぎだす朝
深く愛したものなど まだ
なかったけれど
よごれた壁の上に
....
哀しがったのは
空が青いのに
この鉄筋の谷間が静か過ぎて
洗濯物と
ベランダの布団がゆれているだけだから
吉原の遊女になんかなったつもりで
煙草をふかしていた
ほんとうに
どうしよ ....
黒く巨きな鳩が
鴉の頭を踏みつけていた
鴉は言った
おまえのやりたいことをやれよ
鳩は
そうした
鏡に映らない羽が
わたしの横をすぎていった
....
椅子を差し出されるのが私の存在なのであった
笑われるのが私の存在なのであった
名前を呼ばれるのが私の存在なのであった
振り返られるのが
盗み見されるのが
聞かれるのが
妬まれるのが
叩か ....
救われようとしているのだろうか
言葉を使ったり
遮断したり
歌を思い出したりして
救われようとしているつもりなのだろうか
あるいは
同じところをぐるぐると行ったり来たりしているだけで
....
夏が終わる頃を想い出していた
激しい太陽に
手を伸ばすだけ伸ばし
何もかも疲れきって
もう終わりだと
呟く
9月ごろの
冬は
雨の温度で終わりを知る
目に浮ぶのは
人知れず生き ....
おお おれは金が好物さ
資本主義シャなんだよ
銭っこくれりゃ 小躍りするよ
なたり〜ってな
ナタリーってのはダレだい?
くだらない詩が大好きさ
にひリストなんだよ
もっともっと
具 ....
ずずずずずいっと
斜めに引かれた横断歩道
白線だけ踏むつもりが歩幅が合わずに
ばらけた足取り
歩道橋はいまや展望台になってしまった
たわみながら支える柱には呪いの糞文学
その群雲みたいな走書きが冷ま ....
五本木を自転車でかけずり回って
カップ入りの感情を手にいれる
よく晴れた午後にカップを持って土手に出かける
友達とサッカーしたり、かけっこしたり
たくさんの名無しさんたちが散歩してるのが見える
それは ....
オン オフ オン オフ オン オフ オン オフ オン オフ
オン オフ オン オフ オン オフ オン オフ オン オフ
オン オフ オン オフ オン オフ オン オフ オン オフ
オン オフ オ ....
自分の寝息の音で目を覚ます
確かに呼吸していた
口を開いたままで
もう聞こえない
ずいぶん
永く寝た気がしたのに
車の時計を見ると
十分くらいだった
それが
三回くらい
....
5/27 5:26
from:俺
Sub:俺へ
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屋台いきたいな、あと立ち食
いソバとか、浅草の場外馬券
売場のまわり、おっさんのイ
ンフレが起きてる立飲み居酒
屋で昼間っか ....
毛むくじゃらは寂しがりやなので
いつも人の傍にくる
大きくなるにつれ
子どもになった
子どもの頃の毛むくじゃらは
自分の興味の向くまま
ただ本能で
強さだけは示そうとする
....
きっとめをつむっているうちに
文字はしずかに
みみのよこを抜けて
みずうみのように
空の低い
やさしい墓地のように
まっさらにひろがってゆく だろう
とうめいなかいだんが ....
夏のたかまりのなかで聴いた
あなたの魂の音は
秋のめざめのように
とても澄んでいた
世界のいちばん深いところで
ゆるされてる
そういう色を
していた
草色のゆめのなかに消えるために ....
つまらない話をしよう
結婚ということ
子どもを産み育てるということ
もう少し大人になってから
決断すればよかったのかもしれない
いずれの時にも
後ろ髪引かれる気がし ....
RPGだったはずなのに
雪混じりの弱さは朝になり夜になり
わたしがわたしを指して困ってる
ファニーじゃなくクレイジーなはなし
置いてかれた不味いブラックコーヒーに沈んで
かみさま息の根をとめて
ヒー ....
自転車ですすけた市役所へ行く
白いプラスチックの看板が鎖で吊されていて
わかりやすいね
なんとも。
今日からあなたは日本語です。よろしくお願いいたします。
あー、言われてみたら、 ....
おっぱい
おっぱいぱい
おっぱおっぱ
少し間違えて
おっぴあ
おっぱっぱ
30億のおっぱい
15億のおんな
その中で見つける
2つのおっぱい
おっぱい
おっぱいぱい
....
二人寝は 嫌い。
セックスは、
したい人と
したいときに するもの。
だから、
私が言いたいのは、
したくない人とは
したくない。
....
干からびてゆく金魚を
何の感情も無さそうに眺める
(あぁ、乾いてゆくのだな、と)
ピンクが赤にかわっていく
なぜ苦しむ姿はこんなにも奇麗なのか
(私は私であり、苦しんでいるの ....
ある日の彼女は群青の空気を背にこう言った
嗚呼なんて浅ましいのかそれでも人間か、生きものかと
朝焼けを目に押し充てて奥の神経は焦げつき黒い涙ばかりが
閉じた本の隙間から紙魚 ....
正月も正月でなくなってしまったのは
私がこの会社に勤めだしたからだ
貧乏になってゆくのもその所為なのかもしれない
世間の時間と隔たりのある
折り合いのつかない裏の世界だ
暮れの掃除もしていな ....
ちょっと気軽に
頭が痛いと言っても
誰も
こころから心配しちゃくれない
なら
私は心配してあげよう
喉が痛いと聞いたなら
のど飴をあげよう
風邪薬をあげよう
あげよう
....
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