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変化のなかに

充満する声、声、声、

それは真理とか、

法則だとか、

唯一だとか、とそう呼ばれ

立体を超えた次元に浮かんでいる


いっぱい買ったら気持ちよかろ

 ....
雪が降る

違う顔した同じ声

どこからか

吐き出されて

スタッカートなワルツ

ハミングで踊っている

どこからきて

どこへゆくのか

叙情は叙事に

叙事 ....
冬、このくらいの青い夜

腹痛も心地よく

冷たいハンドルを握る

俺も弱いんだよ

すこし自由に吐き出した

あれは宵の明星か

やさしい気持ちは

はがゆい脱力感と変わ ....
朽ち色づいた

冬野には

朝なのに黄昏れがある

きょういちにち

ひとにはどうでもいいことで

ぼんやり埋められている

すべてが

じぶんに時間を捧げていない

 ....
口笛で群青を歩いてみた

ぼくらはまるで孤独で

きみを愛しているのに

きみを大切にできない

さよならの次にぼくは

観念で0を探していた


憂顔で群青を歩いてみた
 ....
世の中って不思議だね

土もないのに葉っぱが咲いてる

きらめく夜に

月とオリオン、その他の

きょういちにち

清く正しくがんばったから

ひとびとは不思議な家族だね

 ....
人形町でもなく

箱崎でもなく

水天宮のジョナサンにいる

そんな夜のカフェテラス

幸せはどこにあれ

哀しみはそこにあれ

あしたのどこそこで見つけたのさ

人形町で ....
ためいきの

かず

きんもくせいの

かおり

なにかに

あやまるとするか

オレンジの

ひかりやかげ

おさなくて

かげやしない

つんとする

 ....
二十代が終わるときは

なにも響いてこなかったのに

きょう三十代が終わる

なぜか十代さいごのときが

懐かしくなっている

べつに追憶を重ねているわけではない

ただほんと ....
あなたは

誰かにとって

母であり

妻であり

恋人であり

友達であったり

ここは

誰かにとって

日本であり

ポルトガルであり

宇宙であり

 ....
きのうは昼から雨だった

きょうは朝から晴れている

くもひとつない

大通りのよこの公園を歩く

りすが赤い実を両手でもったまま

地べたに垂れた枝をするするとのぼった

いつも思う

アメリカの空 ....
彼女の晩年は

ほんにんの生き恥をさらすものだった

ひとに気を使わせては

かげではひどく落ち込んで

それには素直になれずに

しかし正直すぎるように生きていた


がん ....
ピアノだけの旋律

水滴のような

誰もいない午後の食卓

いつもと変わらない、

でも変化している風景

かなしみがひかる

十一月、朝の日射しほどの

一瞬の

子 ....
そうだ、中三のとき

愛について、いつも考えていた

こころの灯、なんて題名つけて

愛について、ノートまでつけていた

母が死んで整理していたら

耕太郎関係、って書いた段ボール ....
お盆のあいだ日本は停止する

仕事もなさそうだから

三日連続でゴルフをした

二日目なんかはワンハーフ

汗だくになって

朦朧としながら

芝生のぬるい匂いをかぎながら
 ....
付き合うだろうな、が

付き合ってしまえば

別れるんだろうな、になってしまう

いつものことだから

せつなく楽しむ術も身につけた


高速道路

よく冷えた車内

F ....
空を切る

豊かな梢

水色が蒼くて

空が悲しんだ


母のわだち

面影は

追いこす光


空を切る

豊かな梢

水色が蒼くて

空が悲しんだ
きみのはだけた地図を

わしづかみして

通ったおとこたちを

ミキサーにかけたのだ


はやく爆ぜろ

たましいを

すりあわせていた

もうすぐ何処からか

鈴の ....
くちびるの割れ目に

見えない期待の舌を這わせる

おいらの裸のうえで

おまえの素肌がとぐろを巻く


モンローが

白黒の肉を

壁に塗った


くちびるの割れ目に ....
二年ぶりの胸は

耳たぶのようだった

巨大化した耳たぶ

快楽の跳ね返りのない


むかし助手席から

蹴りだされたおんなは

蕎麦屋で落ち合ったあと

部屋に誘ってき ....
アジアのどこかで

果実や肉の汁で汚れた

だだっ広い路地で

ひとびとは

収益とコストの差額のために

昼間のすべてと

夜の半分の時間を生活している


ビジネスを終えて

夜の街をうろついた
 ....
つめたい湯につかる

それが

湯であった痕跡は

柔肉や

匂いで感じられる

追いだきは

追憶に似ている

それが

かつて湯であったこと

エネルギーの再現 ....
梅雨どきに疲れがでるんだなんて

あなたはやっぱり年をとったんだね

地球がうまく見えないんだなんて

ちょっと余裕なさすぎなんじゃない


かんぺきな芸術

あとだしジャンケン ....
ドラマで

そんなセリフがあったのだろう

次男が

階段ごしに質問してきた

気のきいた答えでも言えれば

良かったのだが

ぼくは

じぶんの頭のうえに手をかざして
 ....
正でも負でもない0

0は虚数のようなものだ

実存から自由な

観念とは

0や虚数のようなものだ


ぼくはきょう

あるひとが美しいことを

発見したんだ


 ....
16のころ読んだ

大江健三郎の小説を

古本屋で文庫で百円で買った

道を渡った喫茶店で

39の俺が読んだ・・・


墜落する物体を見る興奮

幻のように確かな手触り
 ....
ぼくらには

見えないことがたくさんあって

想像力で

いままでの経験で

それを

埋め合わせしたりしている

否、

じぶんの器でしか

それを

埋め合わせ ....
五月の夜の街道は

緑の風の香りする

きのう遅くにつけた香水


藍の影絵に、

刹那な、微小な

罪びとまえの姿形


五月の夜の街道は

緑の風の香りする

 ....
仕事をすませる

いつもよりうたぐり深い目で

ぼくはしばらく町を見つめる


SPに護られた元首は

スイートルームで

やっと一人きりになれた

元首はその役柄を

椅子にかけ、そとを眺めた


 ....
森のなかにそこだけ

ひかりの射す広場があった

森の近くのファミリーたちが

その広場ではよく遊んでいた

ひとつの闇のような森に

どうやってこんな広場が生まれたのか

そ ....
恋月 ぴのさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
樹陰に- 吉岡ペペ ...自由詩209-1-4
ANYWHERE- 吉岡ペペ ...自由詩208-12-17
冬青夜曲- 吉岡ペペ ...自由詩408-12-7
冬野- 吉岡ペペ ...自由詩308-11-26
群青を歩いてみた- 吉岡ペペ ...自由詩608-11-23
月とオリオン- 吉岡ペペ ...自由詩508-11-16
水天宮のジョナサン- 吉岡ペペ ...自由詩308-11-7
あきのかぜ- 吉岡ペペ ...自由詩608-10-8
懐かしくて- 吉岡ペペ ...自由詩608-9-21
誰かにとって- 吉岡ペペ ...自由詩708-9-20
ビルディングと空- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...308-9-13
生き恥をさらす- 吉岡ペペ ...自由詩308-9-7
こんな存在で- 吉岡ペペ ...自由詩208-9-3
愛について- 吉岡ペペ ...自由詩2708-8-28
雲とセミいがい- 吉岡ペペ ...自由詩308-8-16
理不尽なバラッド- 吉岡ペペ ...自由詩308-8-12
空が悲しんだ- 吉岡ペペ ...自由詩808-8-5
- 吉岡ペペ ...自由詩408-7-12
肌の海- 吉岡ペペ ...自由詩108-7-7
耳たぶ- 吉岡ペペ ...自由詩308-6-29
アジアのどこかで- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...108-6-17
僕らはうつろう- 吉岡ペペ ...自由詩408-6-11
地球がうまく見えないんだ- 吉岡ペペ ...自由詩908-6-4
じぶんて何処にあるの- 吉岡ペペ ...自由詩408-5-31
美しいこと- 吉岡ペペ ...自由詩908-5-28
幻のように確かな手触り- 吉岡ペペ ...自由詩708-5-23
光に思う- 吉岡ペペ ...自由詩708-5-22
五月の香水- 吉岡ペペ ...自由詩1208-5-16
ふしぎな町とふしぎな雲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...408-5-12
五月の虚無- 吉岡ペペ ...自由詩408-5-8

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