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伴う悲しみってもう

行き着く涯なんじゃないかな

神様は私たちが抱え込んでしまった

憧憬も

現実も

音楽も

何もかもを一つ一つほどきながら丁寧に握り潰してゆく

 ....
記憶のほとりに座り

流れてゆく断片を

拾い集めながら暮らす

また空いてるけど

誰かに知って欲しいからじゃない

とつぶやきながら

何をしたいか

見えないから
 ....
不意に
呼吸が苦しくなった
喉元に赤い茨が込み上げて
胸を焼く
どす黒い嫉妬
選ばれる公平と
選ばれない不公平が
黝く全身を侵す
希望などない
このまま息絶えるまで
冷たい褥に横た ....
早朝に起きれば外は曇天、
慢性的な肉身の痛み蘇り
己、胡座かき背筋伸ばし
ゆっくりゆくり瞑目すれば

意識の視界の次第に明るみ 、

遂に今のいよいよ
黄金に充たされ
煌めき溢れ返る ....
歯を抜いてマイナス1
噛み合わない分
噛み合うところで負担して
馬力は8割か9割

失ったものは
帰ってこない
マイナス1のまま
工夫するしかない

マイナス1のことばかり気にかけ ....
素直さのない
夏の熱砂が残す灰、夜想曲の静かさで
降り積もる
森は、夏の温もりになごり
いつか 一つの季節を追いやる
季節風は海の果てに姿をけし
かけ違えられた犠牲の森の彩
見捨 ....
薔薇色の日々を与えてくれて
貴方には心からの感謝を

どうしようにも
憧れすぎて
私は貴方になりたかった

貴方が知りたくて
ボードレールを読んだ
それがきっかけで詩を書き始めた
 ....
いろんなことを知って

今がある


絶望と喜び


いろんなことをやって

今がある



涙とゴール


いろんなことを経て

今私は

詩を描いてよかっ ....
違う心を持った太陽と空と雲

仲良しになったり喧嘩したり

今日の雨は誰が悲しくて泣いているの


光が見えないから太陽さん?


青が見えないから空さん


二人に意地悪し ....
そこを避けて着水しなくては/


かなって夕日の沈む頃に合わせるかのように操縦士だけの小型機が墜ちた/燃料は使い切るだけを飛行したはずなのに静かに知られずに海でもえて・/夜空への祈りのように最後 ....
もぐもぐ、もぐもぐ、はたして
そんな音が聞こえるのかどうかは
世間的に問題にならない
たぶん、ごはんを食べるとかそういったイメージ

さして食欲もない昼の食事は
きっともぐもぐとい ....
{引用=
青い水面に溶けこんでいる。陶酔。逆さまになったふたりの不定形。ぼくらの身体はまるで揺らめく塔のように、どこまでもながく伸びてゆくように、そのうねりをいつまでも繰りかえしてゆく。それは途方も ....
葬送の夕も誕生の朝も
照らし出す青の余韻
味わいながら
また更けいく時刻み込まれ

只 死者からの
グッド・バイだけ
聴こえて

始まるんだろう、
燃え盛る美しい和音を
奏で重ね ....
現実は
私を疲れさせる
作り笑いを引っ込めて
素に戻る
良く喋るひとは嫌いだ
一緒にいるなら
沈黙が心地好いひとがいい

気がつけば
夢想して微笑んでる私は
此処に存在してない
 ....
マウントの連続
嫌気がさして耳を塞ぎたい
いつの間にか噛み締めてる歯
パキっと音がして竹のように割れた
まだマウントは続いてる
崩壊する口内

澄んだ鳥の鳴き声を聞かせて
この耳を覆っ ....
私は
美貌に恵まれず
おんなとしては不出来だ
男に負けたくないと
一生懸命
牙を研いだ

いつの間に
おんなになってしまったのだろう
なぜ、
男ばかりを好きになるのだろう
魂に性 ....
私の眼に映る世界は
いつも美しくて
どんなに残酷か知ってはいても
やっぱり美しくて
日々、泣きたくなってしまう

希望
それは死ぬ直前にすらある
役割を終えた安心と
やるだけやった満 ....
円を描き力動し続け
重ね重ね繰り返し
意志し自由に身を委ね
私の意識の向かいから
また内側から溢れる如く
黄金に充たされ光り輝き
ながら思考運動いつしか
縦刻み不断に打刻され 
    ....
君を書かないよ

すでに詩なのだから

君を変えないよ

すでに風なのだから

君を思わないよ


できるわけがないじゃないか

今日も見上げるよ

空の白い雲のあたり
 ....
花びらちぎっってどうするの

あなたのその手の中の花

まだ  風の中で揺れていたかった

あなたの恋の行方とは関係のない命
なのに

花びらちぎってどうするの

命をちぎってど ....
階段を登りきるともう

下りの螺旋階段

今度はどんな命をいただくのだろう けれど

本当は本当を言って良いのなら


永遠の量両翼が望みです

もしもその価値が私にないのなら
 ....
我は行く そこに道ある故に

世は無常 人は誰もがいつか消えゆく塵芥
凡庸低俗な人間から、凡庸低俗を教わる

廃品回収 路上に捨てられたスクラップ
凡庸低俗な歌から、凡庸低俗な表現を教わる ....
物足りないまま夜が終わる
義務感がため息をついて
孤立している
今日も明日も繰り返すだろう
しらけた朝に目を閉じる
瞼の裏側
毛細血管の色彩が
生活を急かす

これでいいのか
答え ....
怖いのでしょう?
裏切られたら
致命傷になってしまうから
ひとのこころが容易く変わることを
知っているから
信じられないのでしょう?
優しく寄り添ってくれて
傷つけないひとがいることを
 ....
あの夏の日から時間の止まり 
朝霧晴れた今日の一瞬の開けに織り込まれ
たけし起きろ森へ行くぞと兄からの柔らかな呼び声
遠い道程の時の運びを遡行し眼前に響き拡がりつ
兄に導かれ入り込んだ森の木々 ....
心ころころ石っころ


いしっころには心はあるか

せめても言葉を知ってくれ

淋しいかなしい聴いてくれ

心ころころい石っころ

石っころ一つポケットに入れて

せめても少 ....
心の中の晩秋は

村雨ばかりの降りしきる

そこへ私は土足で立ち尽くし

自らを裏切り続けている



悲み屋の通り道で
一等悲しいラブストーリーを

けれどいつまでも訪れず ....
枯葉鳴る頃
私はあなた方に会いに行く
今度は
“わかば”とワンカップを忘れずに
お母さんには昔のお菓子を
フラレた話とかフラレた話とかフラレた話とか
一人暮らしを始めた話とか
たくさん話 ....
その年の秋も、あちらこちらへ様々の波紋を投げ掛けながら冬へと育っていった。

東京のような雑多なるつぼにあっても例外ではなかった。

かの都会の片隅、聞こえよく庶民の人情が息づいているなどと言 ....
わあ、と言って
吸い寄せられるように
金木犀
ぼくはきみの頸を見つめた

仄かに香り立つのがいい
近寄りすぎれば
キツイ臭いになる
ぼくと頸の距離を思う

振り返ったら
光が溢れ ....
田中宏輔2さんの自由詩おすすめリスト(496)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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花占い__もっぷ- 梅昆布茶 ...自由詩525-10-17
廃屋___蒼風薫- 梅昆布茶 ...自由詩325-10-17
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あいのこ- りつ自由詩6*25-10-16
秋、帰る_蒼風薫- 梅昆布茶 ...自由詩525-10-16
金木犀- 自由詩7*25-10-16

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