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毎日、毎日ケーキを作る

おとといはマコトくん

  マコトくんは今年で小学5年生
  去年まではお母さんと一緒に来ていたのに今年はお父さんと

きのうはフミさん

  毎年、旦那さ ....
   
    ちらつきながら水平に下り
    疲労の渦を抱いて
    硝子瓶の粒輪が昇る 
    ミネラルの刺激
    風鈴でうすまる
    ソーダ水



    ....
理不尽なことが多すぎる
どこまでを正当防衛としてくれますか、そうなる前に完璧なマニュアルをください
ため息の液化
5番線に電車が入ります白線の後ろまでお下がりください
エラ呼吸に切り替える
 ....
ああ もうこんな所では我慢できません
と ひしめく冷蔵庫内の冷凍室で
イチゴ 抹茶 チョコ オレンジ ミルク
などの アイスキャンディーが
なんやかんやと 会議中です

時々 冷やかしを入 ....
駅前に君を呼び出して
全速力で駆けつけた時には
もう好きなんて言葉は出なかった

僕らが 宇宙の話をしよう! と言い出す時は
きまって
全ての宇宙が出尽くしてしまった時だ

それなのに ....
もう何年も前のこと
ある夜のブラウン管の中
孤高のステージで
赤毛を振り乱して歌う{注ジャニス=アメリカの歌手}

夭折した彼女の生涯を
ナレーターが語り終えると
闇の画面に
白い文字 ....
    

     




           


     立葵が咲き出すと
     もう夏休みがみえてくる
     風が透明になって
     夏の陽射しがぼ ....
ストーン・サークルで君が
ウチューと繋がった夢を見る時
僕は君のために
何が出来るか考えた。
煌めく星座の下で
丘に萌える草の息吹と
立ち並ぶ石の冷たさを感じながら
僕は君のために
何 ....
黒板の歴史について
君と議論する放課後
誰もいない教室の花瓶から花びらが落ちるしづかに
いつの間にか
窓から忍び寄る夜の気配
僕と君だらけの教室に
天使たちの無音のやりとり
聞きながら
 ....
さざなみは 群れをなし
幾人かは 手をつないでおります

光が噴水を照らし

さざなみは一気に羽ばたき

けれども
いくつかの水泡は遅れて真珠の旗を振り
あの辺りでは
協力して大き ....
空や海の碧に染まず
ただよう白鳥のように
かっこよくもなく
蝶々のように
ダッタン海峡もとべず
かといって
酔いどれ船に乗る勇気もなく
まして
悪魔の風船をとばしたり
大地の商人にな ....
「ほんとはね」
爆弾を仕掛けてるの

あなたの急所を
探り当てたよ

遠まわしに少しずつ
見えないように
わからないように
気づかれないように

ねえあなた燃えちゃうよ
燃えち ....
五感をはたらかせて
すれすれ を
歩いてゆく


波が薄く寄せるので
バランスを崩しながら
逃げよう


追いつかれたら
もうそこは恋で
出たり入ったり は


さくら貝 ....
せんせい、あのね。
せんせいのすたんぷかわいいね。

あのね。
ぴかちゅうのえがついてるの。

「がんばりましょう」

って、
ままよんでくれたよ。

すごいって、「しょう」って ....
ケンカして
頭にきて
飛び出しては来たものの
あんまり夜が静かで拍子抜け

細くて白い三日月が見える
今この三日月をどれくらいの人がみてるんだろう
あの暗闇の天辺をアタシと同じ気持ち ....
海が
ちいさないびきをかきながら
かぜにふかれている


いるかが
とおいきおくを
うたっている


ゆったりと
こすもすがまわり
ぼくらはやがて
かぜになる
こんな風に突然ストン
と哀しくなってしまうのは

多分どこにも絶対
が見当たらないせいだろう


地上4階の
薄暗い床の上に立ち込めた

寝起きの孤独に
僕は{ルビ噎=む}せた
満ちる空に逢おう
欠けたままの自身で


雨や雲や雪や風の子供として
ボクは歩き歌い眠る


隠すものも
隠されるものもなく


ボクは今宵も
欠けたまま

満ちる

 ....
女は
胎内に新しい生命を宿したら
「母親」になるというのに

男は
新しい生命が誕生してから
「父親」になる権利を得る
のだろうか

それは
目の前に細く頼りない道が一本
 ....
ひろい
のはらいちめんに
ふりつもった
ゆきが
キラキラキラキラ
すんだ
あかいひかりを
はなちだすと
うまれたばかりの
あのこが
ぽつんと
そこにたっていた
やさしく
すな ....
くろいうさぎが
よりみちしてる

しろいうさぎが
さがしにいった


くろいうさぎが
まいごになった


しろいうさぎも
まいごになった


だけどどこかで
にひきはで ....
28から7を引いたら残りはいくつになりますか
答えは0です
私は除かれた7だったから


  +


ことがそろそろ長くなってきたので
座ぶとんを引いてパチンと切った
ことは勢 ....
108号室のスガワラさんは
ボンノーのかたまりのようなひとです。


っていっても子ボンノーですけど。


今日もまたカベごしに
「たかい、たかーい」
ってきこえてきます。
「たか ....
架空『少女事典』

この事典には
世界中の少女という少女の
すべて
が網羅されております。
コレ一冊で
少女に関する疑問難問
すべて氷解すること請け合いです。
しかしこの事典は架空の ....
海からは程遠いこの部屋で
僕はパン生地をこねる
できるかぎり薄くひらたくのばす
それを焼くための釜がないこの部屋で


彼方の水面
君は手をかざしていた

何が見える?
「何も ....
雑踏の中を歩くのは苦手
自分だけが取り残され
ひとりぼっちの椅子になりそうで

ひとりぼっちの椅子になりたくなくて
そっと彼の手を掴んだ。
こぼれる笑顔とは裏腹に
伝わってくるのは無機質 ....
月にテープを送ろう

これが僕の声だよ
誰かに似てると思うかい

風の速度も知らないし
今日も素面で歌ってる


虫に答えは譲ろう
僕は分からなくていい

悟りは空に任そう
 ....
                      communication breakdown (10〜12)

  花束

ちかくの花屋が閉店すると聞いたので
生まれてはじめて
花を買い ....
夢からはもう
とうに醒めてはいるというのに


僕の現実は
まるで夢に似てしまう



夜中でもなく
朝でもなく
ただの希薄な時間に



冷たくもなく
暖かくもない
 ....
高架下の
冷えたコンクリートに
みみを添えて
こうこうとひかる夜の電車の
進む方向を
聞いている

せわしなく交差する線が
夜へと潜る
瞬間
手にするのは
あざやかに灯るうたごえ ....
玉兎さんの自由詩おすすめリスト(346)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ケーキの休日- あとら自由詩304-7-7
清涼- 湾鶴自由詩10*04-7-7
魚雷を避けながら- 石畑由紀 ...自由詩10*04-7-6
アイスキャンディー- 千月 話 ...自由詩3*04-7-6
不思議なこと- 佐々井自由詩904-7-6
白い文字- 服部 剛自由詩12*04-7-4
立葵- 天野茂典自由詩604-7-3
ストーン・サークルは僕が- まいきー自由詩6*04-7-2
CHOKER- 本木はじ ...自由詩704-7-2
風日の深緑- 湾鶴自由詩604-7-2
酔鯨- 草野大悟自由詩8*04-7-1
爆弾- チアーヌ自由詩904-7-1
みぎわ- 望月 ゆ ...自由詩5*04-7-1
そうして梅子3才は大人になってゆく- 涼(すず ...自由詩504-7-1
夜とチョコレート- 大西 チ ...自由詩6*04-7-1
海物語- 草野大悟自由詩9*04-6-29
ネオキ- 松本 涼自由詩4*04-6-29
ミチル- 松本 涼自由詩8*04-6-28
入学式前夜- たもつ自由詩35*04-6-28
ひまわりの生まれたとき- 草野大悟自由詩5*04-6-27
迷子- 松本 涼自由詩8*04-6-27
こときり- 石畑由紀 ...自由詩1404-6-27
108- まいきー自由詩9*04-6-27
架空少女事典- まいきー自由詩4*04-6-27
僕がパンをこねている場所- MonKuri自由詩13*04-6-27
ひとりぼっちの椅子- 林檎自由詩204-6-26
ブルーチーズ- 松本 涼自由詩8*04-6-26
communication_breakdown_(10〜12 ...- アンテ自由詩4*04-6-24
名前- 松本 涼自由詩5*04-6-24
羊水- 自由詩504-6-24

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