子を殺された親が怒り狂うのは当然だし
親を殺された子がテロリストになるのも
わからぬ話ではない

和解の筋道など見えない

こうして天秤の片方に
盛られた不幸は重く
もう片方にいったい ....
親愛なる君たちへ

安心していいとは言えないが

案外、愛しているので

内心どう思っていようと

なるようになるんじゃないかな

しんどいかい

指導者たちよ

どうかい ....
猛反発枕という単語に少し吹いてしまった冬の昼

考えてみれば私も夜寝る時には
猛反発枕になっている

ネット上にうざいだのかまってくんなだの
書くほどうら若き{ルビ乙男=オトメン}ではない ....
朝、一日を台無しにするのも有意義にするのも

自分次第だと痛感してはいるものの

この薄明が吸血鬼たる自分には

眩しすぎるのだ
日暮れ早 カレイの煮つけ 五目飯 時は流るる 飲めとごとくに とある探検隊が砂漠に調査に行った時の話

教授と学生からなるチーム

水は少ない

一人の学生が水筒に口をつけて水を含んでいると

教授が怒って言った

 おい、なんでそんなに水あ ....
爆笑動画botみたいなとこで駅で暴れた男の人を駅員5,6人で押さえ込む映像が貼られていた

笑えなかった

おっさんがなぜ叫んでいたかの文脈は途切れていてわからないし

ともかく屈強なホモ ....
狂犬病にかかった犬を保健所に連れて行って

殺処分にするのと同じような具合に

人間をも屠ってきたのが

ここ20年来のこの国の行政です

ブラジルでは30分に一人凶悪犯罪で死者が出て ....
ああ、うざと 嘆く餓鬼のが よっぽどうざい

そんな気がした 四十路の夜

 先輩、頼みますよ

 もう三十路もとおに過ぎ

 四十路なんですよ

おお、ところでおまえ”みんな”か ....
十代の僕は自問した。客観的・普遍的・絶対的真理は存するか。
そして答えた。無い、あるのは主観的・個別的・相対的真理のみである。
のちに数学の世界には前者が普通にあることを知って切なく思った。

 ....
我らこんなにちやほやされて

受難だ

なぜと言って危害を加える輩も出る

可愛すぎて食べちゃいたいという心境は

わからんが

狙いにされることが困難だ

そういう理由じゃな ....
雨は夜更けすぎに雪へと変わって
けっこう積もったな
雪かきが大変だ

ここでただはしゃぐかどんよりするかが
子供と大人の境目なのかな

ラジオで
大人になるっていうのは責任を持って生き ....
以前、ラジオで香山リカさんがこんなことを言っていた

「たかが意見が違うだけでうまくやっていけないなんて云々」

この人は人間の歴史がわかっていないと思った

私たちはまさに”たかが意見が ....
今すぐあらゆる虐待行為をやめろ!

病院の片隅で、会社のオフィスで、学校の教室で、家庭の真ん中で

いたるところで行われている拷問を今すぐやめろ!

右の手で人を殴っておきながら

左 ....
世界に色を添える人というのがいる

あなたがいないと

世界が終るというほどではないけれど

世界がちょっとだけ色あせる

そんな人たちがもうたくさんいなくなって

世界はもう青ざ ....
どんなに不合理に見える言動や行動にも必ず
それに対応する心的(真的)現実がどこかにあ
り――それは遠い過去の記憶やもしくは世界
のどこかなどに――それを見つけ出し正しく
反応した場合にのみ、個 ....
人間から灰汁が抜けてくると

虚飾を脱ぎ捨てどんどん謙虚になる

ええ、抜けたのは髪なんですけどね

もう不毛という言葉を使うことすら厭わしい

人々の罵り合いを見ても

大抵は五 ....
彼:「人類は未だ幻想に惑い、迷妄に深く沈んでいる。彼らが目覚めることなどあり得ようか?」

彼女:「あるわよ、あなたからその無駄なセックスアピールが消えたころにね」

彼:「では、いよいよのよ ....
生きろ!と気張りはしないけど
私は死ぬのがイヤなので
明日もきっと大丈夫

 (これはこのコピーを貶めるものではない
 今はこうでも言わないと死んでしまう可能性があるのだ)

いつだって ....
奈良の大仏が涙を流したのは

今のような暑い夏の日

むわっと熱された空気が水蒸気となって

仏の涙袋にたまり

雫となってしたたり落ちたのだ

そんな風に思っていた

近代合 ....
誰からも愛されなかったと嘆くニートが一人
生まれてくるんじゃなかった、と言い残し
ある日首をくくってしまった

それからしばらくして
彼の家に無数の恋文のようなものが届く

郵便局には
 ....
{引用=
フロベールのボヴァリー夫人のように、本を読みすぎて、実生活もまた作り物だ――あるいは冗談、作り話、嘘だ――と信じてしまう人物も現れる。十九世紀においては、才能ある多くの人間が自殺を遂げたが ....
梅雨のしとしと降る雨が

臓腑の傷にしんみり沁みる

私たちは…致命傷が致命傷でなくなる時代に生きている

この白い錠剤

これは明らかにこの国で作られたものではない

ここの民は ....
泣くのは赤子の仕事です

誰が想像できましょう

それだけで すわ うるさいと

殺されたなんていうことが

隣人の奏でるピアノの音に

苛立ちを感じたら

何かのサインだと思 ....
何もかも 夢の中のような出来事でした

おもちゃの兵隊さん

群がるチャッキー

砂のお城

悪夢もあれば淫夢もありましょう

幸せな陽だまりのような夢も

私はだから

 ....
顔 鏡に映った自分の顔
腫れぼったく目が赤い
二日酔いの
こんな時間に起きた
己の欲望に負けた人間の顔

若いころは内面が空虚で空虚で
見てくれで勝負するしかなかった
から小奇麗にして ....
人一人が到達できる地点はどう頑張っても限界がある

だから古人の知恵は無視できないのだ

姉はぼくにそう言い聞かせて本を閉じた

たしかにどの分野であれ成功する者は

古典に対して少な ....
仕事帰りのバスで
「ええ、話しかけなくていいですか」
と話している
あの中年の女性は
私を調べている興信所の人間ではなかろうか

大学のスクーリングにいた
角刈りの学生らしからぬ風貌の男 ....
りゅうさん(298)
タイトル カテゴリ Point 日付
幸運の天秤自由詩116/12/4 5:54
昔の手紙自由詩216/12/3 7:40
反発と課題自由詩216/11/28 12:43
一日の始まりに自由詩216/11/20 6:18
今日の終わりに短歌1*16/11/20 6:17
砂漠探検隊自由詩1+*16/11/12 5:50
柔の拳自由詩216/9/4 5:22
自由詩116/6/28 18:33
ある会話散文(批評 ...116/5/10 11:08
真の考察散文(批評 ...116/4/17 14:17
ネコの日に思うこと自由詩1*16/2/22 15:36
深雪遠望自由詩216/1/18 5:54
オリジナル自由詩0*15/12/9 12:49
宿命ではない自由詩015/11/21 18:31
世界の染色法自由詩115/11/3 9:22
立体描写の仕方自由詩7*15/9/10 10:16
UMA自由詩015/9/6 17:57
ある会話自由詩015/8/13 15:55
真夏の追憶自由詩2*15/8/9 12:44
仏の泣いた日自由詩715/8/6 14:11
にーにーの知らないこと自由詩315/8/2 13:17
似た石探し散文(批評 ...0*15/7/22 11:34
雨音に乱世の来し方を思う自由詩015/7/6 12:48
朝4時の短詩自由詩2+15/7/2 13:50
形あるもの自由詩3*15/6/16 7:00
夜中に目が覚めて自由詩315/6/7 0:43
スリップストリーム自由詩115/6/2 11:23
ホップステップジャンプ自由詩015/5/22 16:26

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