お酒をやめられた人の話を聞くに
まぁ自然に何となく飲まなくなったという
羨ましい人もいれば
奥さんとけんかして飲むなと言われたから
止めたという鬼神のごとき意志力の方もいて

それはよほど ....
美術部の課外授業でフェルメール展に行く

入り口で点呼を取り各々好きに見て回り解散という流れ

一人の学生がとてもゆっくりとした足取りで

丁寧に絵を見て回る

絵画の技法に詳しいわけ ....
子供のころに姉とけんかして
ムキョーと発狂するほど悔しくて
髪を引っ張った
頻繁に

 今では僕が他の人にそんな思いをさせているのかもしれませんね

子供のころに隣の席の女の子が好きで
 ....
まだ暴れたい人なんているんですかって
いるらしく
やだ~無限のリビドーじゃないですかぁ~

謎は存在しない
故に冒険も存在しない
僕であればそんな気持ちにもなるが
彼らは違う

謎が ....
この不安や焦燥が
単に薬切れの症状であることが
容易に察しがつくために
僕の心は余計に悲しい

実際には父母を失うかもしれない
状況も手伝ってか

何もかもタイミングとしては
これほ ....
僕はトライリンガルじゃないし
映像編集の匠でもないし
音楽も聞き専だ

名前を付けることで要素の手足は切り取られ
収まりやすい瓶に詰められラベルが貼られる
どちらかというとラベルのほうが好 ....
常識的に考えてみてください

僕のような働き盛りの人間が

有能な、社会の担い手となる人間が

無力化させられお家でくすぶっている状態で

世の中がうまく回るわけないでしょう

も ....
社会に有益な提言をと放たれる言葉の数々が
軒並み雑音となって流れてくるので
僕もまた一つ奏でてみようと思う

偽者だったら許さないからなと聞く
一体、人に真贋を問うとは
ずいぶん失礼な世に ....
君らはジャップすげ~がやりたいつもり
僕は逃れてジャップアイランドがやりたいつもり
合わないのも無理はない

文化は真実を隠ぺいするという
レストランでビフテキを食べる時に屠られた牛さんを思 ....
書くことが
告白となり
こだまする

人の口に
戸が立てられて
そんなことが
あるんですか

なびく風にも
吹けば飛ぶ
うつろな人の
胸のまにまに
 俺が独り言をやめるとどうなる?

知らんのか
電磁波攻撃が止む

あなたドストエフスキーさんが
思想犯の廉でシベリヤ送りにされ
戻ってからも終生特高に見張られていると
感じていたドス ....
ときには詩人であることが
まったく賢明でない場合もあるのです

彼らの評価のやり取りが
ただ仲が良かったとか
その人が嫌いだからという理由で
合評会をやっているのであれば

詩人が不満 ....
桜クラクラ花粉症
苦楽をともにお花見しよう

うららかな日よりであれば
暗くなっても寒くはあるまい

落魄の危機身近に迫り
苦しい体もあるなれど

楽観思想我にあり
悔いは残さぬ花 ....
夕日が暮れて

憂鬱な

泣き出しそうな

さなぎの群れが

ああ また傷つけてしまったと

飲むことにより

苛まれるなら

最後にしらふに

大悟もせんか

庭 ....
お母さんと一緒に

買い物に行く

あさりを買って

酒蒸しに

飲んでもいいかと

聞くことは

一刻考え

どっちも言わず

詩人の指示など

生涯ない

 ....
例えば世の中に悲惨な出来事があるのは誰でも知っています
新聞記事を読めば事足ります
僕も身を持って体験して知っています
だからといってそれであなたが鬱になる必要がありましょうか

僕は同時に ....
憂鬱で死にそうです
ハッピーになれるお薬持ってるって?
どう見てもドラッグです、ありがとうございました

断薬したら三十キロ体重が減っちゃったって?
どう見てもヤク切れです、ありがとうござい ....
向精神薬を飲むとち〇こが勃たなくなる
半日くらい効果は続く
無理に出しても精子が水のように薄い

あいや待たれよ、単なる下ネタではない

これは深刻な問題で
夜三錠飲むだけの僕でこれだか ....
アイコンタクト交わしたら

アイコン、ダクトに落としちゃった

愛、混濁たる世の中で

忖度しましょう

アナタの気持ち

タクトを振るのはその腕か

得々と説く

夜盗の ....
私の間違いだった

こうして横になればわかる

じんわり沁み沁み肝臓の痛み

身体に悪いことばかりしてきたのだ

いや、この痛みはどこかで覚えがある

ああ、そうだよ

子供の ....
月食の欠けていく様恋のよう眠りを妨げ影落ちていく

だから君あれほど私怨で歌を詠むなんてことしちゃいけないとかや

立ち直る術の糸ほどつかめない雪にも負けて陽ざしに甘え
は何かと考える
僕は追われる者だった
君らは追う者だった

追う者のほうが目標がある分強い
それはある
僕というのは目標にしてはならない個人ではあるが

僕には愛がなかった
君らは愛 ....
土盛がされた土手に上がり夜明けの空を見ると
ああ、十センチくらい違うだけでこんなに高いものかと
違う気持ちになりもして

そしたら僕より背の高い人は
さぞ開けた景色を見ているのだろうなぁと
 ....
たとえば家を出た後で
火の元大丈夫だったかなとか
鍵かけ忘れてないかなとか
心配になったことないですか

確認妄想というそうですが
うちのパパが若干その気があるのですが
そんなときの僕の ....
無害の証明を求められて
No, I don't have a gun.
ということを見せるために
全裸になった少年が
次の日に見たのは
病院の狭い白い部屋

いささか物理的に過ぎたか
 ....
昔日本を訪れた外国人旅行家は
教育の場で体罰を行ってはならないと
記していた

忍びの血を引く高潔なこの子らに
そんなことをすれば
屈辱と恥辱はいずれ
社会に仇なす仇敵という形になって
 ....
秋更けて夜長に何も変わらない だから何にもわからない、ああ 中秋の名月を見たかい?
中傷の政局なら見た
傷心の民衆も見た
哄笑の首脳部も見た
妄執の亡霊も見た

見たは十五のお月様
昨日の月は……丸かったなぁ
これは特筆すべき事態なのだが
人は成功を目前にして尻込みすることがある
幸福になることは不幸になることよりずっと難しいのだ

と私が書けば
人は性交を目前にして尻込みすることがある
と取る ....
ヨーロッパの教会の天井は高い
そして厳かだ

人の心の安定を図るのに二つの糸があって
一つは縦に
上へと、神へとのつながりで人を立たせる

もう一つは横に
向う三軒隣の人の輪が作る
 ....
りゅうさん(328)
タイトル カテゴリ Point 日付
日々の雑考自由詩018/12/3 5:57
美術館自由詩2*18/11/4 10:12
生まれる前の殻自由詩018/9/24 14:52
老骨にこたえる自由詩118/9/5 5:05
僕は減薬の夢を自由詩118/8/2 4:59
もぐりの芸術家自由詩018/6/28 5:28
本当は怖いクール・ジャパン自由詩118/6/23 3:31
写楽自由詩018/6/7 3:26
同じものを見ても自由詩218/5/4 5:11
そんな風に自由詩018/4/13 6:03
独り言自由詩0*18/4/13 6:03
エイプリルフール自由詩118/4/1 6:18
花見ゆるか自由詩0*18/3/27 15:28
焦燥自由詩118/3/15 7:24
買い物自由詩218/3/15 7:23
何と言っていいのか自由詩1*18/3/6 7:23
医原病自由詩018/3/6 7:22
少子化問題自由詩018/3/6 7:21
目と目で自由詩118/2/24 14:19
マゾ、ダメ自由詩218/2/15 15:18
寝入った後に短歌018/2/1 6:44
僕になくて君にあるアドバンテージ自由詩118/1/19 12:13
今朝土手に上り自由詩2*17/12/25 16:07
信じることで自由詩117/11/27 7:08
無害の証明自由詩017/11/12 5:34
忍ぶれど人自由詩017/11/12 5:33
無題短歌117/10/17 12:51
月は夜空に自由詩317/10/5 7:32
結婚前夜自由詩017/9/25 5:20
縦の糸、横の糸自由詩0*16/12/6 7:07

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