すべてのおすすめ
空が洗われ
陽は真っ直ぐ
ヒマワリを照らす

雨を飲んだ花の道
ナトリウム灯のように並び
集団下校を見下ろす

傘を引きずる子
立ち止まり雨合羽を脱ぐ子

黄色い帽子に
そ ....
枯れ葉の積もる森に
文字の消えた石が
鳥の声を聞く

古代の魂が消えることなく
森の天井にこだまする

胡桃の樹が森の水で
実を作り分け与える

今はもう誰もしらない
森を走 ....
放火犯と宮迫がメインの
クソテレビニュースは
相変わらずクソつまらない

放火事件は頭おかしい奴
(40過ぎで働きもしない奴は
全て頭おかしい奴)の犯行だから
頭おかしい奴を根絶しない限 ....
小学校の教師になる男の多くは
変態に違いない
その考えはずっと変わらない

クソ生意気で煩いガキの面倒なんか
我が子であっても嫌なのに
他人の、しかも
頭悪くて汚ない子供なんか
死んで ....
どうでもいいぢやないか

それは君のくちぐせであり
ぐうぜんにも 君からきいた
さいごのことばでもあつた

ひと月まへ 一緒に飲んで
別れ際にきいた いつものせりふだ
その前に何を ....
ボンヤリ鬱状態でコーヒーを飲みながら、

トーストが焼きあがるのを待つ。

そういう時間を味わうのもオジサンは好きなのである。

不寛容なジジイでいたっていいじゃねえかバカ野郎。

爽 ....
テレビを初め
クソマスコミは
ひと度独裁政権になろうもんなら
豚まん帝国の
ウンコ出そうな声でニュース読む
ウンコおばさんみたいに
原稿通り言われたことを
ただ言うだけの
アレクサ以下 ....
ほら、あの窓から記憶を
覗いてごらんなさい。
風が吹いてカーテンが
まだ、朝早すぎてだれにもふれられていない ひかり を孕んで揺れている。

そこにはかつてあなたの( )があった、と、重たく ....
泣きたいくらい泣けないピコピコナイトに揺らぐネクタイと世俗主義
進歩しない進歩。インポじゃないよ。

ぜんぜんバランスに興味ないペヤングナイトを流れてく黄色いマヨビーム
アナ ザ  マイ   ....
          l'impromptu, révisé un peu


本日の紅茶が美味くない訳は

議論がつまずいた為である

ぼくたちは相変わらず

オトナになれない

 ....
そらみれど どぅん
そらみれど どぅん
猫耳の人々が東屋で会議をしている
かれらは起きている時より
眠っているときのほうが会話が弾む
ニャアぢゃなく尻尾で話をしているのだ
音階の高低を描く ....
登校拒否
これは愉快な現象だ
少なくともそうでない人物にとっては

義務と課せられたことを
しないなんてすごく魅力的だ
僕だけ税金を払わないでいい
とか
僕だけ働かなくてもオーケー
 ....
{引用=
イ短調ロンドの孤独に犬のやうにあくがれて
せつかく育てた{ルビ硝子=がらす}色の{ルビ菫=すみれ}を
ただなつかしく僕は喰ひ尽してしまつた。
失意のかたい陰影を
新緑のプロ ....
濃灰色に、重く雲があって
息苦しいような午前中に
雨がふりだした
傘が咲くだろう ひとはそのひとの人生のために 雨の底を歩いてゆく
歩んだ歩数のおおさ すくなさ おもさ かろさ
かろやかにた ....
目が覚めて一番に 口にした言葉は
くちなし
薫り ゆたかな色彩の白
しずくを 湛えた光沢の葉

無垢を 口にするときの ふるえる くちびる
くちなし
きょういちにち なにを はなすことだ ....
{引用=*筆者より――ちやうどこの時期、十二年書けずにゐた詩作が復活して三ヵ月が経ち、十二年分のマグマの噴出が落ち着いたこともあり、いま読み返すと力が抜けてゐる感があつてそれが良い方にも悪い方にも出て .... 前歯を光モノに替えてやろうと思う
「ピカリ、が眩しいだろ?スズメ
奥歯の歯周ポケットから小銭が溢れだして
それを溶かせばいいだけのお誂えさ
ここだけの話しだけど 」
使えば使うほど ....
{引用=*筆者より――筆者が本フォーラムでの以前のアカウントで投稿した作品はかなりの数になるが、アカウントの抹消に伴ひそれら作品も消去された。細かく言ふと二〇一五年十二月から二〇一七年二月までの間に書 .... はく っ、 りっ

耳を塞ぐと虫の音が耳のなかに響き渡る、鈴虫が皮膚をぞろぞろぞろぞろ這っている。
そも、これは、すずむしか。でも鳴いているだろうが。

り、りりりりっり、りりり
鳴くよ、 ....
映画三本立て

離別〜決別〜惜別〜
(1)
「道」
監督フェデリコ、フェリーニ


(2)
タクシードライバー
監督マーティン、スコセッシ


(3)
…マ ....
【さかくだり】
     
あの懐かしい橋を渡れば
蛙のひしめく道がある
いきものを ころさないように
体が傾むく川下にむかって
足をゆっくりと あるく 

あの懐かしい橋を見下ろせば ....
ある夜
死んでしまつた

畳の上に食べかけの芋がころがつてゐる

その横におれがころがつてゐる

目をとぢることも
ひらくこともできない

お迎へもこない

月の光 ....
聞き取りにくい小さな呟きだったが、それは明らかに残り少ないわたしの寿命を確信させるには充分な囁きだった。
娘の笑い声に眼を覚ました。今日という日が何年の何日なのか、わたしの記憶のなかでは平成の ....
{引用=春の宵

巨人の足あとに水が溜まつてゐる。

ここからは月が近いので自転車で行かう。}


{引用=(二〇一八年四月十八日)}



  昼下がり


どうにもな ....
【 ぽつんとしてる 】

石垣に咲いた たんぽぽ
ぽつんとしている
杉木立の山道で 電柱
つん、と 立つ
ガードレールの下に大きくなれないままの大根の花が 
それでも りっ ....
{引用=*筆者より――筆者が本フォーラムでの以前のアカウントで投稿した作品はかなりの数になるが、アカウントの抹消に伴ひそれら作品も消去された。細かく言ふと二〇一五年十二月から二〇一七年二月までの間に書 .... 金の明かりに照らされた
夜桜のトンネルのした を

屋台の光が金色だ。林檎飴をひからせている。

夜叉か、この、爪、爪を磨いて、
夜桜の香にあてられる、
この手が銀の羽になろうとしている ....
閉じた目をあけたとき
私は一個の月となり
孤独な三日月の
寒さに凍えたのでした

ふるふる震える
突き刺さった星の旗は
悲しみから遠く離れて
無関心なあの丘の上で
風に吹かれ ....
「家族は唐揚げ」
どこからともなく
湧いて出た
その一句
そのしゆんかんから
なにゆえか
俺の心を とらへて離さぬ

幾百万もの言葉があり
百の何乗だかの組合せがある中で
天使 ....
 花瓶の近くに置かれた姉の唇が燃えてゐる。

 うす紫色の炎が小さく上がつてゐて、読んでゐる文庫本に今にも火が移りさうだ。

 目を細めて見ると、表紙に「菜穂子」と書かれてゐた。
 ....
一輪車さんの自由詩おすすめリスト(557)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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北公次- 花形新次自由詩119-7-11
或る友へ- 石村自由詩31*19-7-8
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クソマスコミから国民を守る党(クマ国党)- 花形新次自由詩119-7-7
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真夜中のマヨラー- 末下りょ ...自由詩1*19-6-29
10:38,_cloudy,- 墨晶自由詩6*19-6-27
猫族の村会議- るるりら自由詩6*19-6-24
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模倣- 石村自由詩21*19-6-11
あじさい- 田中修子自由詩17+*19-6-8
きっと_はなせる- るるりら自由詩28*19-6-3
旧作アーカイブ5(二〇一六年四月)- 石村自由詩17*19-5-30
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旧作アーカイブ4(二〇一六年三月)- 石村自由詩21*19-5-16
虫を飼う- 田中修子自由詩7*19-5-16
男たちの別れ(恋愛編)- アラガイ ...自由詩3*19-5-15
くだる- るるりら自由詩16*19-5-8
永遠- 石村自由詩21*19-5-6
環天頂アークの下で- アラガイ ...自由詩12*19-4-30
春の宵_ほか二篇- 石村自由詩22*19-4-28
ある春の日___(二編「ぽつんとしてる」「Anemone_c ...- るるりら自由詩12*19-4-13
旧作アーカイブ3(二〇一六年二月)- 石村自由詩15*19-4-13
うす布- 田中修子自由詩14+19-4-12
ハムエッグの月- 秋葉竹自由詩1019-4-11
家族は唐揚げ- 石村自由詩19*19-4-8
菜穂子- 石村自由詩19*19-4-3

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