夜中にはたと目覚め 妙な異和感
何か重たい記憶を背負った様に
ふっと気付く 、深々と

どこかにいた
今まで俺は確かに何処かに居た

想い ずんと
落ち来る如く
沸き起こる

け ....
向こう林立する樹木の暗闇から手前こちら、
苔生す巨岩の平らかな頂きに
絶えず大量に溢れ流れる水がある

そうして溢れ流れるこの水の内に
絶えず脈打ちうねり律動スル力、

水の溢れ流れの大 ....
夜毎共に花火を打ち上げても
君には何も残らなった
陽の照る最中に降り注ぐ雨
純白の光に崩折れてしまえば
眼前を直進スル白骨の隊列

死の影を引き摺りながら
いつも不思議と明るかった君、
 ....
 官能愛の慟哭より
いと高き愛の音 、

 しゃらら しゃららら

鳴る言の葉の
 荒ぶるなり
 
 肉の死して
続く宇宙の鼓動

肉を貫き
 流れる河が 在る
一時の 安らぎの座椅子にて
瞑目する意識の視界の奥処から、

声がする
鈴打つ声々
脳髄に意識に響く

思考イキモノ 、

静かに波打ちうねり
銀の粒子無数に躍り
律動の言葉の声 ....
灰白に濡れ光り筋立つ
幾つもの鍾乳石に這いつくばり
辿り進んでいるうち何時しか女が道連れに

ニコッともせず先をいく女の
その剥き出しの背骨の
やはり筋立ち浮き動くを見入る内に
脊椎の筋 ....
すべて商品消費物として呑み込まれいく
私の私たちの声は哀しみは何処へいくのか

 三人死ねば大変だが、三百人死ねば計算の内だ

この時流を打ち破っていく強さ強度持たねば
私は私たちは只々死 ....
この混沌の廃墟の
愛の 自由の
また肉身の
はるかにその
とおくみなもと
絶滅のあとの浜辺へ
ひらたく置かれ置く
一枚の板
寄せては引く波に
洗われ続け打ち上げられ




 ....
直進する時流とは
時に垂直に交差し
慎重に回避して
歩みを異にする
子らのいく
途を進めば
わたしの内に
花が、咲く
咲き開きながら
崩落スル氷河の力
見えざる神聖な
純粋思惟力 ....
さらささらさ 葉群れ揺れ
更待月*の白銀に
空明の水の色に浮き上がり
見つめている 見つめている

さらささらさ眼差され
風強いこの日曜の朝、

私の身体は果てを失い
セブンイレブン ....
金星 とっくに沈み
天使の風 吹き抜ける
この夜闇にして、

私より先に
思考力動の躍り
在ること 、

私の脳髄を使い
脳髄の向こう
思考スル声々、

自らの内に絶えず響き残 ....
自分が母親にフライパンで炒められ続ける
悪夢を繰り返し繰り返し観させられ続けて

遂に自分を自分で傷め罰し始め続ける
少女の右腕はパンパンに膨れ上がり
自ら罪を犯したのでは無く
母親から罰 ....
花を、置く

崩落スル氷河の力
自らの内に働くを
直に観入り、
自らの肉体の
死を破滅を破壊を
見据えながら 、
無数の他者へと分裂していく
この四分五裂手前の私なるもの、

貴 ....
吹く風の光を乗せ
光を掻き混ぜながら
在るもののカタチを造り
また崩しては吹き抜け

ふっと今日も路傍に 石

、あの日 高さの緊張から見入った闇の深さ
、観識る肉体を破滅破壊スル赤裸 ....
診断の後の朝 
くもり空の下に
駅へと足早に歩む
ひとひとひと
吹き付ける寒風、
在る者の輪郭を
もはや形造らず
一群れの隊列を
容赦なく凍らせ
吹き抜けていく

改札を潜れば
 ....
千里の浜の渚に寄り添い 
ひとりの人が海原をひらいた
開くべくもなく海の紺碧を開き
巨大な炎の渦を渚に打ち上げ果てた

浜辺の人々は息を呑み足をとどめて 
巨大な炎の渦が減速し窪みゆく一処 ....
目隠しされた灯りの下
踊り明かすしか無い私たち
昨夜も今夜もまた明日も

蒼白い腹うねらせ続ける夜に 、

たれか自らの痛苦の肉身超え
内なる魂が担うもの 掲げ得るか


 ☆
 ....
朝のアスファルトに
鋭角に切り込む境界線、
若人の軽やかな足取り
屈曲した老人の背筋
鮮やか明暗二分し、
道端の名もなき花に蝶、
ゆらりひらり舞い降り
光に織り込まれた鱗粉浴びせ
地へ ....
自分というこの私なるもの、

生きた思考力動が自らの活動の
脳髄といういわば鏡に映され
その鏡像に力動の眼が注がれる瞬間、

この私という自己意識が初めて生まれる、

思考力動の主体と ....
今日もしんと快晴なり 、

深々と到来するこの夜明けに

あちこちでボール投げ合う
あの子らの声 木霊して

置き忘れてきた時の狭間
宏大な奥行き只々広がり

既定の時の流れ凍結さ ....
真の詩表現 、

表す人の深き生き様
如実に浮き出す

この事の自覚無き人の
詩表現 、先ず

只の私性次元の感情思惑の垂れ流し

(幾ら美文調で綴る技術担い持ちても)

即ち ....
外側から掴み取ろうとする
と、途端に姿くらます

と思えば ふと、

姿現し挙げ句大笑いし生き生きと
ならば 、
共に直に大笑いし生き生きと内へ

内懐へ入り初めてその力動の
直に ....
《私》と云う、
わたしが
立ち合う
思考スル現を
意識奥深く
じっと眼差し
つつ在るもの、
少しずつ少しずつ
覚悟決め掘削作業進め
光当て照らし出さんとして居る
今の私に 夜な夜な ....
暮れへ向け滑走していく
時を担いながら
この冬日の澄んで

青み濃く天空を染め抜き
吹き抜ける寒風に花々絶え

見知らぬ子らのボール投げし
高々と時空を揺らす
声上げ溌剌と言の葉散ら ....
13・終わりの始まり

ここでこの瞬間にして

自らの思考純粋に作動すれば

思考 もはや自らのものではなく

私と世界を分かつ以前の意志の営み

この生動の恩寵により詩の言葉ふり ....
13で終わる貴女
一つ明かりが在ると云う
握る手の熱さに想わず
見返すその顔 、

此処こそ終わりの始まりと
今宵 緑なす
グラウンドに
何時からか
寝そべる男、

半月の光響き銀の色
時を染め抜き刻む音

聴き入る
男の眼瞼
俄に
痙攣し、

到来する時の間に間に
風吹き流るる光 ....
光の風に乗り
青みのみちゆく
この街角にて

すこしずつ時の過ぎゆき
みちみちた青みの吐息し

蒼白の波のうねり
重ねに重ねられ
この街角から

逃れゆく光の風の貝殻の
波打ち ....
ゲコゲコ蛙が鳴いて居る
宇宙からの音信に呼応して

 赦されているとか守られているとか

呑気なもんだなっ
ゲコげこゲコ 内なる静かさ此処に在り
早朝に、すっかり白髪の頭抱えたお婆さんが
道端で一生懸命にちり取りに塵を掃き集めて居る
朝陽を受け頭の綺麗に白銀に輝き塵埃澄んで舞い上がり
大股で通り過ぎる僕をちらり見上げるお婆さん、
想わず ....
ひだかたけし(2727)
タイトル カテゴリ Point 日付
この年の瀬、意識の真夜中に自由詩224/12/30 17:44
自由への流動自由詩424/12/29 18:53
魂のうた自由詩324/12/28 17:51
夜想、河自由詩324/12/27 19:57
思考イキモノ自由詩324/12/27 8:26
女顔と夢観の座椅子自由詩424/12/25 18:05
五行歌、メリークリスマス!突き破る無常(改訂)自由詩6*24/12/24 19:30
板*(改訂)自由詩3*24/12/24 18:01
自由詩424/12/23 17:36
この日曜朝の花束 自由詩324/12/22 17:44
詩想、直に観る思考なるもの自由詩3+*24/12/21 20:18
リスカ少女自由詩324/12/21 17:39
詩想、貴女(貴方)へ自由詩524/12/21 17:37
石と薔薇自由詩424/12/20 17:58
鉄鎖の言葉、生者の眼差し自由詩524/12/19 17:52
ヴァーティゴ*自由詩3*24/12/18 17:53
SOUL・LOVE自由詩324/12/17 18:00
肉身の魂の肉身のー自由詩224/12/16 18:14
詩想、直観的思考とエゴイズム自由詩324/12/16 1:10
こんな日あんな日、またこんな日自由詩5*24/12/15 14:07
詩想、人格としての詩表現自由詩624/12/14 21:29
詩想、思考というイキモノ・直観的に体験される思考(改訂)自由詩224/12/14 19:29
詩想、ぶっ壊しや*自由詩5*24/12/13 17:52
熱光 、冬の公園にて自由詩624/12/12 17:50
詩想、40《『五行歌、13/許容(改訂)』続き》自由詩424/12/11 17:56
五行歌、13/許容(改訂)自由詩224/12/10 19:33
顕霊鏡、風と空と*自由詩524/12/10 17:49
顕零鏡自由詩624/12/9 17:52
五行歌、カエルのうたが聴こえて来る苦っ自由詩424/12/8 21:05
哀しみの果て 、ビューティフル・デイ自由詩724/12/8 18:04

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