いつしか雪が降りだして
夏なのにね おかしいね
僕は悲しい顔をして
君が帰ってくるのを待っている

僕のほうが先に死んでしまうよ
犬だものね 当然だね
玄関のタイルの冷たさに
柔らかく ....
太陽の光が照らす
海の底
色とりどりの魚が踊る
楽園
目を閉じて沈めば
一つになった安心感

日常生活
人間関係
陸の上ではいろいろ疲れる
生きてる意味が見当たらない

そんな ....
片隅に置かれた人形は汗をかいている
滴る雫は畳に吸い込まれる
部屋は水槽
水が満ちて、満ちて、満ちて
月影を残して
わたしの体を夜にする

性と性が繋がり生になる
欲望と ....
コンクリートの石垣と
区分けされた高台の下
淀んだブルーの海に
白いヨットの群れが
白いダンゴムシの死骸のように
そして、漂っていました。

風は海から吹いていたはずなのですが
魚の干 ....
人の気持ちを量ろうとした
わたしは許されてはならない存在

持病か仮病かわからない
肉体か精神かわからない
弱気になったわたしはきみにコールする
待ち合わせの三十分前
「やっ ....
離れていく
手を
掴めない
泣き出した
子を
あやせない


私には、子宮が亡いから、あなたを留める事も出来ない


私には、乳房が亡いから、あなたを繋ぐ事も出来ない


 ....
   {引用=ぼくたちの未来は いつも、さよならで終わっていくの?}


地球儀をまわしすぎたせいで
透きとおっていたものが
濁っていく 
あの日、
チョークで描いた線路が滲んで
二十 ....
鯵の開きってあのままの姿かたちで泳いでいるのかな
だなんて今さらながらにとぼけてみせても
私は私自身に過ぎなくて

迎え火で迎え
送り火で送る
ヒグラシの鳴く音に季節の移ろいを覚え

 ....
厚く



熱の積層する
太陽の谷間で


流水を浴びたいと


切望の淵



地虫は揚力を手に入れて

夏の途中、



蒸す草いきれは陰を追い



木々の葉をひるがえす

風もなく

 ....
その記録に関して

僕の記憶の倉庫には
僅かな記述でくくられた薄っぺらな本が一冊しかありません

でも、その本を開く度に
痛くて堪らないと
僕の中の良心が泣き叫ぶのです
痛くて、痛くて堪らないの ....
ゆく雲が
君を求めてのばした蔓から
ふわりと咲いた雪の花びら
彼方を白く染めるものの 
ひとつひとつの小ささを
ひとつひとつの儚さを
まるく含んだ湿り気が
花の波に匂いたつ
 ....
カラカラに乾いておりました、

何もかもが強い陽射しに溶けて色を失い、

ただ真っ白に輝いておりました

遠くから観る僕は
映画館の銀幕よりも、いっとう大きな銀幕の一番前に立って、眺めているよう ....
あれはまだ私が空元気だった頃
当時はまだ必死で愛の歌を歌おうとしていたせいもあり
それをこっそり聞いた人がいた
別に私も隠したつもりはなかったし
むしろ、聞こえればいいと思っていたくらいだ
 ....
少し遅刻気味の進路

ミスを気が付いて自分を呪った

あの頃に戻りたいのはみんな同じ

いつの間にかに出来上がった

シークレットエンディングを

見るための条件は

どれも自 ....
つまらないことを
ひとつずつ重ねて

積み上がったところで
オーブンで焼いた

不満と愚痴を挟んだパイは
意外と良い出来栄えだった

ナイフを入れて切り分け
フォークを突き刺して
 ....
生きる意味はどこに落っこちているの?



透明なそれらは簡単には見えなくて

僕の心の瞳は

何年も、何年も

ちっぽけな意味を探し続けている


夏を彩る ....
電車でごじかんかかります
乗り換えはよんかいです

あんまり遠くに
いるもんだから
こっそりたくさん
泣きました

あんまりなんにも
わからないから
何度も途方に暮れました
嘘は ....
花の後から雨が降る。
雨の中から花が咲く。
その後煙る雨が降る。

花に嵐の喩えでないが
さよならだけで死ぬものか。
さよならの後雨が降る。

いつまでたっても雨が降る。
梅 ....
オーケストラが奏でる
古めかしい旋律のように
言葉は重みを増して
生命の美しさを語る

指揮棒に合わせて
ピアノが歌えば
ほらもうそこは別世界
目を閉じて
心で聴いてよ
あなたの産 ....
 1
僕の背中に飛び付くのは止めて下さい
爪痕が残ると彼女が誤解しますので

 2
網戸の天辺を目指して登るのは止めなさい
其処に網戸があるからなんて言わないだろうけど

 3
喉が渇いている訳で ....
蜻蛉が雫に映るとき、
雨の一粒一粒に
空は宿る。
濡れては飛べぬその羽は、
悲哀の純度で透きとおる。


雨の最後の一滴が
蜻蛉の羽に落ちるとき、
無数の空は連なって
ひとつの空を ....
 
 
宇宙の規格が
地球の法則になる
出来事として行われたならば
街の片隅に残る
擦り切れたビデオテープを
永遠に焼けばいい

ノスタルジックな伝統が
息づく吐息は
乾ききらな ....
月光にのびる
私の影

過ぎゆく日々の中で
月を見上げることも忘れ

ただ朝が来て
また夜が来る

私はどこへ行くの?
私はどこへ帰るの?

漂流者のような私の心を
月は見て ....
操作されるのは

コントローラーがついているから

敵はどこだ味方はまだかと

そんなこんなしている内に

独りきりになっていた

可愛く写真に写ろうとしても

いつも笑顔には ....
なにやら窓の外がやかましくなった
「今こそ」とか
「ともに」とか誰もが叫んでいるような

ここにしゃがみ込んで久しいし
一見自由そうで実は窮屈な姿勢にも慣れっこ

目を瞑っていれば何が起 ....
「見て、B-29よ。」

一九四五年のある夏の日、
私の頭上にあるのは夢でも希望でもなく
死神の翼でした。

終戦間近、戦火を免れ長閑さの残る片田舎の少女だった私に
戦闘機の名前など区別 ....
ほめられるとすぐ
ちょうしにのるから
あんまりほめないでね

でもたまにはほめてね


そくばくはするのも
されるのもきらいだから
あんまりしばらないでね

でもたま ....
意識が情(こころ)を脆くするから
私は道化師を演じてしまう
この微笑みは仮面でないと
貴女に伝える私は
いつになくおどけている


ただ、眺めていたい
罪人と罵られるのは
きっと発育 ....
{引用=昨日の空と、今日のわたしと、明日の凪と、そこに存在しない隙間、}




窓際のプリズム きみと共有し 虹のない冬に射しこむキセキ



近づいてなお遠ざかる逃げ水にかざす指 ....
くちびるに触れるか触れないか
そんな軽妙さがおとなの分別ってやつだから
コミュニケーションの難しさとか真面目に考えてはいけないよ

古きよき時代であれば
裸足では歩けないほど灼熱の砂浜で
 ....
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