すべてのおすすめ
言葉は時計の針みたいにぐるぐる回って
心が真ん中で立ち尽くしている
箒で払った箒星
何もない暗闇で目を覚ますのを待つ
月の銀のような肌
火のような赤い情炎
水のように流れる時に
木のように硬い芯にときめき
金より眩しい時に
土のように吸い込む愛に
日より熱く、空より高く
良いか悪いかではなく良いか嫌かしか無くない?嫌な事が最近どしゃぶりで辛過ぎた。願いは叶わなくて良い。ただ平和を求めたのに、人はねたみうらみつらみ。嫌なので関わらないでください。言葉を発する前に私はどし ....
体は大事にしなくちゃならない
お金は蓄え増やさなきゃならない
だからたばこは吸わないし
かさぶたの方がきっと安上がりだ
便利な言葉が飽和して
よく分からなくなっていく
だからたばこは吸わな ....
不意に
呼吸が苦しくなった
喉元に赤い茨が込み上げて
胸を焼く
どす黒い嫉妬
選ばれる公平と
選ばれない不公平が
黝く全身を侵す
希望などない
このまま息絶えるまで
冷たい褥に横た ....
後悔する事はたくさんあって、
自分の存在、それそのものが下らないと感じる。
自分にできたのは、児戯に等しい、愚にもつかない事ばかりだ。
たくさんの人で混み合った空間を孤独に感じる。
存 ....
新しいスタートから
1年
新しい場所での暮らしも
1年
今の心地よい暮らしは
以前の私からは
想像できない世界
時には
思いきって
恐れの中にとびこんでみ ....
君がいなくなった部屋で
休む為に独り体を横たえる。
孤独の為に体を横たえる。
どちらが本当か確かめに行く。
人肌寒く吹く風と
舞い踊る枯れ葉にキスをする
そんな赤茶けた土の上
数羽のカラス
袋啄みて中のゴミ荒らす
それを見ていた鳩
首を傾げて見つめてる
電言柱の雀たちも
遠巻きに見下 ....
歯を抜いてマイナス1
噛み合わない分
噛み合うところで負担して
馬力は8割か9割
失ったものは
帰ってこない
マイナス1のまま
工夫するしかない
マイナス1のことばかり気にかけ ....
素直さのない
夏の熱砂が残す灰、夜想曲の静かさで
降り積もる
森は、夏の温もりになごり
いつか 一つの季節を追いやる
季節風は海の果てに姿をけし
かけ違えられた犠牲の森の彩
見捨 ....
薔薇色の日々を与えてくれて
貴方には心からの感謝を
どうしようにも
憧れすぎて
私は貴方になりたかった
貴方が知りたくて
ボードレールを読んだ
それがきっかけで詩を書き始めた
....
ポエムはこういうタイトルでいいよね
ほっこりするから
せっかくのホリデーなのに
模試とか世の中狂ってる
昨日見た灰色のかわいいポケモン
名前はなんて言う ....
薄く白みがかった雲という雲の覆った、町でした、
ここはとても広く、狭く、
町と町は記号的に隔てられているだけだから、それは町という単位で、
あるいはそれぞれが固有の生き物のように、存在してい ....
行方不明になりたい
雪が降るだけで
明るい白になった
時々思うね
あの日
カーステレオから聞こえたグルーヴ
夏休みの初日
手のひらから溢れていく
意地悪 さよなら 憧れ
グループ 二人 一人 またそして
太陽 雨 自動販売機 コンビニのアイ ....
溝川(どぶがは)の底のヘドロから鬱勃と湧き上がるメタンガスの気泡が水面でぽっぽっと破裂する音のやうに
思念は私といふ名のヘドロから鬱勃と湧くメタンガスの気泡であって、
思念は五蘊場で幽かな音を発し ....
ピンポーン
玄関に出ると
大きな小包を抱えた
宅急便のお兄さん
実家から届いた
その箱を
玉手箱を開けるように
ワクワクしながら
開けると
なんだか
な ....
君を書かないよ
すでに詩なのだから
君を変えないよ
すでに風なのだから
君を思わないよ
できるわけがないじゃないか
今日も見上げるよ
空の白い雲のあたり
....
花びらちぎっってどうするの
あなたのその手の中の花
まだ 風の中で揺れていたかった
あなたの恋の行方とは関係のない命
なのに
花びらちぎってどうするの
命をちぎってど ....
あきらめろ
すべてを手放し、忘れ、消し去れ
空になった瞬間
願いは叶う
あきらめるな
あと、一歩、足を伸ばせ
その1ミリ近づいた瞬間
夢がカタチになる
あきらめろ あきらめ ....
秋は夕暮れ
まだまだ明るいと思っていたら
もう空が赤黒くなって
夜はすぐそこ
夜を待ちきれない星が
うっすら顔を出し
月は黄色い光をたたえる
鈴虫が鳴けば
冷やりとした風が吹き ....
もうすぐ冬が来て
冷たい空気が肺の中に
幾つも部屋を作る
秘密を抱えたような
答えを出さないような
そんな曖昧なままの熱が
何故か心地よくて
目覚めた朝に頬擦りをした
靴下みた ....
初めて触れた
それだけでわかった
無垢なところ
君は特別
光を宿してる
その笑顔を
生み出したとき
瞬いて
泣き出したとき
きらり流れたよ
君から受け取ったもの
たくさん
....
平日の遊園地は
あなたの名前なのに
石鹸の金魚は泡になった
トウキビのような匂い
私小説ばかり書いている友人が
家に遊びに来たことがある
余白はどうしているのか聞くと
その問 ....
夢の
蝶が飛ぶ
ひらひらと風に揺られて
悲しいことを
忘れる鱗粉を撒く
夢の蝶が飛ぶ
ふわりひわりと
懐かしいあのひとの
笑顔を思い出す
ひかりの中で
わたしたちは
踊ってる ....
午前4時215分かえるに混ざって
スズメの声を確かに聞いた
隣家のだえかは壁を蹴ったか
3分後には車の音も
走り去った
誰を何を載せて
さよならよりも永遠の 気が ....
責任取ってくれる~?
と聞かれてあまり意味が分からなく
あ、これはプロポーズだったのだと
しかし性交渉があったわけでもない
僕はとんちんかんな答えをした
己の人生の責任を取るのは己だ ....
Aさんは
ぼくよりいくつか歳上の事務員さん。
あれもこれも
うまくできないこのポンコツを、
見放さないでいてくれる。
「こうした方がいいですよ」と、
さりげなくアドバイスをくれる。 ....
山菜採りに出かけた人が
自称詩人に襲われるという事件が
多発している
自称詩人に襲われた人は
みんな両手両足を縛られた状態で
一昼夜自作の自称詩を
耳元で聴かせ続けられるため
精神がおか ....
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