男はひとり 夕暮れを見つめて
沈んでいく 夕暮れを見ていた
歩いていく アイスクリーム屋の姿とすれちがっていた
パラソルの下でアイスを買って 休憩をとると
黄色い海辺を 歩いていく
何人もの ....
浜辺に砂が少しまきあがっている。男には、アイスクリーム売りや、赤いパラソルの貸し出し屋、肩もみ屋、サンオイル貸し、サーフィン教室の勧誘者が歩き回っている。中古屋は、その手の中に何も持っていなかった。男 .... 何にもない手の
何ですらもない 路地で
ひとり 奏でる
つぶやきの中を 立ちつくす

緑色の 芝生の上に
楽器をなくした
誰かに 届くであろう
声を 私は持っている

何にもない手 ....
私の希望を思う言葉に知る
ひどくつぶやきに思わされながら 
思う 私は 思いを
寂しげな憂鬱に浸っている


何もしない
そして 何もしないままである
私は遊ぶことなどなくいつも 音楽 ....
暑い日の中で
シーツは 眠りにつこうとすると
部屋から ひどく遠いように
とても思える

煙草の煙を見つめながら
色々なことを 考える
自転車を こいで
ギターを弾いている

 ....
一個の詩を思いながら
何もないのだろう 私の言葉を
日は 知っている
暮れている 私が 私の夜を


そんなため息の中で
ものごとを そして ひとつ描きながら
わからないことに は ....
ノートなどを見るのであれば
私は白く綺麗なノートがいいのである
シャツを買うのであれば
とても白くて綺麗なシャツが欲しいという風に


広い海に入るのならば
浅瀬のない 遠くの深い海へと ....
白色でもない意味を
内容として 見つめている
大気の流れを 抹消する
深夜の時間の 彼方として

塊の内部として
手にしたばかりなのは しおりだった
胸に抱いたのは 人間
紙ぺらとして ....
労働者として 街を 歩けば
踊り子や営業マンばかりが 立ち止まっている
路地裏の方を 歩いていく
一円玉が いくつか 散乱していた
アスファルトの 全体に 淀んでいて
アメリカの 泥地から  ....
浜辺へと歩けば、
島の彼方に船がいくつも浮かんでいるのが見えてきた。
そばには、サッカーをやっている黒ずんでいる子供たち。
足下へ、白いボールが飛んできた。


遠くにあるのであろう、ゴー ....
何でもない言葉で
夕暮れを 記そうとしても
日の出なのだろう
瞳は 認知している
朝の 逆側に

朝の内部に
立ち止まっているのは 川だ
ぞうきんの反射は 空に近い
コウモリは  ....
私はとても疲れている
世界を歩くことなどないままに
夜としての流れを見ているように
光であることを感じている
この光の向こうで 夜として存在し
風となって吹いていることだろう
私は食い ....
パンを焼くと
私の体は 寂しい
パンが胃を満たすけれど
私だけは うれしくはない

私は 風車の 遠くで
小麦の匂いを嗅いでいる
釣れるポイントの遠くで
名前としてすら 忘れた

 ....
私の願望は何一つ
描きはしないだろう
何もかも知りつくしていた 絵画作品を
暗闇の奥に 凝視する


絵とは 風のようなものなのだろう
そして 私は言葉を飲み込んでいる
生きていくため ....
何もない手に
私は 見る
空っぽな 自由を
私は 思いうかべるだろう

夜の中だった
空の そこかしこに
木の根として見つめさせられた
湖の音が 打ち寄せられていた

同じ色の ....
Jポップに音の芯が
鼓膜の中にはないものだったとしても


私は 一つの憂鬱として聞こえない
私にはいつくしみが必要だった


今日も憂鬱な様子がしている
小魚の前だった


 ....
何にもするべきことのない
そんな毎日を、私は
泳ぎ回るようにして、じっと
漂っていくだけ

私は手にコインを持つ、そして
疲れた体はその一つを捉える
手にお金があるのだと知り、眠りにつく ....
何かですらもない音楽すら、理解されずに寝転がっている。私はそこにそれを聴いたのだが、あなたはそこをそれに聴いていないと言ったのだった。私はこれを読んだのだが、あなたはそれを私のここに閉ざすと、空の向こ .... 国会へと集まれば
漆黒の門塀の裏門で
鯉を釣り上げた漆黒として 想像する
セミがギャンギャン 鳴きわめく


国会の裏手だった
そして 議員の人と握手を交わした
議員として 震えている ....
言葉を叫ぼうとする祝日に
疲れた労働者の体を
不満の心の内側から
メロディとして歌う
校庭の中に集っている

サッカーの試合を
傍観していると
母校がやられた感じだった
速いシュート ....
父に会うといつも
私は刺身になっている
ワサビをなめると
高らかな笑いをする

母の姿を追いかけては
私はアルバムをめくり
母の顔を見つめていた
夕暮れの路地裏の影から

鳥の一羽 ....
風の外君我の中目の殴っていた海


夢のある姿を知ってる時我の体でないこと生きてく


手を舐める舐めている毛の手を拭いた拭いている毛の手を舐められた
私は松屋にカレーを食べに行こうと思う。しかしながら立ちつくした人には吉野屋が向かい側に存在する。街は昨日からのお祭りでたむろしていた人などが吉野屋の手前側を行き交っていて、街の向こうには青い海など見え .... ブラジルはサッカーの強豪そうなのか


自制的生き方の否定若かった


何もない日の世界ゆく死んでいる




何もないナイチンゲール光


何もないその内部へと私は出かけ ....
晴れている日には
晴れた 澄み切っている 色をしている
健康である 体になっていく 澄み切った
湖のそばにて ラーメンで 健康になる


恋人であることを思いうかべる
文庫本のページを閉 ....
何にもない体で生きていくとき、眠気を感じさせられた。私の腰は、人に疲れているのだろう。人である1日は続いていく。あなたは誰なんだろう。私には人間にも、見えなかった。窮屈な言葉の私は空の窮屈さに疲れてい .... 私は 無だ 
貝殻の絵に
甘い体を 遠のく 人に
視覚の岩肌に 凍てつく 心は
地面の 花畑に
未来を味わった


地面の 花畑に
未来を味わった 私は
私の消された 世界へと 流 ....
01
何にもない道で、自分のことを追いかけて、楽しんでいる。


02
何にもない道で、私は言葉を叫ばされていたので、どこまでも暗かった。


03
何にもない道を歩いていくと、疲れ ....
人は髪を見ている
髪は何も描かない
髪のまま あるだけだ
私は髪を見る

肌に触れる
肌ではない 白い色に輝いた
黒い色をした 肌ではない
髪と肌とが 白い人は輝いた
何ひとつ語らずに生きている毎日にため息を吐きかけさせられている窓の外に枝が揺れていて、何も語らずに流れていく日常だけがぼんやりと流れていくような気のした合格発表をする直前の門の手前の私は疲れ切っていた ....
番田 (2143)
タイトル カテゴリ Point 日付
夕暮れの、ビーチ自由詩110/7/24 1:55
あのライカのこと自由詩210/7/22 2:28
緑の言葉自由詩210/7/22 1:22
紙としての灰色に自由詩210/7/22 1:22
私の夏の夢自由詩210/7/21 1:18
詩の白いノート自由詩210/7/21 1:17
外車で自由詩210/7/20 2:00
とある画家としての、夜自由詩210/7/19 22:43
わしらお互い楽しい自由詩110/7/19 1:44
あのボールの、行方に自由詩110/7/19 1:43
ある、ひとりの、画家自由詩110/7/18 2:33
明日を、忘れ去るな自由詩310/7/17 15:28
魚と皿と自由詩010/7/16 2:08
私と何か自由詩110/7/16 1:48
世界地図を、全部見た自由詩210/7/15 2:08
空と一個の檜と自由詩110/7/15 2:06
絶望に、無欲自由詩210/7/14 1:53
ぼやけた、心の外自由詩110/7/14 1:53
ひとりの、私にとっての兵士自由詩110/7/13 1:10
労働者の主張する意味自由詩210/7/12 22:31
アルバムの風景自由詩010/7/12 21:27
3首短歌010/7/5 1:41
ナンと何自由詩110/7/4 14:21
10言俳句110/7/3 1:46
アメリカ人か自由詩210/7/2 1:11
疲れている人自由詩110/7/1 1:57
囚人歌自由詩410/6/29 1:48
何にもない道へと自由詩110/6/28 2:16
モデル自由詩010/6/27 3:14
3月自由詩010/6/27 3:13

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