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第二章 詩人の世俗性
さて、このような副題をつけてしまいましたが、やはりわたしは迷うのです。というのは、このひだかたけしという詩人の作品には、ほとんど世俗性が見当たらないからです。 ....
第一章 主観と映像
宏大な界が突然開ける
視界右上奥に
空の濃く暗らんだ青が微かな裏光りを帯び沈黙して在る
これは、氏の最初期の詩である「VISION.0 ....
はじめに……時間について
秋の夜長です。こんな夜には美味しいアップルティーでもほしい……と思うのは、贅沢なのでしょうね。というのは、わたしは今、一人の詩人の批評という仕事を任されて ....
熱く生動する思考が
知覚されたものを捉える
それは例えば
樹木という概念の元に統一され
生々しいこの樹木という存在が立ち上がる
樹木の記憶像、表象は意識のなかで
再現された存在に過ぎな ....
私は夢を見ているのだろうか
そういう私も夢なのたろうか
世界は私も含めた表象*1という夢なのだろうか
それらの問いかけは思考によってなされる
わたしの内底から直観的に沸き上がる思考によって ....
傘を差しても濡れてしまうほど豪雨だったが、今は止んでいる。風は緩やかに吹いて、となりの籾乾燥施設傍の、クルミの小径木に巻き付いた葛の葉が揺れている。ヒヨドリたちが鳴き始めたから雨は当分降らないのかも ....
奇妙な縁があって、X JAPANやミレーヌ・ファルメール、マリリン・マンソンらの音楽を聴きなおしてみています。そして思うのは、彼らの創作する作品というものは、今ではすでに過去の再構築だけを目指してい ....
このごろ考えていることに、「概念とはグラデーション的な実在ではないのか」というテーマがあります。世の中を科学によって見る物の見方は、遠く過去にはギリシア文明の時代、いいえ、それよりもずっと遠い過去か ....
病院のなかでの自分の定位置というものを決めることは難しい。けれども面白い。制約のなかで何かが生まれる。制約がないのであれば、作ればいい。自由がないのであれば、それを作ればいいのと同じように。制約がな ....
何度も凍り付きそうになる。気の利いたゴムボールのように弾む会話をするということは、きわめて難しい。それは、僕たちにとって、お題を課せられて即興の詩を書くのと同じくらい難しい事のように思われた。(これが ....
アオム、アーメン。
悪が栄える。
崩れゆく自我の証しを、人がとがめる我らの罪を、日々の糧の中に見よ。
天の意志のはたらく余地はどこにもない。
人間はあなた方の名前を忘れ、あなた方の国を離 ....
私は今花崗岩の上に立っている。ここでは同じ大地が地球の深奥の地点まで直接達している。どんな地層も、どんな夾雑物も、私とこの確固とした太古の基盤との間を隔ててはいない。
この山頂はこれまで生あるも ....
話せることは少ない。
むかし、Monster を読んでいて主人公と悪魔くんの人生を賭した長いやりとりがあり、銭形警部とルパン三世みたいな関係無さすぎの糸をたぐい寄せては、私と関わるとろくなことが ....
現在、日本国内の人口の約1/3、4,000万人以上が近視と推定されている。
近視人口の増加はとどまる所を知らない 。
生活を取り巻く目を酷使する環境、パソコン・スマートフォンなどの長時間利用が主な ....
毎年、三月末になると拙宅の「書斎開き」をします。
南窓のある二階の書斎は、陽当たりが良くて、冬場は観葉
植物や、屋外では越冬できない植木鉢(ハイビスカスなど)
の越冬地となります。二畳半ほど ....
五月二十六日、伐採した木が跳ね、左腿を痛打した。骨折は免れたがひどい打撲に悩まされ、丸四日休んだ。その後復帰したが、膝は痛くて曲がらず、その不具合な足で、やらなければならない登山道作業や林業作業をこ ....
ふと気づいたんだけど。
「小」て言葉は妙な働きをするよね。
ずるい、というより、小ずるい、ほうがずるい感じがするし、
馬鹿にする、というより、小馬鹿にする、ほうが馬鹿にした感じが強くする。
....
両祖母は国後島、樺太出身である。
現在国後島は北方領土としてロシア実効支配下にあり、
樺太は正式なロシア領土である。
戦時は幼少期ということもあり、両祖母の当時の記憶は非常に断片的である。
し ....
ああつらいと叫ぶ。そうすると、どうした!と駆けつける。一回や二回なら駆けつける。それがずうっとつづくとする。その場合、駆けつけないこともある。叫んだ人間はその事で相手をなじるかも知れない。そしてなじら ....
自分は、昔からサイエンス・フィクションを愛してやまない人間であった。昨日、ある詩人の方が投稿された詩を読んでいて、忘れかけていたそんな思いが胸のうちに甦ってきた。
自分はかつて夢を見ていた。SF ....
20代後半の頃、ボランティアをしていた事があった。
それは人生で唯一、サンタクロースの恰好をしてジングルベルを歌うのを自分に許せた季節であり、一銭にもならない仕事の代わりに、食べきれない量のお菓 ....
大白川登山口に着くと雨となり、当然誰も居なかった。レンタル簡易トイレがのっそり立ち、周りには雑草やらススキが生い茂っている。雨は次第に本降りとなり、雨具を着る。
今日を逃がすと次回はいつ行けるかわ ....
某月某日
20200年4月1日ですね。
某月某日
どいつもこいつもマスクマスクうれせえや。俺はしてないぞ。タバコも吸ってるぞ。低収入だが給付金は断る。飲み屋のおっちゃんにでも ....
四月二十三日、若い女性看護師Aの説明を受けながら、跳ねる川魚のような指先で打つキーボードをぼんやりとみていた。柔らかい声で適切に私の話を聞き、それを一切漏らさずキーで打ち込んでいる。血液検査の注射針 ....
今月ももうすぐ終わる。仕事のほか、事務的なものを多く作成する必要があったが、昨日でほぼ完了し少しホッとしている。家業で書いているブログも書き終え、ふと外を見れば思いがけず朝焼けとホオジロの声があった ....
ばらばらの時間を指して止まっているいくつもの時計たち。食器棚は四つもあって、そのすべてにぎっしりと食器がつまっているーたいていが五つ揃えで、花柄で。商店名の入ったカレンダーや手ぬぐい(開封されて ....
強烈にどうでもいい事を書こうと思う。って、別に狙って書いた訳ではないのだが、。純粋に昔から疑問で誰かに聞きたかったが聞けずに今日まで来た事を書こうと思う。思 ....
私は右翼でも左翼でもない。
というか、その辺の現在のマスコミや政治の闘いには、根っこの部分で、まったくもって、
きょうみがないのが、本音なんだと思う。
一つだけ関心があるとすれば、神様のギフ ....
最近は買い物をして店のカードを出したとき~のカードはありますか?ってよく訊かれる。
あ、忘れた。いいです。同じ携帯会社だから持ってはいるのだが、持ち歩かないので差し出したことがないのだ。
なの ....
中国などが国家戦略として
莫大な金額を投下して
量子コンピュータを開発している
その狙いは暗号解読だ
暗号解読により
すべての国の重要な
国家情報を盗み見ることができる
その ....
ナンモナイデスさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(44)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
読むことのスリル──ひだかたけし小論(3)
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朧月夜
散文(批評 ...
3*
23-3-16
読むことのスリル──ひだかたけし小論(2)
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朧月夜
散文(批評 ...
3*
23-3-16
読むことのスリル──ひだかたけし小論(1)
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朧月夜
散文(批評 ...
4*
23-3-16
生動する思考
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ひだかた ...
散文(批評 ...
3
22-8-17
直観的思考と世界
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ひだかた ...
散文(批評 ...
5*
22-8-6
強い雨の後の曇天
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山人
散文(批評 ...
5*
22-7-23
ポピュラー・ミュージックは文学たり得るのか?
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朧月夜
散文(批評 ...
4*
21-12-5
概念とはグラデーション的な実在ではないのか?
-
朧月夜
散文(批評 ...
3*
21-12-5
精神病院でのある一日
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朧月夜
散文(批評 ...
4*
21-12-5
Ⅾソリューション
-
本田憲嵩
散文(批評 ...
4
21-12-1
分裂の位相ロン//自由への意志、霊的衝迫
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ひだかた ...
散文(批評 ...
5
21-11-17
山頂にて*
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ひだかた ...
散文(批評 ...
7
21-11-11
それでもカタル
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足立らど ...
散文(批評 ...
5
21-11-1
近視
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TwoRivers
散文(批評 ...
6*
21-9-26
147号編集後記
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たま
散文(批評 ...
4
21-6-21
緑は濃く
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山人
散文(批評 ...
5*
21-6-20
「小」は侮れない
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SDGs
散文(批評 ...
2
21-6-19
ロスケ
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TwoRivers
散文(批評 ...
8*
21-5-30
善行についての疑問
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道草次郎
散文(批評 ...
4
21-1-30
苔生した遺跡群の中の「SF(サイエンス・フィクション)」
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道草次郎
散文(批評 ...
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20-11-11
ワタナベさん
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道草次郎
散文(批評 ...
2*
20-7-22
雨はきらいじゃない(落ちの無い話)
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山人
散文(批評 ...
5*
20-6-14
某月某日_ー_詩ではなく、批評でもない、ただの言葉
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石村
散文(批評 ...
9*
20-5-6
気が付いたらボロ雑巾のようにベッドに転がされていた
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山人
散文(批評 ...
6*
20-4-28
かすかな朝焼けとホオジロの声
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山人
散文(批評 ...
5*
20-3-27
メモ(東北)
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はるな
散文(批評 ...
4
20-3-26
私の人生に横たわる大きな謎
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TAT
散文(批評 ...
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20-3-21
忙しいので、政治(笑)の細かいことには、興味わかない
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足立らど ...
散文(批評 ...
2*
19-12-17
ポイント還元とは
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アラガイ ...
散文(批評 ...
5*
19-12-16
暗号解読の国家戦略・量子コンピュータ
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st
散文(批評 ...
3
19-12-4
1
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