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まるで涙の川ね
 ルイ、リバー

わたしの胸に、
水音がせせらぐ

白い河原と、
仄かなことばが残した
透明な軌跡

ひとり、
揺らめく水に姿を映し、
零した、
 哀しみの、 ....
鎮まる夜の静寂に
隙間のすぅうと
空き開き 、
奥まりいく
明るむ半月の照り返し
やはらかちかく
息を殺し潜むもの
息を潜め吹き返し出し

だれ?なに?
問えば 、

アナタの ....
目覚める
 と、
ここは深夜の密林

灯火に浮かぶダイニングバー

戦闘服のジェシカが店で
バナ・ナンカを刻む

よく切れる
薄刃包丁を手に、
ジェシカが正義を振り下ろす

 ....
  〇


きのう、友だちと水死体について話していたのだけれど、水死はかなり苦しいから、水死はしたくないなと言ったのだけれど、ヴァージニア・ウルフは入水自殺だった。ジョン・べリマンも入水自殺 ....
8月の終わり
空の雲は秋の形で
風に吹かれている
それでも僕ら
サンダル履いている
アイスクリームで
身体を冷やしている

今の暑さも
じきに冷めていくから
ふたりの熱量に
そっ ....
今夜来るの迎えに来るの
私を食べにさらいに来るの
愛してるから怖くないよ
ただ待ってるだけもつまらない
だから歌うねこの歌を
ただの獣婚の歌を
やって来るのはオオカミ、シマウマ
サモエド ....
巨大などろどろのうねりのなか
掻き分け泳ぎ進みいく
意識の私の
巨大な生きものに覆われ含まれ
吐き出されては呑み込まれていく
繰り返しの渦中にこそ
意識の自分の息衝き在りと
巨大なうねり ....
良縁に恵まれた妹よ
おまえはどんな歌を歌って
きたのか

早逝した弟よ
おまえはどんな歌を歌って
きたのか

故郷に帰った恋人よ
きみはどんな歌を歌って
きたのか

運 ....
挿し木をひとつ
もらいました

軍手をはめて

小さな鉢に

土をもり

水をかけてくれました

コンビニの
ビニール袋で
包み

揺れないように

持ち帰り
カーテン越しに置き ....
交番の横

公衆電話ボックスの中で涙まみれ

お巡りさんは私を見て見ないふり

勝手な言い分と怒りを

優しく宥めてくれた人

救いあげて走らせる白い車

夜中の阪神高速はオレ ....
血筋が守ってくれる
才能と鍛錬が守ってくれる
ふたつの光
ぶつかり合い
影をつくる

闇に転じて
地面を這い
それでも
内側にある
光は漏れて

輝く
ふたつの光
一瞬の幻 ....
眠い。

眠い。

意識が朦朧としてしまい
世界がどんどん小さくなり

私だけが取り残されて

星は手の届かない彼方へ
 
 
2025.08.30
書けば伝わるよ
やーさんに、キチ〇イに
伝わらないほうがいいか

伝えてどうしたい
わからせたい、ひいては
相手の行動の変容を

しかしもうわかったが
他人は変わらない
人の話も聞 ....
終わり際の瞬間、
死んだ思考の生き始め
脳髄の周りを廻り
するりするりと
力動と化し解き放たれ

神々の想い込められた
魂の愛の力に貫かれ

呼吸が止まり意識の宙へ
無限に拡がりゆ ....
                          茫妄と
夜世界は影を映し出し
          街には至るところ霊の溜まり場所がある

                      ....
頭の中には蝋燭が一本点いているだけのような
どこにも居るような朝である
カーテンは閉められていて
遠い所から立ち寄った風が時折揺らす
時間がありすぎて、たちくらみするような感覚
どこか手術台 ....
数日前に茹でてタッパーに詰め込んだ、冷たいそうめんをとりだして食す。もうだいぶ硬くなっているほそい面、たいぶ新鮮味のなくなっている細かく刻んだネギ、ふにやふにゃの刻み海苔、氷を入れてかなり味のうすくな .... きっと もう来てるけれど

秋の気配を 

まだ感じさせないで

職場へ向かう道すがら

広い空地は雑草の森

鈴虫合唱が右側から覆ってくる

自転車のスピードを上げてすり抜け ....
僕は自分で自分をつぶしてしまうだろう
社会というものが押しつぶす前に
そこから逃れる術を知りながら
がんじがらめに縛りつけ
首を絞める

だから今のうちに言っておこう
落ち着いて景色を眺 ....
  〇


ぽつぽつ、と、将棋盤が降ってきた。と思う間もなく、将棋盤が激しく降り出した。じゃじゃ降りの将棋盤のなか、道に溜まった将棋盤を一つまたいだ。街中が将棋盤に濡れて、びしょびしょだった ....
四萬
  それチーね。

雀卓を囲めば深夜放送から流れてくる埠頭の風

東雲の左手には北の兄貴が居座り考え込んでいる

兄貴はいつも遅くて牌をなかなか手放さない

結果的にはカモ ....
恋愛ものムービーを見せて
観たアッフリカ部族の人に
感想聞いてみたならば、

あの人たちの食ってたランチが美味しそうだった
と一言 、

何だか理由も分からず可笑しくて
僕も彼女も互い ....
{引用=
青い青い水面に溶けこんでゆく、
眩暈、
ふたりの抱擁、
時計の長短針が、
零からいきなり三十になったように、
逆さまにはっきりと映りこむ、
ふたりの不定形、
まるで半透明のゼ ....
一羽だけおどけてるような
他のみんなが笑ってる
次の日はいなかった
次の日も
それからずっといなかった
風を誘い夜を酔わせて
瞬く余韻に溶けるもの
溶けて蕩けて目醒めては

熱気の空から降り頻る
雨 、

むっと時を淀ませ刻み込み
あの御巣鷹の空からすら
ひとひと哀しみ只々麻痺させ
 ....
詩の評価
かなり良く書けてますね
ええそうですか
ありがとうございます
そんな会話が

良く書けていると言えるためには
傷がないことが必要だ
完璧が望ましい

森のこんもりとした様 ....
コンコン、と
ノックはするけど

返事もしないうちに
入ってくるママ

机の上に
紅茶とお菓子を置いて

口をあけて
パクパク、パクパク

何を言ってるのか ....
誰が言ったか知らないが
 言われてみればそんな気がする

            森田一義

  ※    ※    ※

女は言った。薔薇よりもあのマンションの方が良かったわ。と、
 ....
郊外に
佇み居る
きりすとさん
白銀の輝き帯びる
出で立ちにて、

今宵を照らし出し
いよいよ真白く微笑む満月の
太陽に自らを委ね明け渡す折図り
夜明けの空海✠から地平に沈み
濃密 ....
現代詩フォーラムはポエマーの拠り所だ。
恋愛から憧れ
失恋から失礼から怒りから吐き捨て
肩肘張らないなんでもありで
自由です。それは
ポエム・ド・メリー夢みる詩
にも
して現代詩 ....
鏡文志さんの自由詩おすすめリスト(189)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ルイ、リバー- atsuchan69自由詩18*25-9-6
サンセット/あんさぁ- ひだかた ...自由詩6*25-9-1
ジェシカのまな板- atsuchan69自由詩16*25-9-1
I_FEEL_FOR_YOU。- 田中宏輔自由詩11*25-9-1
8月の終わり- 自由詩9*25-8-31
獣婚- 降墨睨白 ...自由詩3*25-8-31
えーてるたい- ひだかた ...自由詩12*25-8-31
人は誰でも歌を歌う- 室町 礼自由詩9*25-8-31
帰省。- wc自由詩17*25-8-31
海影- 花野誉自由詩13*25-8-30
輝度- 自由詩9*25-8-30
眠い- 足立らど ...自由詩6*25-8-30
荒廃状態- りゅうさ ...自由詩5*25-8-30
To_Here_Knows_When- ひだかた ...自由詩725-8-29
霧子の朝に、の覚え書き- 洗貝新自由詩14*25-8-29
忙殺された日々がめくられて- 山人自由詩10*25-8-28
夏の鮮度- 本田憲嵩自由詩1525-8-27
まだ、夏の中で- 花野誉自由詩13*25-8-26
つぶれそうになったら- 自由詩8*25-8-26
LIVING_IN_THE_MATERIAL_WORLD。- 田中宏輔自由詩14*25-8-25
チーポンリーチツモ満貫- 洗貝新自由詩9+*25-8-16
夕焼け小焼け、休みの日に- ひだかた ...自由詩8*25-8-16
水精Ⅳ、或いは海月Ⅱ、- 本田憲嵩自由詩1625-8-16
- 降墨睨白 ...自由詩4*25-8-13
さがうしお- ひだかた ...自由詩725-8-12
善く書けている- 杉原詠二 ...自由詩2*25-8-11
虫。- 田中宏輔自由詩12*25-8-11
我々は薔薇に興味がない- 降墨睨白 ...自由詩8*25-8-10
サンバースト- ひだかた ...自由詩725-8-9
カネと女に狂った爺が言うよ- 洗貝新自由詩6*25-8-9

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