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白癬菌を死滅させるために
氷点下の街を
裸足で
「わーっ!」って言いながら走り回った
赤信号だって構わなかった
「わーっ!」って言えば
大丈夫な筈だった

4トントラックと鉢合わせした ....
要は需要と供給の問題であって
買う方が悪いとか
売る方が悪いとか
そんな単純な問題じゃないんだよ
薬だって、身体だってさ

でもね、水虫ジュク夫
おまえの自称詩は別だぞ
そもそも需要が ....
脳が軟らかすぎて
耳と鼻から
流れ出てしまいそうなとき
朝の結露した窓を
人差し指でなぞる

「川」

唯一覚えている文字は
水滴とともに
もっと長い流れになって
やがて消えて行 ....
言葉の連なりによって
生み出される
イメージやリズム

本当の詩人達の
問題意識が
今何処にあるのか
私は知らない
知る能力がない

それは音楽についてもそうだし
絵画についても ....
痒みさえ
気にしなければ
白癬菌を嫌う必要もない
ピロエースなんか要らない

ともすれば
公衆浴場のマットの上を
裸足で歩き回ることで
見知らぬあなたと
ジュクジュクした
関係にな ....
自称詩人が
流れる、血の海に

錆びついた
鉄のにおいが、漂う

鳥は水の上に
平行のまま死に

羽の影だけが
大陸を目指す

騒がしい沈黙は、自称詩人の声
血を抜かれた屍の ....
彼らはあたまが悪かった

可哀想なくらい

朝礼が終わるときまって煙草をすった

ほめられると当然だと思い

叱られると気にくわなくて狙われていると

脳みそに発生する弱い電気で本 ....
ライオンの世界は過酷だぜ
縄張り争いに負けたら
勝った雄に
子供なんかみんな食われちゃうんだってよ!
千尋の谷どころの騒ぎじゃないぜ

雄同士の闘いも
キンタマに噛みついたりさ
背骨噛 ....
山際に故郷を茂らせて
霧立つ河は唱和する
悠久の径を手引くように
水面には明かりの灯った小さな神輿が流れ
その一つ一つに幼子が蹲っている
名付けられた世界を知らず
生誕の由縁も語れぬまま ....
夜の11時に寝て
朝の7時に起きる
昨日買った
スーパーの売れ残り100円引き
生姜焼き弁当をチンして食べる
食べ終わると
もう何もすることがない

暇をしていると
嫌な思い出が次か ....
アタシに初めて薔薇が咲いたのは
十二歳の冬の日だった
ひとつ、ふたつとこぼれ落ちる
目が痛くなるような赤い薔薇
そのことをママに告げると
彼女は「やあねぇ」と眉をひそめた
それは悪い魔女の ....
 
川が近づいてそっと入っていく
金属くさい くさい 私と
その鎖のつながりあるところまで

この世が終わるなら私ひとりだけ終わっていいと
いつも思っていた        いつも思っていた ....
うちの猫はもうすぐ十二歳になる
この二、三年 もう駄目だと思う時が
何度もあったので
いつ死んでも不思議ではないだろう
祖母は施設にいるが、もう九十五歳で
いつ知らせが来てもおかしくない
 ....
自称詩人.comは
創設25周年を迎えるに当り
現在、過去、未来の会員の方が
一同に会する
「アニバーサリー 自称詩2017」
を開催します

沢口靖子司会で
リッツパーティをしながら ....
   「字源」


ある日テレビを見ていると
アスペルガーと思わしきとある女性タレントが映っていて
こんなことを言っていた
「人」という字について
こんなことを言っていた
「人」という ....
消え入りそうだったんだ
夜明け前に
悪夢で目覚めると
孤立に窒息して
消え入りそうだったんだ

そんなとき
何気なく手を差し伸べてくれる隣人が居た

「水が欲しいんだろ」、
ってト ....
反旗を翻すと
狼にごみが付く
子連れ狼は去って行くが
最近眼鏡の洗浄液を
けちって居て
少し汚れた視界に映る
子連れ狼も反旗を翻す
子連れ狼の
二回の轟音
カラオケで少し目が潤んでい ....
ちいさな公園で
ブランコをこいでいる
あれはともだち

ほうりだされたカバン
あそびすり切れたクツ

おりおりのかわいい花
うつりかわる葉のいろ
近くなる遠くなる空
すりむいて熱い ....
きみが
ふるさとを
いとしく呼ぶ

あいづ と

づ、にアクセントをおいて

うかうか
夜行バスで
きてしまった
きみが歩いた町を
見たくなってさ

雪の白と温泉の湯気
 ....
わたしに命をふきこんだのは
横須賀の廃屋のようなうちに猫と車と住む
がんこなかんばん屋の男だった

かんばん屋と猫と車はそのうちで
消えたがる女をなんにんも生かし
わかれをつげてきたという ....
秋の細い雨が降る朝
毎日通る通勤路の道路脇に
今日も静かに、丁寧に置かれた小さな花束
三年
置かれる花は変わってきたけれど
変わることができないこともまだあるのだと気づく
止まってしまった ....
たくさんのことをやり残した女が
靴も履かずに街へ飛び出してゆく

わずかに握りしめた自分の価値をなげうって
はだしの心がぼろぼろになるまで
一心不乱に走るのをやめない
ほんの少しの不幸に酔 ....
扉を開けると
眩しい光が飛び込んで来た
どよめく喧騒に包まれれば
異国に迷い込んだ気がした

*

時計の針がふいに
真夜中を知らせる
堂々巡りの物思いに
いたたまれず朝が来る
 ....
一輪車さんの自由詩おすすめリスト(563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水虫ジュク夫「冬のランナー」- 花形新次自由詩218-2-15
白癬菌に悪が宿る- 花形新次自由詩218-2-14
水虫ジュク夫「記憶喪失」- 花形新次自由詩318-2-13
水虫ジュク夫「振る舞いたい」- 花形新次自由詩218-2-13
水虫ジュク夫「とてつもないバカと呼ばれて」- 花形新次自由詩118-2-12
水虫ジュク夫「私の最期」- 花形新次自由詩118-2-11
人生で大切なこと- 吉岡ペペ ...自由詩518-2-11
アニマルプラネット2- 花形新次自由詩318-2-8
◎裸身- 由木名緒 ...自由詩1418-2-7
水虫ジュク夫「暇なジジイ」- 花形新次自由詩118-2-6
フラワー・オブ・ロマンス- もとこ自由詩11*18-2-4
いとなみの川- 唐草フウ自由詩15*17-12-27
終わり、そして始まり- 忍野水香自由詩1117-8-31
かなり重要なお知らせ- 花形新次自由詩417-8-25
短詩八編- 本田憲嵩自由詩617-8-23
寮生活〇隣人- ひだかた ...自由詩917-8-21
子連れ狼- 間村長自由詩12*17-7-27
さよならブランコ- 田中修子自由詩13*17-5-1
インディアン・サマー- 田中修子自由詩21*17-2-17
横須賀の駐車場がみる廃屋のゆめ- 田中修子自由詩11*16-11-3
鎮魂の霧雨- 高林 光自由詩616-9-25
赤い靴- Sisi自由詩316-6-18
戸惑い- 未有花自由詩12*15-7-6

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