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いつかゼロになるとしても、一歩ずつ進んでいこう。
いつかゼロになるとしても、1を足せば、すぐにゼロじゃなくなる。
それに、いつかゼロになるとしても、決して無になるわけじゃない。
ゼロという数が、 ....
言葉ひとつに対しても、無数の解釈が生まれる。
だけど、人が解釈を生むのではなく、
無数の解釈すべてが、言葉に元々秘められている。そんな風に思うのだ。
だから僕たちはきっと、ひとつの言葉の意味すら ....
今まで出会った物語が、僕の心に残っている。
たとえ頭が忘れてしまっても、心のなかには残るのだ。
物語は荷物にならない。
だから僕は、君たちと一緒にどこまでも行ける。
たくさんの物語と一緒に、僕 ....
君と話すのはいつだって楽しい。
図書室のなかで、校庭のすみで、僕らはたくさん話をした。
君は僕の疑問へ無理に答えを与えたりはしない。
君は、分からないということを風に揺れる風鈴のように愛している ....
僕は人間的でありたいなんて思わない。
人類の一員という言葉が、あまり好きではないから。
僕は僕らしくありたいなんて思わない。
僕らしさが、僕を窮屈にしてしまう気がするから。
僕は風でありたい。 ....
格好つけるのはやめた。
小難しい詩を書くのはやめた。
都合の良い言葉で本心を隠したり、思想で自分を強くみせたりするのもやめた。

仮面としての言葉を捨てて、心から君と話したい。
武器としての ....
忘れっぽいので損をしている気がする。
すごく良い言葉を思いついたのに忘れてしまった。
その忘れてしまった言葉で良い詩が書けたはずなのにと悲しくなる。

だけど、忘れてしまうからこそ思い出すこと ....
私は、書かない。一文字たりとも書かない。何があろうとも、絶対に、絶対に書かない。

あの春の出会いについて書かない。
あの夏の思い出について書かない。
あの秋の大喧嘩について書かない。
あの ....
僕たちは、また新しい朝陽に出会うだろう。

僕たちは、また新しい夜空に出会うだろう。

僕たちは、また新しい言葉に出会うだろう。

僕たちは、また新しい自分に出会うだろう。

僕た ....
ビー玉とは不思議なものである。人工的なもののはずなのに、オーロラのような、雪のような、星のような、魂のような、そんな雰囲気を漂わせている。
ビー玉は、ロマンチックで、霊的で、生きていくうえで ....
月の見えない夜に川岸にいる
水面にはさかさまの空が微かに映っていて
まるで鏡の世界にいるみたい
水の音に耳をすませば
鏡の向こうから声が聞こえた気がした
月は、地上から見えなくたって雲の ....
何故だろう君と一緒に居るだけで曇っているのに街が輝く


遊園地テンション上がりすぎた君地球にはない言葉を叫ぶ


「教科書を食べれば賢くなれる」と言う君はバカだなほんとに好きだ
残酷な人たちへとアメ玉を配る

セミに雪だるまを見せてあげる

なにかを掴もうとしながら歩いている

最後の夜君は満天の光を放つ

あなたの変てこな笑い方を思い出す

心が軽い ....
わざわざうみにまで行かなくたって、近所をぶらぶら散歩しているだけで案外救われたりする。

道をさえぎるほどに伸びきった雑草、ハエのたかる犬の糞、
でかい音を立てて走り去るトラック、落書きのされた ....
君が泣き始めてしばらくすると、雨が降ってきた。
空が君にもらい泣きしているみたいだ。

空も、君を見守ってくれている。

だから君と離れているとき、空が晴れていると安心する。
きっと君もど ....
「目を瞑れば宇宙に行けるよ。あなたにしか見えない星たちが、きらきら瞬いているのが見えるはず」
君はそう言う。
だけど、僕は君と宇宙に行きたいんだ。
君の「おはよう」で目覚め、僕は猫みたいにあくびをする
柔らかさというものは、あるときは光、またあるときは闇の形をとっていて、君の「おはよう」も「おやすみ」もなにかの奇跡みたいにふわふわしている
君 ....
2+2=2×2=2^2=4みたいな式のように、僕らは唯一無二のものとしてここにある。

当たり前のような顔をして、数字や定理みたいに歴然と世界に存在している。
数は作られたものでなく、元々世界に ....
こどものころ、100はとてつもなく大きな数だった
けれど、どこまでも大きな数があるって、100なんて全然ちっぽけだって、大人になるにつれて知った
70億という数字が教えてくれたのは、僕が世界の一員 ....
今日は詩を書かなくたって良い気持ち
植物は緑に煌めいているし、空も青く輝いている ご飯もおいしい
悲しいことも恐ろしいことも、まるで太陽がすべてのみ込んだみたいだ
だから今日は詩を書かない
 ....
詩が居なくなって、冬の光のなかに立っている
はらはらと降る雪をみて、私が行ったことのない、遠いだれかの地上を思う
雪が止み、あおい星空が見えるとき、私たちはまるで同じ場所に立っているかのように、綺 ....
夜のいない街にいて、なかなか眠れない。
この街の中心に、夜を壊すわたしがいて、
夜を壊す音が鳴りつづけ、静寂が訪れない。
街は、一日中真っ白で、誰もいないなにもいない部屋だ。
ある日、わた ....
ベランダで詩を黙々と読んでいる彼女のこころに青く咲く花


「愛だけが空から降ってくるんだよ」彼女は月に住んでいると言う
まっしろな飛行機飛んで雲浮かぶそんな青空みたいな日々だ


真っ黒な夜にいのちを輝かせ浮かんでいたんだ白い白い月
タイムマシンについて瞳を輝かせ話せるような大人でありたい


元旦にストップウォッチを押しましたそれぞれの時にあだ名をつけて


たくさんの涙が流れた夜が明け四百七年目の朝が来る
ある雪の日、名前のないわたしが名前のないあなたを待っている。
「吾輩は神である。名前はまだない」なんていうしょーもないことを言ったら笑ってくれるかなとか思いながら待っている。
待つっていう、なんだ ....
無数の素数たちは、真っ直ぐ前を向き、自然数のもとへと走りだすのです。
セミがミンミン鳴くなかを、ひまわりのところへ、かたつむりのところへ、
帰るのです。自然数のもとへ。
自然数の「おかえり」とい ....
詩人は詩から産まれる。
詩のように花が咲き乱れ、詩のように月は輝き、詩の入り込む余地がないくらいに、人々は自由だ。
詩人は語る。海のこと。心のこと。美しさのこと。
けれど、本当のところ、詩人が語 ....
言葉はいらない。死はもっといらない。
哲学的に木々が風に揺れている。
僕は確かさを追いかける。それは楽しい哲学だ。
うちの猫はなにやら哲学しているような風格があり、きれいに世界を持ってる。
必 ....
作文は嫌いだ。なので詩を書いている。
詩は良いものだ。なんたって自由だ。
どれくらい自由かっていうと、




て無意味に一部を横書きしたって良い。

詩は物語じゃないの ....
鵜飼千代子さんの水宮うみさんおすすめリスト(213)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いつかゼロになるとしても- 水宮うみ自由詩3*18-2-8
解釈- 水宮うみ散文(批評 ...1*18-2-8
物語- 水宮うみ自由詩5*18-1-17
夏の話- 水宮うみ自由詩5*18-1-9
- 水宮うみ自由詩3*18-1-6
やめた- 水宮うみ自由詩2*18-1-4
すごく良い言葉を思いついたのに忘れてしまった- 水宮うみ自由詩4*18-1-1
書かない。- 水宮うみ自由詩10*17-12-22
出会える- 水宮うみ自由詩4*17-11-18
ビー玉- 水宮うみ散文(批評 ...6*17-10-11
月夜- 水宮うみ自由詩4*17-9-4
君は天使- 水宮うみ短歌4*17-8-24
僕らは赤い風船になった- 水宮うみ自由詩4*17-7-28
うみに行かずとも- 水宮うみ自由詩2*17-7-14
もらい泣き- 水宮うみ自由詩2*17-7-9
プラネットアイ- 水宮うみ自由詩1*17-7-6
君は宝物- 水宮うみ自由詩5*17-2-18
- 水宮うみ自由詩1*17-2-2
- 水宮うみ自由詩2*17-1-31
良い気持ち- 水宮うみ自由詩3*17-1-29
あおい星空- 水宮うみ自由詩2*17-1-25
夜に灯っている- 水宮うみ自由詩6*17-1-11
彼女- 水宮うみ短歌2*17-1-2
白い日々- 水宮うみ短歌1*17-1-1
タイムマシン- 水宮うみ短歌2*17-1-1
インターネットの交差点で待ってる- 水宮うみ散文(批評 ...4*16-12-26
自然数の家- 水宮うみ自由詩4*16-12-21
- 水宮うみ散文(批評 ...1*16-12-18
いらない筈のもの- 水宮うみ自由詩3*16-12-14
作文- 水宮うみ散文(批評 ...1*16-12-14

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