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雨に濡れて生きたいと思い

散る花をみて死にたいと思い

雨に濡れて死にたいと思い

散る花をみて生きたいと思い

海をみて死にたいと思い

海をみて生きたいと思い


結局 ....
七日目の夕暮れ
悲しみの中身は今だあなたへの切願なる想い
大切にしてきた海の滴が
少しづつ込み上げて重ねた後の唇を辿り
瞬きという時に忘失を委ねていた
 
いつも夕立が来たら虹を見る
そ ....
水平線から昇る太陽を
水平線に沈む太陽を
見たいと思い始めて
何年経っただろう

何度も何度も
チャレンジし
そのたび雲が
じゃましたよ

あと数時間
迎えに来るまで
仮眠して ....
過ぎ去りし者

いたずらに口を開く

巨大な顎に砕かれた

鈴の記憶

役所の床で寝そべった

サフランの花は

風との摩擦で

わずかなエネルギーを蓄え

静かに明る ....
貴方の心に玩ばれて
思うように操られて

それでも耐えてきた
貴方との消せない枷

選ぶことはできない
貴方との消せない柵

私は貴方じゃないと
貴方は気付かないで  ....
夕焼け
飛行機雲が
空を漂っていた
他の雲はなにもなく
飛行機雲だけが
白い反物ように漂っていた

綺麗 自然と呟いていた
二つの飛行機雲がまるで天使の羽に見えた
まるで空はキャン ....
いつまでも
笑っていて下さい
たとえ離れていても
同じ空の下ですから
冷たい雨に打たれて
どこかサビてしまったようだ
水漏れが止まらない
この{ルビ記憶装置=メモリー}は
誰のもの?

デスクトップも雨
スクリーンセイバーも雨
水漏れは止まらない
ショ ....
君の使っていた香水を買ってみた

香りは忘れてしまったけど

名前は覚えていたよ

リメンバー・ミー

Remember Me


手首に少し付けてみると

君の香りが甦る
 ....
空の真下に
わたしが横たわっていて
それを軸として
せかいは逆転する


からだは
しょうじきに
毎晩 順に
剥がれていくのに
すきまは
どこまでも積み重なっていく
輪郭ばかり ....
あの日
天を焦す夕暮れを見届け
失われゆく影とともに消えた声

それは他ならぬ 愛しい者達の声であり
嬌声 あるいは銃声を轟かせ
今も我らを悼むのだ

目を閉じ
耳を澄まし
拠 ....
君に伝えたいことを
ぼんやりと思い出していたら

冷たいペットボトルが
置きっぱなしのまま汗を噴いて
机の上
書きかけの手紙が
濡れてしまった

こんなことで
泣いてもいい ....
私は足音だけであなただとわかります。

いつも君の足音はやさしくて・・・
とにかくすべてがやさしくて。

だけど、この日は違ったの。
いつもの音と違ったの。
まるで、あなたじゃないよう・ ....
風に乗って

誰かの泣く声がする

かけよって抱きしめてあげたいけど

姿が見えない

どこにいるのかわからない



何が哀しいのか

何が辛いのか

胸が締め付け ....
透明な物がほしいと思った
そこに私のなにかをつめこんで
光に透かしてみる

有機的ななにかがそこには
在って

遠い昔の約束とか

        忘れた言葉

         ....
僕の猫しりませんか
行方不明です
指名手配にします
探してください
どこへいったのでしょう
わかりません
どうしていなくなったのでしょう
わかりません
僕が何かをしっていそうです
そ ....
帰り道

空にまんまるお月様

冷たい風が冬を知らせる

いつまでも

季節が変わらないわけないじゃないと

つんとして月が笑う



でもね

ごらん

冬には ....
めをとじて
いない いない

でも いないことを まだ
かくにんしたくない

せんしゅうの おわり
あなたと あって
こんしゅうの おわり

めを とじて
いない いない

 ....
紺色の空
今宵の月
雲の{ルビ山脈=やまなみ}
今宵の月
メープルシロップかけて
食べてしまいたい
まぁるい まぁるい
今宵の月
おつきさまの笑みは
かつてのヒトに似ている
硝子のようで
わた菓子のようで
かつてのヒトに似ている

君はおつきさまになりたいと
一度だって言ったことはなかったけど
ずぅっとこうして
 ....
当たり前の言葉を
不自然な横顔にうつして
歩いていったあの場所は
瞬く間に消えていった

君と重ねた時間
君と積んだ記憶
君と求めた価値

雨が降る前に
ゆっくりと逆流した

 ....
内から外へ
広がる気持ちの真ん中へ
水色のレンズをつけたまま
私は一人で立ち尽くす

うらうらとつもった心のチリを
動かせる事のない
非力な自分

描く放物線も心なしか弱く

そ ....
ぽっかり空いたこころの穴に

いつのまにか小さな庭ができ

そこに小さな花が咲きました



どこからか風に乗って

種が飛んできたのでしょう

知らない間に芽を出して

 ....
流れることなくとどまる水が濁るように
不死になったら濁ってしまうのだろう
永遠の愛はどうだ?
とどまるものが永遠か?
ちがう
永遠の愛は愛の雨を降らし
愛の川を流れて愛の海へ辿り付き
そ ....
交錯する光の網に掬われたわたしは

空へ逃れるために

翼を広げてみたけれど

光が見せるイリュージョンにさらされて

わたしのゴーストはそれをしない
夕暮れ 公園 ブランコ

風に 揺れる 音

僕の 隣 揺れて

君の 笑顔 見惚れ

ただ 見詰め 2人

そして 流れる 時間。



奏でるは 恋の前奏協奏曲。

 ....
青空よ
無垢な雲よ
森よ 海よ
遠くをめざせ
心のみ知る目的地へ

鳥よ
忘れないで
空に果てる その日まで
清く果てなき飛翔を
清く果てなき飛翔を
……
グラジオラスには
夏が咲き
雲なく晴れて
風もなし
夢はほのかに
午后の空

盆ちょうちんの
夏かがり
遠き耳に
海は果て
夢はさかりに
夕の風

青きトマトに
古き恋
 ....
真昼の空に白い月
青い空の白い月
それはみえないけれど
そこにある幸せ
天の川まで
こぎ出でてみよう
この街が
世の中が
どういうふうに見えてるのか

あなたの願いが叶うように
流れ星を連れに行こう
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