目玉焼き
ねばる納豆
焼き海苔に
朝の味噌汁
今日をうらなう

ひらひらした幸福が
街の中を舞っている
今日で地球が終わるので
皆は慌てて急いで楽しもうとしている
けっこうそれにしてもにこやかじゃないか
もしかしたら終わらないのかも、ね。
そのよ ....
剥がしてしまった
と思った時にはもう手遅れで
たらたらとこぼれさってしまう
葡萄の汁が点々と畳を汚し
部屋中をさまよい歩いて
どこにも行き場がない
指先を口に持っていき
吸いつづければい ....
僕は壊れてしまいました、
もはや一滴の乾きかけた涙としてしか存在していません、
光も闇も幻で真っ青な衝撃だけが現実です、
人間の正しさとは何かと問いかけると桜の花が散りました、
人間の貧しさの ....
クリスタルの薄い壁が
行く先を果てしなく延長させる
感情を腹に宿した目のない純白の生き物が
吐息と共にあらゆる喜怒哀楽を吐き出すから
辺りには雪のように言葉が舞い
その中に、かつての恋人に ....
夕暮れの遊園地
ベンチに座って賑やかな景色を見ていると
走馬灯のように見えて
人生に終わりが来たのかと思う
でもそれはとても気楽で

気がつけば
いつかの自分が
ジェットコースターに乗 ....
深海に眠る
青年の宴の余韻が波のように
私を侵食する

酒宴は彼らのものだった

眠れない
彼らの酒宴は果てもなく
今も続いている

若い君は金曜日のカレーに夢をみて
年老い ....
秋の星々が
流星群の雨を降らし
銀の月が笑った

そうだ…
今夜は豊穣を享受する秋祭り

背中のネジも今夜は外そう
縄張りも
地位という幻想も
何もかもを捨てて
螺旋の踊りを舞い ....
月は満面の白い笑み ピリッとして
私の耳 桜色でしょう
このままいつまでも夜道を辿って行きたい
ふたりの息が白く 交じり合う
それだって 初めてだから
私は精一杯 お人形のようにいい顔して  ....
川の両端だけよく繁る道で
吐く息はまだ白くないけれど
朝の光はもう低くて、眩しい
木々の間からちらちらちらちらしている

踏み固められた土の上で
どんぐりが無数に砕かれたのを目で追っている ....
 陽はやわらかにあふれいで
 光はしずかにふりそそぎ
 こがねのなみがおさまった
 神楽月は わびしい街はずれ

 原っぱの片隅で おとなにとっては
 意味もなく くりかえされる
 こど ....
有効径0.1㎜+-3%以内
均等係数1.1以下

正確な砂時計をどうする
滅ぼしてしまいたい欲求不満が
電気のように
身体を貫ている

水道も
下水も
建築基準も
道路も
 ....
黄金に透きとおる命あれはメタセコイア この店でいっちゃん高い万歩計あした天気になりますように もの言わぬピエタを前に
ぼくはすでに言葉を失っっていた

何を語ることもなく
鼓動だけはゆっくりと打ち続けていた

螺旋の彼方に消えて往ったおかあさん
ぼくは何かを伝えたかった
も ....
人は忙しい
食べなければならないし
時々泣かなければならない

すべてなげうって
頁のなかほどでずっと
うずくまっていられたら
どんなにいいかとも
思うけれど

ごめんね
もう行 ....
洗いたての助手席に白い泡のようなおっぱい 千円の絵馬に大きく書くことがあした天気になりますように           151104
広辞苑を引くと
ふりをするにもいろいろな
意味があり
最高裁での判例を重要視する輩が
不適当だと声高に唱える男女別姓
婚姻における姓の選択は今や世界の
 ....
そして
翳りなく空はかがやきを増して
ゆくりなく月日をもちさる
あなたの舵でもって



トー
という音がきこえて
それは地鳴りのようでもあった
つられて飛びたつ鳥 ....
誰かを磔にしたまま錨は静かに沈む
 泥めく夢の奥深く月の眼裏火星の臓腑まで
黒々と千切られた花嫁が吹かぬ風に嬲られる
 カモメたちは歓喜と嘆きをただ一節で歌った
私刑による死刑のための詩形おま ....
  



言葉を
全力で守る

シュプレヒコールを唱える事が
ハロウィンのパレードと
どれだけ同じに見えようと

発言するほど
唇寒く
弱点を突かれ
攻撃されることになる ....
水がうかんでいる
水がくっきりとうかんでいる
水がすっきりとうかんでいる
ここは35000ft
ー42度の世界

水はすっきりと浮かんでいる
水は湖のあるところに浮かんでいる
水は都 ....
元気くれる向日葵畑は眩しくて短い夏を思い切り生きる

国道を少し進めば田舎町田舎はゆっくり時が流れる

どんな時もその瞬間を楽しもう生きていること実感出来る

黄昏のオレンジ色に浸る街深い ....
いつか説明できる自分になりたいとおもったが
いつも途中でひきかえしてばかり

丘の上の教会の牧師さまを質問ぜめにし
彼の額の皺がひとつ増えたのをみとどけて
それでもつぎなる質問をかんがえつづ ....
木曽路より伊那に

湖の大津市を出て今日一日景色を眺めかく歌にせむ

クリスチャン五十年瞬く間過ぎ神信じても人は儚し

車乗る四人はみんな信仰にいそしむ人にありにけるかも

話し合う ....
きみが奏でるインプロビゼーション
太陽がさししめすデスティネーション

私はずいぶん整理されたのかもしれない
まるで骨格のように洗われるだけになりたいと

素朴な島人でありたいと心底おもっ ....
 
月曜日の朝はよほど嫌な顔をしてるのだろう

だからか、いつもより少し長めのいってらっしゃいのチュー

それがぼくのビタミン愛



 
      151101
ゆっくりした店舗で
バラードを歌うのは
凄い実力がいるのだと
ラジオが語る
忙しい店舗で
忙しい歌を唄う
枯葉が行き所無く舞う外套
好きな女に振られただけで
 ....
             151029

カレイもヒラメも始めからひらひらと泳ぐのではありません
幼い頃は鯛のように両側に眼があって普通の魚のように
スイスイと泳ぐのです
しかし、長じるに従 ....
レモンさんのおすすめリスト(1587)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝餉- レタス短歌215-11-8
共通する無題詩- 山人自由詩5*15-11-8
生爪- 春日線香自由詩415-11-8
無題- 葉leaf自由詩715-11-8
◎獏の夢- 由木名緒 ...自由詩14*15-11-8
RIDE- ガト自由詩5*15-11-8
海底のアダージョ- レタス自由詩415-11-7
収穫祭- レタス自由詩215-11-7
愛は実体- ただのみ ...自由詩16*15-11-7
グロウ- 高橋良幸自由詩315-11-7
光のまつげ_③- 信天翁自由詩615-11-7
悲鳴- レタス自由詩7*15-11-7
メタセコイア- 吉岡ペペ ...俳句315-11-7
この店でいっちゃん高い万歩計あした天気になりますように- 北大路京 ...短歌315-11-7
母の肖像- レタス自由詩13*15-11-6
栞紐- そらの珊 ...自由詩1515-11-6
洗いたての助手席に白い泡のようなおっぱい- 北大路京 ...自由詩415-11-6
千円の絵馬に大きく書くことがあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌215-11-5
僕は寝ているふりをした- あおば自由詩13*15-11-4
光と時間- しもつき ...自由詩16*15-11-4
あんぐれら- ただのみ ...自由詩19*15-11-4
沈黙が力を持たない時代に- Lucy自由詩17*15-11-3
- Miumi深海自由詩715-11-3
元気- 夏川ゆう短歌215-11-3
クープランの墓- 梅昆布茶自由詩1215-11-3
__木曽路より伊那に- 生田 稔短歌515-11-3
いつか失ったものたちへ- 梅昆布茶自由詩18*15-11-3
月曜日の朝- 殿上 童自由詩10*15-11-2
土曜の夜- あおば自由詩4*15-11-1
昼餉(弁当、御握り、イモサラダetc)- あおば自由詩4*15-10-29

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