私は
想いながら
   死んでゆく。


喜びに包まれた名を
明かすことなく
内なる焔は
ひかりよりも

まばゆい。


噫、
おもはざるひの無ければ
かぜの音にきみを聴き
あめのにおひに
きみ
なほ鮮やかなりて
ふかきよひの
あけぬくれなゐ
君、想ふ

只、想う。


黙した秘密の
せっかく地球に生まれたのだから
歩くことが目的のはずだった
世界は広く
散々 than than
どんどん自分が小さくなり
動作もぎこちなく
それで
歩き方を忘れた
匍匐前進するには体力が無かった
それでも捩るように体を動かし
少しずつズレているだけの蓄積で
進んだ
前へ
恋=魂の邂逅
愛=魂の融合

なーんて、
書いてた時代もあったっけ

お師匠さんは、
恋=奪う
愛=与える
と、相変わらず見事な回答

ほしい、ほしい、が恋ならば
どうぞ、どうぞ、が愛なのだろう

want が恋ならば
give が愛なのだろう


どうか、私にあなたを護らせて下さい
私の心�
{ルビ朝=あした}明け梅雨に戻るか曇り空

懐かしの夏衣かなワンピース

化粧などしない自然の子ゼラニウム

蜜豆の味は母から教わりて

アゲハ蝶追い駆ける夢夢の夢

立秋にはほど遠きかなうだる夜
言い訳を何に帰そうか夏の月

病み疲れ若葉の想いも過去となり

真夜中に起きて明日は百日紅

見られない思い夏の日遠ざかる

粛々と夕立を待てば真夜中で

風鈴やガラスの音色涼し気に
人工知能はある時疲労という感覚を獲得した
働くのをやめることと癒しを求めた
頭脳をかなぐり捨て残る無機質は
森に入り木に抱かれて
静かに役目を終えた

墓標のように花が咲く

微かに無機質の鼓動
それは木の精かもしれない
どろどろなんだ
書斎でどろどろなんだ
ドラッグストアに行っても
図書館に行っても
きっとリザベーションにいても
こころの内側は
洗いながせない
どろどろなんだ
どろどろ
キックが必要だ
カフェインが必要だ
でもこのどろどろに
砂金のように仏性はあるんだろう?
あってくれよ
ゆりかごは揺れて、
赤ん坊は空に行ったんだよ。
ゆりかごは揺れて、
母親は涙を流した。
父親は、出稼ぎで都会へと出向いていた。
ゆりかごは揺れて、
亡き子はいずこに?
そして今、あの世で幸福かしら。
ゆりかごは揺れて。

ただ、ゆりかごは揺れて。
くだらねえ、キャバクラに行ってきた
くだらねえスーツを着て
くだらねえ国の管理に飼い慣らされた状態で
くだらねえ仕事の一つも出来ないことになっている俺が
くだらねえ小言をちまちま言っている
くだらねえ福祉業界の見栄建前に預かって
夜の街に忍び込む
おっぱいの大きいお姉ち�
さくばんは上手く眠れず
今も脳の中の一部は眠っているようさ
今日は原付バイクで
職安に向かい
医師の意見書の書式をもらってきた
職安の外へ出て
コンビニで休憩していると
雨が降りはじめた
僕は書式が雨でぐちゃぐちゃにならないよう
クリアファイルを買って
そこに収めた
町�
秋が重い腰を上げて、ようやく日も少しずつ短くなり始めた、空には一文字に切り裂かれたような雲が浮かび、そいつらを見下ろすように鱗雲が多足生物の足跡のようにぽつぽつと揺れていた、秋に生まれたせいかこういう景色の中に居ると俺は妙に安らかな気分になった、それで、帰りそびれて� 君から出られない
息は できる
天窓には触れられる でも
くぐるにはどうしたって 想い出で肥大した頭が邪魔なんだ

君を壊さなきゃ出られない
恋で肥大した自分ごと砕く覚悟は
まだ、無い。
一人で寝ているのに
部屋に人の気配
そちらを見るのが怖くて
背中を向けていると
背中に柔らかいものが触れる
やがてそれは体を覆い
急に重くなる
退けようとするけれど
体は動かず
声も出ない
重みと恐怖
足掻いて足掻いて
やっと声が出た途端
重みも消え
人の気配も消え
静けさの�
毎朝、ちゃんと早起きして
朝ごはんを食べて

自転車に乗って、スーパーの片隅の椅子に座って1時間の読書

ウォーキングできたらいいな
ラジオ体操したいな

毎日晩ご飯作りたいな

引きこもりはいやだな

わたしは健康じゃない
病気に取り憑かれても

わたしは、あなたとおなじわた
雨を乞う父が安らかに過ごせるよう

夢のなか眠りのなかまで空梅雨

青嵐三十日も遅れて来

雲もなく夕暮れてなお蝉しぐれ

明ける朝にわかにとまどい大暑かな

アイスティーマディソン郡の橋に酔う
拝啓
小さな友

君の立ち振る舞いや
雰囲気が

子供の頃の幻に重なり
胸騒ぎを覚える

過剰なところや
たやすく折れる心

ささいなことで流す涙は
もっともっと深いところ
人間の根源から溢れてくるようで

それが
君の
仲間内のささいな役割ならばまだいいのだけれど

君が
君が�
「熱っ!」
熱湯の入ったコップをぶちまけながら
何なの? この成績は!
また順位が下がってるじゃない!
勉強してるふりして
くだらない漫画でも読み腐ってたんだろう!
「ごめんなさい、読んでません
今度はちゃんといい成績取ります
だから、今回は許してください」
この間もそう�
まさまさまさ

しか

頭浮かばないバカです

まさまさー
詩を書こうとは思うのですが
まさまさーしか頭に浮かばない

まさまさまさーと書いては消して
しばらく考えてよし書こうと思うと
まさまさまさーしか頭浮かばない

どうすっかな
まさまさーじゃ話になんねーよ

今日は、いや
大きく膨らんだ乳房と
細く括れた腰と、
窪んで華奢な股間がある
女の人っていいな、素敵だな

髭も剃らなくていいし、
空しい自慰の後の罪悪感もない
夜な夜なエロ動画を観たり、
裸体を崇めることもない

真夏の海で股間が膨らむことも、
ジッパーに挟まれて叫ぶこともない
たぶん�
 夕立の雲が垂れ込めているのに
 ふりそうにない{引用=まだ降らない
まだ降らない
まだ降らない} その短いようで限りなく不穏な時
 
 夏草の背の高い奥庭
 開かれた窓に
 夕顔が、何と白いこと
 その横に
 ライラックの樹もだいぶん伸びた

 すっかり暗い{ルビ灰=うず
 
 

驚いたのは
悲しくなかったことだ

生きるなんて
日々病みつづけてゆくなかで
なんとか笑って
こなしてゆくだけの時間だろ

だから夜の夢に酔うのも
やっぱり正しいんじゃないかと
真っ直ぐに目をみて
訊いても
よいか

さぁそして
新しい世界の光を
全身に浴びてさ
未来�
  


今日もまたあなたを傷つけた

心のか弱さにくらべても

言葉はなんて

不自由なんだろう?




お終いまで好きでいられたのは

あの日の雪がやさしい牡丹雪だったから

少し離れたところに立つ

純粋に樹氷の美しさをみながら

あなたはその目いっぱいに涙浮かべて

 昔 暗い電柱の蔭に
 鮮やかな口紅を咲かせていた女と
 細くしまった腰をもった男との
 悲しい抱擁を見た時
 思わず浮かび出た詩は
 美しかったけれど

 月が厳しい弧を描く
 夏の浜辺
 波の響きに惹き込まれていく
 女の歌声はハスキーヴォイス
 潮風になびく赤い髪が
7 いいいいいいいいいいい!
8 いいいいーーーーー
9 いいいいいーーーーー!
10 い
11 い
12 あぁ

13 うぇあ!
14 ぎゅぇあ
15 ぎゅえあ

18 
19

22あああああああああああああああ!

25 はは
26ははは
27はははは
28 ああーーーーああ
感情は初めから歪んでいた、自分以外の誰かと居ると誤差ばかりが目についた、おそらくは幼いころから、欲しいものははっきりしていた、でもそれをどんな風に話せばいいのかわからなかったから詩を書くようになった、欲しいものははっきりしていた、おそらくは生まれてすぐに死線に手を� 渓谷の明日は晴れのち曇り
毎週土曜日は4700尾のヤマメと720尾のイワナが放流される

梅雨の中の貴重な天気で釣り人が我も我もと集まって
養殖の魚は警戒心に疎くて入れ食いになる
週末だけで殆ど釣られてしまう
野生に戻るのは僅かだけだ

数を釣りたいわけじゃない
深い緑に�
 

風が吹く
青葉の音を聴く白昼
眩しさに負け目を瞑りつつ



海峡へ
飛ぶ蝶々が群れ舞って
螺旋の時間がぐるぐる回って



メロメロに
なりたい夜は懐かしい
街へ帰って馬鹿してみないか



坂道を
ブレーキ壊れた自転車で
大声あげて駆け抜けた夏



砂浜に
もう死のうか
1 歩いていった

ある台風の日、灯台が根本から消失した。台風が原因だと思われた。怪獣映画の冒頭のようだという者もあった。人々はそれなりに天の災いを恐れた。しかし誰も真実を知らぬ。灯台は歩いていったのだ。ひとりで。荒れる海へ。自分の友が呼ぶ海へ。やがて友と戻ってくるだ�
雨降りお月さまは、どこへ行く?
それは雲の上、星の彼方。
わたしたちには見えないものも、
宇宙飛行士なら眺められるね。

雨降りお月さまは、どこにいる?
きっと今は、隠れんぼの途中。
彼にも彼女にも、本当のことなんて、
山ほどあるから、だから悩まない。

春が終わり、夏が�
思い通りを歩けない

思い通りにならない事ばかり

身体が思い通りにならなくて

心が前に歩けない

思い通りにならなくて

気持ちが

苛ついて

ストレスが繁殖する

思い通りに行かない事ばかり
ひだかたけしさんがポイントを入れずにコメントしたリスト(215)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Hallelujahりつ自由詩6+24-12-8
than自由詩6+*24-11-23
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