すべてのおすすめ
深夜に目覚めて
静けさに包まれ
すっと覚醒に馴染んでいく
じぶんが居る
疲れ果てて
早々と眠りに落ちたのに
今は力漲る己に
不思議な感慨を覚えながら
夢のない眠りの底で
宇宙の ....
村上春樹は朝仕事して昼間運動して夜は読書するんだとか
面白くないやつだ
こんなやつと比べられたくないから夜更かししてやるんだ
加齢臭はカズオの勝ちっぽいよな
女のほうが男の ....
全てのアダムとイヴの為に世界は存在する
大概の統治者は傀儡で病気だが
気楽に生きることもできる
花の好きなきみは
禁断の林檎の花を摘み取ったかもしれないけれど
それは時効 ....
音の洪水、響きの洪水
麻痺する脳髄、解き放たれる魂
行き場はなく、独り踊る、命の躍る
剥き出しのシャウト
荒々しく
(助けて欲しい助けて!
深く深く共鳴シ アイ)
僕は憎しみの ....
空が鳥を食んでいる
大地が樹木を食んでいる
愛が私を食んでいる
口腔を歯磨き粉で満たせば
ガス室での緊張
その後に訪う弛緩が
菌と異国の灯火を
消失させるだろう
何枚もの便 ....
ごめんよ。
みんなごめんよ。
各方面に頭を下げる。
首吊りって。そんなカタチ。
死んでも詫びているんだ。
責めないでやってほしい。
ちいさく頷きながら君が去ってゆく夢を見た
現実はそう変わらなくてなにもたくらみは仕掛けられてはいない
年老いた少女はいつも夢の花をアレンジメントしているのだろう
丘の上の孤独な愚か者はさらに ....
いつもの公園で待ってるから
ガラクタみたいな行進曲
ツギハギだらけの人生だ
くるまに轢かれてもラチられても
なんともならなくたって
なんとかなったって
悪意しかない ....
雨の匂いに誘われて
傘もささずに外に出る
空を仰いだ瞳には
雨の涙が降り注ぐ
雨音のリズムに誘われて
身体が勝手に踊り出す
靴を脱ぎ棄て アスファルトの上
裸足でダンス ダンス ダン ....
努力が足りないのか
家庭が悪いのか
行政が悪いのか
国がやるべきことをやっていないのか
貧困問題もそうだが
秘密保護法問題にしても
じぶんには関係のない話だと
....
ポツリポツリ
空が泣きだした
秋の訪れは
コンコンと窓を叩き
寒さは夏を吹き飛ばす
ポツリポツリ
私も泣いた小さく泣いた
傘を待つのに誰もいないから。
わたしはあなたを想っている
いついつまでも
先の見えない暗闇の中でも
あなたを想えば光など欲しくない
あなたの影は緑に縁どられ
美しい横顔は
歪むその時でさえもわたしを捕らえた
夜道 ....
あんまり心体しんどくて
行き場を失い裸になる
そうして編み戸から入り来る
秋風ひんやり肌に浴び
生きてるなあ 生きてるなあ
俺は自分を取り戻し
静かに目を閉じ胡座かく
何処にもいかず只此 ....
子どもにとっては最初から親だが
親は初めてその子どもの親になる
親は職業ではなく職人だと思う
子どもで生きていくのではなく
子どもで生かされていく
成功して欲しいより
失敗しないでほし ....
ロケットが発射
ミサイルかも
空を焼く音
宇宙に突入する音
悲しいかも知れない
張り裂けそうかも知れない
ぼくの敬愛する首領様が
世間では狂人扱いされたり ....
少し広めのベッド1つ。
どこかの旅先。2人の初めて。
2人のひみつ、分かち合って
それは、とてもとても
変な別れ歌。
と寒い波にさらわれた、
始まりに(しずく)が
落ちたら、堕ちてい ....
いくつかのブラックホールを超えて
僕の船は宇宙を漂っている
星はきらっと輝いたかと思えば
それは一瞬のきらめきであり
あとは黄銅色の鉱石が漂う空間だった
宇宙に風はないというが
少しだけ風 ....
静かに静かに雨が降る
私の中にも雨が降る
しとしとしとしと
しとしとしとしと
塗れた体は冷え切って
髪から落ちる水滴が
場違いなリズムを刻んでる
バスタオルにくるまって
ほんの ....
ぶどうはたくさん実がついてるけど
どれが甘いのかはわからない
あたしは結局手がだせずに
秋が深まるのをみているだけ
あなたはどんどん歩いて行くから
細い影にすがりつきたくなるよ
晴 ....
なんだかなぁ
目は痛むし心は鬱だし
何にもする気にならねぇなぁ
五十七の歳を迎えたこの九月末
外は青空いっぱいで
光が熱持ち降り注ぐ
道を歩けば金木犀の香
甘く甘く漂って
夏と秋と ....
まだインパールやガダルカナルみたいなことやってる俺たち
アメリカから見れば日本列島すべてが要衝だ
べつに沖縄だけが地政学的に要衝であるわけではないのに
あの基地の多さ大きさを放ってお ....
滑り台の上で遊んでいた頃
高い場所にこそ冒険はあった
地面に落ちる前の雪を食べて
イチゴ味の飴を舐める瞬間
季節外れのかき氷を知った
僕のポケットはいつも膨らんで
友達を呼ぶとすぐに来 ....
今年もまた稲刈りが始まった
黄金色に実った田は
毎年見ても
何か感動みたいなものを覚える
今年もたくさん実ってくれて
ありがとう!
子どものころ一生懸命に稲刈りした日々が
懐かしく思い出 ....
シンセサイザーに蜂蜜を塗りながら
いろいろと申し込む
雨も降って来たから
タートルズに写真を現像しに行った
星々が行く天球の下
みなしごハッチになっても
肘を汚しても
大きさを比較しなが ....
パズルが得意な人は
きっと数学も得意で
動かすピースの配置を
理解できない数式で計算しているんだわ
私が諦めてしまったパズルを
難なくクリアしていけるのは
アインシュタインも驚く公式を使っ ....
騒乱騒乱
光の洪水だ
眼病の私には耐え難い
圧倒的な光の洪水だ
浴びる、浴びる、浴びる
白い巨鳥が空をいく
ひたすら跪き
ひたすら耐え
夜の到来を待つ
真昼の喧騒に身を置い ....
去って行く人は
未来の時間を数えるが
残されていく人は
残りの時間を数えている
どんなにその時間が愛おしかろうと
その時間は永遠には続かない
時間は決して止まってはくれないのだ
それ ....
人通り。車通り。
消え去った、午前2時と12分
2人の間に秋風が吹き抜けた。
ぶどう味の紫煙と一緒に
マンションの裏に座る。
ボンヤリ見た先にハチワレが歩く。
のんびり、軽 ....
いのちやたましい
こころとかからだ
ニュートンもアインシュタインも
森敦もサルマーンルシュディーも
この宇宙の法則性や人生のからくりを
知りたくて知りたくてたまらなかった ....
微妙に寝苦しい夜更け
いつの間にか眠りについて
目を開けると
眼前に地獄への十三階段
両手を顔の高さまで
ゆっくりと持ち上げて
握った拳を開くと
何にも持ってなかった
まさしく徒手空拳 ....
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