埋蔵された言葉の数々の
意味を探した 理念の
外部に探し出すことのできない
情報の言葉を 理解させる


私はプレゼントだった
苦悩を歩き回る時


人間を知ることのなくなった君に ....
人は天井に
朝の訪れを知る
世界の中に吹き渡る 思いは
海を流れるだろう
海の景色に夢を見た 私は
風の流れを 起きあがる

人の何も知らない
体の奥を
暗闇で じっと 考えている
 ....
約束のない午後のアルコールを飲みこんで、いつまでも片隅に疲れ果てさせられている。空に変わる缶の重みを感じさせられながら、窓の向こうに霞んだ黄色の中に、景色の匂いをかごうとしている。窓の彼方に広がる日曜 .... 自分自身の消された言葉を携え
意味のなくなった私は 飲んだくれた 家路を戻る
風の無い いつかの路地裏を立ちつくしたまま
人気のなくなった カウンターの上で 一人うつむいていた

今夜もアメ ....
目に寂れた色をした
そんな風など 私は受け止めている気がしない
波線ばかりを手に抱いている
窓辺に一人
膝で雑誌を撫でて
私は煙でいたいとぼんやり稜線をなぞる
打ち寄せてくる波しぶき
水 ....
私とはたたずむだけの造船師
船を壊しては 旅する 世界の中
私は 遠く舞い上がる 火の粉を見る
バラバラの部品を探し続ける
海の向こうは アメリカ大陸が広がるだろう
その向こうには ヨーロッ ....
私の消えた希望を
苦悩する 何もない 体が
逃げまどう 希望の中で
死を 探し続ける

冷たい部屋の 人間に
最後の灯火もなくさせられた その 祈りの
暗闇を 壊した

世界の 夜の ....
私は考える
考えるべき生き残っていく方法について
暗闇の中で 私はひとり
いつかの自分を思い浮かべる


理想の人生に憧れて
ひとり いつも みじめに遊ぶ


私は主張をしていたい ....
1
絵に何一つ抱くこともない思いを、人は車で追いかけるのだろうと、私もハンドルを握っている。


2
味方が敵軍なのだと思った陣地から、兵士たちは帰ってこない。


3
やつれ果 ....
お金の無い私は家路を去る。世界に存在することのないため息を繰り返している原宿を、哲学すら無く歩かされているのかもしれない。友達に取りざたされたセリフでバーゲンセールを信じてさまよい続ける、ただただ貧乏 .... 釣り竿を捨てた
そうして 無くなったイソメを
堤防の上の私は見つめ続けることだろう
私の日記の 永遠に開かれることのない
ビルの下に 立つだろう
遠い日の夜を嘆かされ続けた
まきえさの粉塵 ....
現代ニッポンにおける、日本の若者たちはゲームにより毒されてきている。私としてかける言葉すら見あたらないほどだが、我々として今一度インターネットなどに対する対抗の基本姿勢を見直そうとすべきだ。それ自体が .... 私は思う 革命を
思いとしての一秒ごとに 変化していく
革命のその中に明日を求めるのだ
虐げられた 毎日の 希望として

鬱病者は 出口を求める
出口もなく 私は 破壊しようとする
何十 ....
電車に乗れば世界が自分を流れていく。田舎では整備工場の原色の看板が、都会は灰色のビルや貯水用のタンクの大きな化け物が流れていったりもしていた。季節をゆらぐ世界はいつもそこにあり、ファッションとして .... 私は透明人間だ
世界に 立ち続けさせられた
そう 私は透明人間なのだろう 世界に
体を探し続けた 私として

反射した 光を探させられた
光は 体を 躊躇した
私ではない きらめきを 立 ....
ひとり窓を見つめて立ちつくしていると、雨風が吹りしきっていた。緑色をしている雲なのかもしれないと思えた。青色をしているところは、港の方からの色だったのかもしれない。曲がり角を曲がりながら、道を探してス .... 考えもしないまま外に出かけると、軒先にそのまま戻ってきた。私だけが孤独な人間なのかも知れないと思った。ああ楽しめることなどないのだろう。憂鬱なのだと思いこまされている道を仰げば、日曜日は人が行き交って .... 私はいつも考える
夕闇として読み進む 私は
私は私を読み進めさせられていたのかもしれない
言葉を 私は 本の 主人公として

誰一人知らない 日記を
私が読むとき 君は元気で暮らしていたの ....
私は何を、私にする?
忘れてしまった 記憶だ
記憶は 私の体の中から
ああ すべて忘れ去られた

その意味を 忘れた 空だった
色となって 私は 知ることだろう
その 色ではない 空に私 ....
私の腸としての幻想の、
幻想の指先は、指紋。
網膜の一点としての、知恵の輪。
渦の音色は月面のクレッシェンド、
おごりとしての憤慨。
私は、
闇。オリオン、

恒星の、
灰。瞬き、
地中にー


私は、
写真の、番号。

戦争はー
数。
私は歩く
歩く体として
私は私の思いでなくさせられた
ああ 私は夢だ

空として 走る
走る 真っ白だよ
そうさ 灰色だから私は 殺す
私でいたい あんたへと
私は何も考えていない
何も 考えていない 人間だ
疲れたのだ
夜に 旅立つ

私とは 何も 考えない
何ということかも考えていない 人間だ
疲れだ そういうことにしちゃっている
夜に  ....
今日は学校に行って来た。学校なんぞというところはほんとうに退屈な場所なのだ。だけども一時間目が始まった。ぼんやりさせられていると、二時間目が始まった。ぼんやりさせられていると、三時間目がはじまった。ぼ .... やり尽くされた言葉を抱えた
私は諦めにも似た感情を どこかに封じ込めていく
やり尽くされた 言葉なのだろう
ひとつも 手にしていない

私は存在する
暗闇ではないのだと 思うべき そこで思 ....
何にもなくなった手で掴もうとすることの詩が流れていくのを感じる
私自身はどこにいるのだろうと眠る
暗闇のどこかだった
ぼんやり 朝の事を花火に 失われた

空の霧の元気さなのだ
だが 思わ ....
街を歩いていく体は、手にさせられるものすらなく、電車の訪れるべき道へと、一直線に歩いてきただけ。川縁にあった道は昨夜に着いた雨でひとしきり、アスファルトとして染みついている。買ったばかりだったスニーカ .... 空のない世界は言葉としての全体感すらない。一つの、葉に手を乗せた。庭を向かう風に立つ。僕の思うことなんて失われてしまった、明日に自分の考えとなり馳せる。アスファルトの隙間の芽を芽生えさせた、緑色となっ .... 誰がいたのだろう
いたのだろうここに 誰がいたのだろう そうして
違った道を進まされてきたような気のする僕はいたのだろう
憂鬱など無くなった道に 立たされていた

イギリスじゅうの 知りもし ....
絵画とはなんだろう。いつも考えている。ただ、そうではないものがあるにしても、絵画に自分自身だけは存在しないように思う。だから、どんな作品においても殺風景な感覚があるのかもしれない。自画像は、自分を投影 ....
番田 (2143)
タイトル カテゴリ Point 日付
水たまりのどこかで自由詩010/5/30 2:26
四畳半の夢自由詩610/5/29 1:03
黄色の、色自由詩010/5/28 1:15
退社自由詩110/5/27 1:23
平日のフェルトペン自由詩010/5/26 1:28
おっさん自由詩110/5/25 1:27
牢屋で自由詩010/5/25 1:26
かすかな一歩自由詩1+*10/5/24 2:17
5遍自由詩210/5/22 1:08
思いの隅で自由詩010/5/21 18:00
エビの瞳自由詩010/5/21 15:02
国に、何するか自由詩010/5/20 1:24
明日のペン自由詩110/5/20 1:22
機内から自由詩010/5/19 1:31
退社自由詩110/5/18 1:35
カニミソ自由詩110/5/18 1:34
夏の現実自由詩010/5/17 0:14
本と私自由詩110/5/17 0:13
空の色自由詩210/5/16 3:14
鼻頭の腺自由詩310/5/15 3:22
体、陽。自由詩210/5/14 2:24
少年ナイフ自由詩010/5/13 1:02
怒られて…疲労自由詩010/5/12 1:20
小学生は今日も病む自由詩010/5/12 1:18
中央線のラインから自由詩010/5/10 23:46
保険会社のてっぺんへと立ち自由詩110/5/10 1:20
車を、手に入れ自由詩010/5/9 3:03
何もない過去を自由詩010/5/8 1:45
日本の、窓か。自由詩010/5/7 1:33
夜のボート自由詩110/5/7 1:33

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