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 数日前の日曜日、めずらしく一日中掃除をした。夏の初めと晩秋に行われる保健所の巡回のための掃除である。年に二回、保健所職員と食品衛生指導員が各営業施設を見て回る。基本的になぁなぁな巡回でしかないのだが .... 自分は天皇に関しては中立的でありたい。
がそんな自分でも、

昨日の加藤官房長官の吐きやがったコメントには
ほんまに閉口した。

宮内庁長官はオリンピック開催に対しての陛下の憂い事 ....
 毎年、三月末になると拙宅の「書斎開き」をします。
 南窓のある二階の書斎は、陽当たりが良くて、冬場は観葉
植物や、屋外では越冬できない植木鉢(ハイビスカスなど)
の越冬地となります。二畳半ほど ....
 五月二十六日、伐採した木が跳ね、左腿を痛打した。骨折は免れたがひどい打撲に悩まされ、丸四日休んだ。その後復帰したが、膝は痛くて曲がらず、その不具合な足で、やらなければならない登山道作業や林業作業をこ ....  ひどいもので、昨晩午後七時過ぎに眠くなり、そのまま朝の三時頃まで眠ってしまった。読みかけの本はわずか一ページしか読まないうちに眠りの世界へと入っていったのである。当然、朝は早くなる。尿意で目覚め、時 .... ふと、かわいそうでかわいそうで仕方ない時がある。誰がとかではなく、何がとかではなく、ふと、何となく漠然とそうなるのだ。小学生の時、担任だった教師がかわいそうという言葉は無責任だと言っていた。ぼくは中学 ....

生きていることを楽しもうと、生きてみる。
すると呼吸がよそ行きの顔をする。夕飯が腸のなかで踊りをおどる。心臓がメトロノームになる。
段々、生きているだけで満たされていく自分が浮き彫りにな ....
すべては過ぎていきます。

書こうかと何度が筆をとり、書けぬままにそれをおき、また筆を手にして動けなくなる。そんな日々でありました。もう何を書いていいのやら、だいぶ前から色んなことが煮詰まっている ....
森がありました。
そこでは陽もたいそう愉快そうでした。

何処からか陽気な小人が三人やって来て、素敵な小屋を建てました。そこで三人一緒に暮らし始めたのです。

ある嵐の日のことです。森に雷が ....
雉が鳴いている。
雉にとって鳴くことと同じくらい当然のことを、ぼくは、今日しただろうか。
タイヤ交換をした。何人かに電話を掛けた。ラティスフェンスを組み立てた。詩も書いた。
雉の鳴き声は、あまり ....
物事が自分の外側で起こっている。いつもだ。
春が来て行ってしまう、しかしそれも私の外側にある。
インターネットもセックスも季節もナッツ・ケーキもだ。
半月前に流産していることがわかった。これ ....
春は嫌いな季節。だって、年上が年下をマウントしにいく季節だから。
大学生になったら、社会人になったら、10代のうちにやっておけばよかったこと、云々。を語り出す人がいる。私はそいつらが大嫌いだ。大体は ....
 昨日。朝からの雨と風で、もしかしたら最後の勤務は営業休止になるのかもしれない。と、スキー場勤務最終日を期待したが、営業休止の連絡の電話は鳴らず、今シーズン最後の道の駅で時間をつぶすことにした。三月に .... あの日、ぼくは死期の近い人のそばにいた。基督教系のホスピスへ出入りし、ただその人の横に座っていた。モルヒネのせいで朦朧としたその人にとっての今は、50年前の初夏の昼下がりだった。そして、ホスピスは何十 .... 我々に出来ることは待つこと以外にあるだろうか。
我々に出来ることは歩くこと以外にあるだろうか。
我々に出来ることは生きること以外にあるだろうか。



読む事の中に立ち込める不安の霧に透 ....
かつて健康だった時、責任も余り無かった時、自分の中のどろどろした感情を殆ど感じずに済んでいられた時、ぼくはよくピクニックへ出掛けたものだ。天気が良く、気持ちのいい風が踵を掠めるような土曜の朝などはとく .... 体をつくる一個一個の原子はつねに入れ替わっているらしい。
一ヶ月経つと人間はまったく別の原子からできた別の人間になるんだというから驚きだ。

だから、「お変わりないですか?ええ。あなたもお変わり ....
必要なのは、ひろい思考とおもう。
ひろびろとあかるくつめたく心地の良い部屋。
しかもいつどこにいてもそこに行くことのできる。
わたしはふだん灰色の部屋にいますが、
そしてその部屋にはドアー ....
数日まえ発達障害の当事者会に参加してきた。コロナの折り、方々尋ねてやった掘り当てた直近で参加できそうな集まりだった。遠方ではあったが行って来た。

参加者は10人程度。半分は当事者の家族で、当事者 ....
昨年、父が庭に植えたハナモモの樹(桜の時期に前後して紅白のにぎやかな花を咲かせる)がはからずも倒木の憂き目に遭った。特別、大風が吹いたわけでもないが、黒々としたその幹は人知れず根元からボキリと折れてし .... 『エデン〈小噺〉』~認識主義的宇宙の蛇~


 じつは宇宙の広さは認識により変化してきた、これはちょっとした秘密。

 太初。アダムとイブ、この二人が歩き回れる範囲が宇宙の全てだった。 ....
ああつらいと叫ぶ。そうすると、どうした!と駆けつける。一回や二回なら駆けつける。それがずうっとつづくとする。その場合、駆けつけないこともある。叫んだ人間はその事で相手をなじるかも知れない。そしてなじら .... とある公共放送の番組で二本のドキュメンタリーをみた。ひとつは海外で創作活躍をしている画家ともう一つは日本で人気のあるバンドメンバーの音楽家だ。そのどちらも若いクリエイティブな創作家であることには違 .... 蜜の朝
蜜の朝、それは春で、くまたちは起きて蜜を舐めます。
弱いのも、おおきいのも、老いたのも、みんなです。
くまたちは優しくて、眠りすぎたくまにも、ちゃんと声をかけます。
けれども、青の家の ....
「あのー。」
23時過ぎ、私はいつも通りに既に寝る体勢に入っていた。
「あのー?」
男性とも女性とも言えない不思議な声が聞こえてきた。身体を起こすとそこには不思議な何かが掛け布団の上で毛づくろい ....
 <批評対象作品>
詩の日めくり 二〇一四年十三月一日─二十九日


スマホを見ながら歩いていると電柱にぶつかり、額にこぶができた。
雪道を歩いていると足を滑らせ、尻もちをついた。
 ....
 書く為の、メソッドと云うか、ゲームを考案する(し続ける)。最終的に一つのテクストが導かれるゲームだ。「ゲームの結果=テクスト」よりも、その作戦に作品性がある、そんな試みを。
 読む者は戸惑うかもし ....
赤信号で停止していると、ふと路肩の花壇に咲いているアリッサムに目がとまった。

アリッサムという花は、冬季にも寄せ植えなどで楽しまれる花で、その時見えたのは白色のと白とピンクとが混同している、二種 ....
 ちょっと焦げたピーナッツバターが乗ったトーストとカフェオレの為ならなんだって出来る、とマリはいつもふんぞり返って話してた。「あたしにとって人生で大事なものはそれだけなのよ」って。実際、一日に二回(朝 .... ・あの日

 
母が壊れてしまったのは、今から15年ほど前の冬の出来事だった。
 
当時高校二年生だった私は、北海道での修学旅行から帰宅し、うかれた気分で玄関の扉を開いた。
父は海外出張中 ....
ひだかたけしさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト(195)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
掃除- 山人散文(批評 ...4*21-7-8
「拝察」について- ナンモナ ...散文(批評 ...2*21-6-25
147号編集後記- たま散文(批評 ...421-6-21
緑は濃く- 山人散文(批評 ...5*21-6-20
早朝の散歩から- 山人散文(批評 ...3*21-5-18
メモ(たわいもないこと)- 道草次郎散文(批評 ...421-4-24
4.23メモ- 道草次郎散文(批評 ...7*21-4-23
すべては- 道草次郎散文(批評 ...421-4-21
メルヒェン- 道草次郎散文(批評 ...321-4-15
雉の声- 道草次郎散文(批評 ...4*21-4-12
メモ- はるな散文(批評 ...721-4-1
とりあえず息だけはしておけ- 月夜乃海 ...散文(批評 ...221-3-18
今日からは道の駅には寄らない- 山人散文(批評 ...7*21-3-15
夕焼けの記憶- 道草次郎散文(批評 ...5*21-3-11
3.3.メモ- 道草次郎散文(批評 ...3*21-3-3
ピクニックへの餞- 道草次郎散文(批評 ...3*21-3-2
ペンギンの赤ちゃんのふわふわなお尻- 道草次郎散文(批評 ...3*21-2-20
メモ- はるな散文(批評 ...521-2-17
反射窓の印象- 道草次郎散文(批評 ...4*21-2-16
映画『赤ひげ』と父の思い出- 道草次郎散文(批評 ...3*21-2-6
エデン〈小噺〉、他- 道草次郎散文(批評 ...2*21-2-3
善行についての疑問- 道草次郎散文(批評 ...421-1-30
破壊と構築について- アラガイ ...散文(批評 ...7+*21-1-14
くま- はるな散文(批評 ...121-1-9
世界からもしも3つ消えたなら(短編小説)- 月夜乃海 ...散文(批評 ...1*21-1-9
越境推薦_<詩の日めくりに寄せて>- 津煙保存散文(批評 ...2*21-1-9
Memo._Dec._29th._2020- 墨晶散文(批評 ...2*20-12-29
雪の予感- 道草次郎散文(批評 ...320-12-12
ピーナッツバタートースト- ホロウ・ ...散文(批評 ...4*20-12-11
母が壊れてしまったあの日から- 散文(批評 ...12*20-12-11

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