昼間は 陽射しにためらって
 雑木林の奥に潜んでいる
 秋が
 しのび足で 
 次第に満ちて来る夜

 軒ばの低い 村の細道
 懐中電灯をてらして歩くと
 いやに星がきれい

 灯を消して仰ぐと
 生命が ふと重たくて
 ひそかに 胸のうち深く
 響く 虫の音

 まるで�
宇宙のどこかで超新星が爆発している頃
ぼくは縁側で爪を切っている
我々という混沌を気にもせず
おはようございますと近所を装う
猫が欲しい 人も欲しい お金も欲しい
そろそろ寝ますか
それとももう一杯飲みますか
満天の星々を月と雲がそっと隠す
どうしたらいいのでしょう
寿命�
僕が寝ている
始終寝ている
するとどうなる

傍が働く意欲をなくす

僕が飲んでる
終始飲んでる
するとどうなる

女が自暴自棄になる

惚れた男がこのざまで
どうして病まずにおれようか

こうして少子高齢化社会は到来し
もう回復の望みもない

Oh バタフライエフェクト
というに
氷の季節には回虫も動きを止めていた
突然太陽が暴れだしたのでリンコ/僕は逆らうことを諦めた

ゆるせないのは涼しい顔をして腹の虫を肥らせていること
弱虫と見せかけて強い者には抵抗し、さらに弱い者を攻撃するからだ
                           顔�
心なしか連鎖反応の悟り

変容した脳を内包する生命体を眺める

愛らしくなく 続く気もせず

これが涙の終わりかと

ただ呆然とする

私の愛した水や空気や空は

犯されてしまったみたいだ

虚しさがこみあげて

幼稚になった自分に気付いた

無気力でばからしく

あとは目を閉じ
僕らはもっと怒っていいとあった
そうだよね
死者数半端ないもんね

ところが怒った先が
ファミレスの姉さんだったりする
なぜなのか

当たり前でしょ!
強い相手に怒れる?
とのことだった

こうしてもう去勢済みの
僕らの行き先は
大丈夫

SNS上では虎のように
指先一つで怒りを発
 心の 跳ねとぶような白

 に、目を見張る

 花は幻の様で すみとおり

 もう萎んでしまう朝


 銀夜に 開き

 香り咲いた一輪のナイトクイーン

  純真さが迫る

  希望が迫る

  素直に胸にしみいってきて

 そして

 何もないからか

 何処へ 行くのでしょ
iqが20違うと
会話が成立しないそうな
高い方が病気扱いですな

おまえには難解でわからないだろ
誰もわからなければ
病気扱いですな

なんかいー感じ
を大事にしてもらいたい
作品鑑賞

何回ーでも見たい
いい映画
健忘症発症

病、止まない雨はない
というが本当ですか
心はいつも
 小学二年生ぐらいかな?
 道幅いっぱい 横並ぶ
 かしましい女の子らの
 背後にピッタリくっ付き
 駅へ向かう

 なんだろう?
 ラップかな? 
 彼女達の口から繰り返し
 飛びだす言葉
 「無敵のバナナ。」

 歌詞ではないのか?
 リズミカルに節のついた
 「無、敵の
作業をしていると
体温があがる
汗がどんどんでる
それでもあがる

水道で
手のひらを流す
肘から先も流す
蛇口の下に突っ込んで頭も流す

身体の中には
確かに血が巡っていて
身体全体が冷えてく

頭を流しながらじっとする
巡っている
巡っている
感じる身体の中

頭の中も冷め�
夏の水の力を借りて
包丁を研ぐ
冷たい石の周りで
世界は沸騰し騒騒しい
蝉は
悲しみを
果てまで
追い詰めて鳴く

時折
人差し指で
刃に触れて確かめる
すり減りながら
鈍色に光る
わたしの刃を確かめてみる
この切っ先を
これも運命 天の自由
そうか
そうだ
あなたを思う時も
あなたを思わない時も


これも運命 天の自由
悪は悪か
善は善か
それでも
この命に従う


繰り返すのは
命だから
繰り返されない
命一つ
あなたと会う


蜩(ひぐらし)の歌声に
青くなるこころの
ここの魂という命は
夕�
我は燃え盛る火の玉
より良い人生を送りたいという願望の権化

願望が強いほど 不安や緊張は大きくなるが
それらをいじくらず あるがままに感じつつ
突き動かされるように 努力前進
怠けることが出来ないのは 生来の気質

あの人のように呑気になれたらという発想は
知恵によるも�
後悔しても
後悔を味わう

未来の今に
今を生きるために


その人のその時を
私が生きることは出来ないので
私は私の今を生きる
誰のものでもない
私の人生を生きる


「知る者は言わず
言う者は知らず」
と知る者が言っていた。
でもそれは本当だろうか
私は知らない者だ


さ�
 髪を上げてみよう
 唇に紅をひき
 新しい上衣を着て
 お茶を飲みにゆこう

 ポケットには何も
 入っていないから
 冷たい掌つっこんで
 香り高い紅茶を飲みにゆこう

 新しい上衣の匂いをかいで
 紅茶の色をみつめてみよう

 繁華街の路の筋入ると
 外装のレトロな
未だ血圧の上がりきらない朝
乳白色の靄がかかった意識の西側から
コーヒーの香りが流れ込んでくる

オールを失くしたボートさながら
廊下をゆうらりと彷徨いながら
食卓のほとりに流れ着く

ベーコンエッグ
バタートースト
少し苦めのマーマレード
さりげなく置かれた一輪挿しの小�
 変な 顔の子だった 
 くしゃみをした犬の子の様だと人が笑った

 その子が 二十歳をすぎて
 段々と美しくなって来た

 笑う時、口許に愛嬌がある
 と人が言った
 いや 目もとが優しい
 とも言った

 くしゃみをした犬の面影は残っているのに

 二十歳をすぎて

 急�
世界は僕を賛美する
僕は真っ白な天使ゆえ
人の道の頂点にいる

なのになぜだか
世界は僕を蹴落として独りにする
まるで僕は薄暗い日の当たらない所にいる
人の道の最下層にいる

人はみんな僕を愛してくれる
なのになぜだか
人はみんな僕を無視し不愉快な顔をする

みんな夢の中で�
 その日は夕方までに出張先を二箇所回る予定だった
 庁舎の駐車場を出発した公用車のバン
 
 走る 湖岸道路から
 雪化粧した比叡の山陵が見えて
 ハンドル握る主幹へ助手席の私はたずねる

 どうしますか?
 そうやな。
 わたし、アソコがいいかなぁ。
 アソコか。
 午�
浮かぶ言葉は
「死ねばいい」
そんな発語は
安易すぎるとは思うけど

死ねばいい
死ねばいい
って自分
自己同一性なんか
死ねばいい

自分の中の
他人消えて
他人のような
自分消えて
間歇的にやってくる
まぼろし消えて

そして
死ねばいい
が浮かばなくなれば
何かから
少し�
嫌ならいなくなればいいし
誰かに言わずにすぐに去ればいい
そうしないのは十中八九、止めてほしいからだ

批判すらする価値のないものがこの世には数多あって
御多分に洩れず自分はそんなもので
日々の努力以前に 日々の生活でキャパオーバーの人罪だ

それでもゴミのようなら駄作を
好みの女優の舞台の相方を見て
美男過ぎて僕の入る余地はないと思う
終了

学校での校則から叩き込まれるのは
重要なのは地頭ではなく
理不尽でも従わねばならぬルールなのだ
ということを知るだけ

そして僕らはマシーンになる
バイト先で、職場で
しかし接客マシーンとは世を忍ぶ仮
孤独を分かち合う
人はいる?

私にはいない

抱きしめてくれる腕も
名前を呼んでくれる人もいない

孤独とともに
いるしかなかった

あの頃
 糸杉に ゴッホは何を見たか
 古めかしい中世の かびの匂いを見たのか、
 裏切って去った恋人に
 報復しようとする女の歯ぎしりを見つけたのか、
 
 糸杉の先端の望む所
 何となく にごった血の色を見る

 白々とした火山地帯の農村の真昼に
 ヘラヘラ 笑い続ける狂人�
 鮮やかな曲線をのべながら
 明けそめる五月の湖
 暁のシルエットで影絵になる街路樹
 炎うつす水鏡と 空は
 うっすら みずいろさすらわせ
 私を惹きつける

 思い出せない遠さの
 輝かしい歌のようで

 窓辺立ち ちょっと意固地な笑みこぼす

        *

 �
日本国を率いる者たちが
自分の間違いを認めようとしない
このままだと日本は滅びる
そのことに気づいている者たちが
その間違いの元である
貨幣の信用創造という事実に基づいた
正しい貨幣観を広めようと
言論活動を展開しているが
それを阻む者たちがいる

自分たちの出世しか考え�
 まぶたの裡に 月をおさめ
 人は目ざめる

 自己の嵩に 食べられながら
 胸の端に 散らす花
 祈りは いつも途中で待つ
 雨を迎えに 降りつかえる

 命のジグソーパズル
 無理矢理はめこむ力
 膝にかかえ ギヨーに至る
 坂道の町で
 灯りを消した
 一ミリメートル�
人生をくしゃくしゃっと丸めて
その辺に置いておこう
それでも僕は大通りを歩いている
路地の角を曲がっている
もうあっちいったりこっちいったりはしない
今此処を極める
と拳を握るのも疲れる
風に任せるのも楽ではない
てなことを書いても
人生は変わらない
私は日に日に純粋になっていく
私は日に日に成長していく
当に伸びんとする蒲公英のように
生きれば生きる程
私の周りに興味を持つ
いや私の中にあるものに興味を持つ

輝いているなぁ 世界は
世界や自分の存在に感謝する時
この胸より歓喜が湧き出ずる
思う存分謳うがいい
世界を森
イヤフォンは有線で
曲がり切れない孤独が
頭の中で渦を巻いた

長いノイズは
トイレにも流せないし
寂しい未来を想像する

ずっと信じて来た人に
感謝されたい訳じゃなくて
ただ愛されたかった

今日の雨のように
頬に傷を付けたら
そっと舐めて欲しかった

ワガママばかり言った
ひだかたけしさんがポイントを入れずにコメントしたリスト(209)
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