すべてのおすすめ
うちのたまは五百円玉が大好きで
お腹いっぱいになるのは十五万円
過日お腹が痛いというので
たま専用の銀行ATMでうんちをさせた
もうそろそろ
またお腹が痛いというだろう
たまは食いしん坊で ....
自分のなかの
おまえとの
秘密には
傷もあり
宝もあり
小さな青虫が
葉っぱを虫食いにして
生きてゆくみたいに、

夢を壊して、
優しさを捨てた男と
胸のはだけたドレスの女

ふたりはいつか
美しい蝶になって
この街を、
飛び去りたか ....
勿体ないな
しょうもない安酒に
食い破かれる人生

待てができない性分で
恐らくトラウマやストレスで
駄目なんです
俺のせいじゃない

勿体ないな
俺はもっと出来るのに
何がとい ....
タイカレー食うゆっくり。靴、夕暮れ描いた。
たいかれくうゆっくり くつゆうぐれかいた


行こう、ゆっくりと理屈言う恋。
いこうゆっくりとりくつゆうこい


脱衣麻雀やし、参った。
 ....
{ルビ昨夜=ゆうべ}観た夢の中で
ぼくは麒麟になっていた
千里の空を駆けて
鳳凰となったきみを求め
何処までも 何処までも 空を駆けてゆく

遠い空の彼方
彼らは今も胸の中に生きている
 ....
もうやめよう
あんなやつのことを考えるのは
イライラした気持ちになるだけだから
怒りに震える気持ちになるだけだから
産まれたことを呪ってしまいそうになるから
誰も喜んでくれなかったことを思い ....
自殺しちゃったけど
このあたりに井戸掘り名人がいて
地下のことにとても詳しかった
金持ちで人に時計をやったり
飯を食わせたりしていたよ
上着をこの枝に掛けて
煙草を一服するのが好きだった
 ....
わたしのふるさと

還るべき処、

私 わたしの故郷 
ぎゅっとぎゅっと抱き締め

 (私は子を生まない、
 凛として涼やかに
 冷徹威厳の匂い
 柔らか漂わせ
 石女と告げ
 ....
 テイクアウトのピザを
 たらふく食べ
 飲みすぎた赤ワイン

 炬燵で寝落ちし
 ふと目覚める 耳の底の音だけしかない
 深夜

 空ビン洗って
 ベランダの収納ボックスへ入れる音 ....
ぼくが帰るとき
いつも停留所ひとつ抜かして
送ってくれたね。
バスがくるまで
ずっとベンチに腰かけて
ぼくたち、ふたりでいたね。
ぼくの手のなかの
きみの手のぬくもりを
いまでも
ぼ ....
僕らの明日はどっかにつながってるんだ
さよならなんて言うもんか って
鳴きつづけてぱたりと絵本が倒れるように
 
 
 
さよならとくじらが言った(ように見えた)
さよならと機関車も ....
あのラーマが販売を終了する
ラーマとは、インド神話最大の英雄の一人で
タイの現国王もラーマ10世なのだが、
販売を終了するのはマーガリンの名前だ

ボクたちは、あたりまえのように
毎朝パン ....
色づくからすうり
いつのまにか冬

たねを取り出して綿に包み
マッチ箱に入れて待って
ほら黒いたねが黄金色に

祖母から教えてもらったあの秘密は
どこへいった
もう1回試してみたいな ....
これは沙石集にのっている
霊験あらたかな青い石ですよ
トイレのタンクに入れてお使いください
とてもいい匂いがしてきます
本当です
 17時回ったスーパーの精肉コーナー
 陳列棚に、値下げされた鶏もも肉少量パックが
 取り残され上目遣いで
 私を誘惑する

 手が伸びる けれども
 チキンライスを食べたいわけじゃない
 ....
オープンキッチンの頭上に掲げられた
黒板に描かれた今日のメニューを端から読み上げ
アテナイの学堂の壁画を見上げて
床に降ろされたシャンデリアの
埃にまみれたキャンドル型の
電球が七色に輝いた ....
紅葉の枝葉が大きく揺れる

風が吹いているのだな

濃密な紅の群れが青空に
美しく浮き出しながらなびく

風々うねり 風景をかき混ぜ

今此処にこの世界が立ち現れる、
引き伸ばされ ....
  「紛いもの」

 凪の夜

 寒空が黒いインク
 
 こぼした水面、すべりゆく

 遊覧船は

 まるで冥界の古城



  「中古マンション」

 三階で 物干し ....
朝が昼になる瞬間に
日向と日陰の境目で生まれた私は
市街地と砂漠のきわで育った
砂漠ではたくさんの流れ星を見ることができる

気をつけて
と言われて
気をつける子どもはいない
夜に裸足 ....
 
そこは遠い世界なのかい
と問いかけると再び歩き出し
どこを振り返ることも無かった
 
 
 
君は生まれ変わってゆく
つまりこんにちはかばいばいだ
桜咲くな、まだ散るな
 
 ....
統合失調症の友は、
対面しながら
話し合うのでは無く、

立ち食いそば
味わい食べる時間
共有することを
単に求めているんだ

はたと僕はそう気付き、

「いいよ、なら食いに行こ ....
           L'impromptu

 午後に税理士が来ると聞いていた。しかし現れたのは{ルビゼリー師=Jelly Master}だった。我々は{ルビ厳=おごそ}かな師の滔々と ....
きみのいない午後は
あたたかいけど うつろで
コーヒーの湯気が のろのろ移ろうのを
ぼんやりと 眺めている


こんな感じ 音もなく葉陰が揺らぎ
窓枠に
淡い緑が染みこんでゆく
 ....
今夜は独りウオッカをあおっている
他に客はいない
棚に飾られた真鍮の潜水ヘルメットを眺めながら
海の歌をくちずさむ

ララル ラララルララ~ ラララ…

何時だったか
黒いドレスに赤い ....
 

些細な思い出に別れを告げて何かをはじめるときは吉
 
まどろむ君のてのひらに
ワイン色のガーネットの大粒をそっと転がした

ぼくたちの明日はどうなるのか占う

危うい…

ぼくたちの関係はとても微妙で
紙一枚でやっと繋がっている

君 ....
今夜は君の言葉が妙に沁みる
何時も暖かかったり
冷たかったり

眠れないぼくは
あっちに行ったり
こっちを行ったり

何時も君は
ぼくの部屋にルビーのピアスを置いてゆく

無口な ....
・遠く
離れたままで
わたしたち
白い季節を一まい隔てた
(冬の華は六角形に受粉する
その周りを
星の子どもたちが手をつないで
ぐるぐると回りながら
白を蘇生させようとしている
(か ....
慣れし故郷を放たれて夢に楽土求めたり
一度低く
故郷を放たれて楽土求めたり
一度低く
を、放たれ、土たり
いちど
を、土求めて
オクターブ
故郷求めたり

胸の奥底深く湧き水の波紋 ....
福岡朔さんの自由詩おすすめリスト(510)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たま- レタス自由詩13*24-1-31
※五行歌「おまえとの_秘密には」- こしごえ自由詩6*24-1-21
虫ケラの刹那- atsuchan69自由詩11*24-1-19
安い酒- えこ自由詩324-1-13
回文メトロ- 水宮うみ自由詩2*24-1-10
五行歌_神獣- レタス自由詩4*24-1-9
娘、引退させていただきます。- 涙(ルイ ...自由詩124-1-9
椿- 春日線香自由詩324-1-7
ふるさと・うまずめ(新訂)- ひだかた ...自由詩6+*24-1-5
深酒- リリー自由詩13*23-12-27
糺の森。- 田中宏輔自由詩17*23-12-25
sayonara.com_61-70- AB(な ...自由詩823-12-20
さよならラーマ- atsuchan69自由詩18*23-12-20
素敵な週末- wc自由詩923-12-19
青い石- 春日線香自由詩123-12-19
或る日のカレー- リリー自由詩5*23-12-17
アテナイの学堂_~Whitney_Houstonに- カワグチ ...自由詩323-12-16
祝福の瞬間- ひだかた ...自由詩7*23-12-16
五行歌_二首- リリー自由詩4+*23-12-16
眠るジプシー女_~Linda_Ronstadtに- カワグチ ...自由詩423-12-16
sayonara.com_51-60- AB(な ...自由詩423-12-14
さやまそば- ひだかた ...自由詩423-12-13
師走- 墨晶自由詩2*23-12-13
きみのいない午後- タオル自由詩4*23-12-6
石の花- レタス自由詩523-12-6
#御神籤- 足立らど ...自由詩5*23-12-5
珠玉- レタス自由詩423-12-4
書簡- レタス自由詩423-12-4
Fairytale_Of_Snowland- ちぇりこ ...自由詩1323-12-3
鏡川- wc自由詩8+*23-12-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17