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通り雨の向こうから
まだ乾かぬアスファルトが
ほのかに熱を吐き出している

水没したゲーム機は沈黙のまま
ふっかつのじゅもんを探して

夏の名残りを抱えたまま
秋は遠い雲の端に佇む
 ....
ミモザの美しい頃に
父さんと手を繋いで
理由も知らず
バス停まで歩いたことは

覚えてるわけもない
わたしは二歳

父さんのの掌はきっと
わたしの小さな手に
この世で他には見つけら ....
わたしたちがfeedされているうちに
すべての季節が終わり
逆剥けの夜がやってきた
両面が【YES】のカード

何もやっていない、とあなたは言う
あさ、カーテンの向こうが白む時間が
日々、遅くなって来る

削れない想いを削りながら
生きている気がする
海がみせてくれた芸術を超えた芸術を
心の底に飾りながら生きている

メ ....
喉が静かに萎れてる
瞼がおもたく透けている
わたしは岩背を踏みしめて
裾野の灯りに目を凝らす
冷たいあなたの肌を撫で
しなだれながら 咲いている

わたしの毛皮は月光を
打ち据え輝くも ....
風に運ばれるその甘さは
孤独な夜をやわらげる
螺旋を描く階段を
昇ってくる気配のようで

街のざわめきは遠くに沈んで
ここでは沈黙を守ることが
唯一の祈りのかたちになる

煙草の灰が ....
夕方、とても冷たい風、ちいさな米穀屋の前の自販機へと缶コーヒーを買いに行く。ガラス製の古びた開き戸には金色に印字されている「米の協栄」(「米の」の部分は小文字、「の」の字の左隣から大文字で「協栄」)、 .... /


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クオリア/クオリア/クオリア/クオリア/
透明な、感情の、
クオリア/クオリア/クオリア/クオリア/
響き渡る、行き過ぎる、
クオリア/クオリア ....
午後11時37分
駅前のタクシー待ちの列に並ぶ

星のない夜空に
ぽつんぽつんと浮かんでくるのは

今日の飲み仲間

いつもの見飽きた赤ら顔
お久しぶりの伊達男
歳をとってもマ ....
秋風が記憶を連れてくる

夢の中の貴方を手離し難く
朝の寝床から起きあがれなくなる

福島駅で別れてから
毎秋そう

別れを告げたのは私だけれど
きっと神様が私を
貴方から遠ざけた ....
なんだろうなぁ
この感情は

分析すると

遠慮
気後れ
申し訳ない
いたたまれない
もっと役に立ちたい
もっと会いたい

帰り道はいつも

なぜか

幸せな気持ち ....
我々は
煮ても焼いても食えない隣人に
面した時に
どうするかを
問われているのだ

見てください
ブルース・リーの
敵を屠った後の表情
切なさ悲しさ
そんなことはできない

愛 ....
犬の名前を並べる、
タロー、ルル、ブンタ、シロ
そのことを悔い、
喉元にキムチの色を塗りつけて、
俺たちは、見つめあった

北の城壁が高く聳えていた
たぶん、高さは、
喉の渇きで測った ....
空で風と恋人になるシャボン玉
風に抱かれて弾けるシャボン玉
風が啼きながら飛んで行く
空に溶けた香りを追って

シャボン玉の魂を預かった妖精
陽の匂いを挟んだ花が咲く
風が匂いをかぎなが ....
午前九時
輝度は安定

明るい窓際だから
素直な態度で
見え透いた嘘をつこう

(大丈夫、もう許したから。)

明日は約束の日
恨みを隠して
花はきっと咲かない

雲一つ足り ....
言葉にしなけりゃ分からない
気持ちを弄び滅んでゆく
喧嘩をしたことがなくても
ただ相手がいなかっただけ
褒められたことがなくても
また愛想笑いしなかっただけ
未完成で良いのに
密室を作り ....
猫が
さわがしくて
あたし
朝っぱらから
ざわざわする
あたし
窓を開けて
空を見上げる

はだかの感性が
ひらひらと
すきとおる赤色で舞っている
空気がびりびりして緊 ....
弥生 陽さんの自由詩おすすめリスト(77)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
リセットボタン、ぽちっ- 青の群れ自由詩725-10-1
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両面がYESのカード- はるな自由詩525-9-30
カーテン- 秋葉竹自由詩525-9-30
ステラ・アルピナ- みぎめ  ...自由詩625-9-29
金木犀- 青の群れ自由詩1325-9-29
栄影- 本田憲嵩自由詩1125-9-29
クオリア//- ねことら自由詩225-9-27
あかり- 夏井椋也自由詩9*25-9-27
秋影- 花野誉自由詩14*25-9-22
子心- 花野誉自由詩16*25-9-11
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犬の名前- atsuchan69自由詩24*25-7-1
アリウムの妖精- 丘白月自由詩220-4-6
植木鉢- TwoRivers自由詩5*20-4-5
人見知りの詩- ミナト ...自由詩120-4-2
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