ほんもんの維新の党はどっちやねん
遠まわりスーパームーン見て帰る
福山が結婚したし家事サボる
ぢゆうばこの隅のみ知りたるつまやうじ
ぢゆうばこと歯ぐそのとものやうじかな
ぢゆうばこの隅を突いて腹八分
相撲風景(テレビより)
今日からは焼酎入り旨相撲
観覧席相撲肴に呑む男
太いのに5秒かからぬ負け相撲
誰かが言った
士農工商悪人詩人
アメリカを
お気に入りの
安部君は
「ひとりにひとみしりしてみたりしてみ?」
黄昏に羊一匹とてとてと
虚しいと寂しいをよく間違える
大勢になればなるほどここはどこ
一言も発せず終わ ....
ぐるぐるり 腹が鳴りて 子は叫ぶ
ジャンボくじ買うて寝ず見るアホの夢
犬が逝き娘が去って馬戻る
眉顰め指間に洩れる彼の声
仕草から仕草に至る息ひとつ
どこまでも切れないはさみ似合う指
光には到かぬ剣を闇に植え
治っても傷つく場所は同じ場所
数秒の ....
紙の間の灯より明るい紙の檻
夜と水さげすみの目をひたす闇
花は奥ほのおに倒れる家の奥
其処に無く囁くように其処に在り
ぶつぶ ....
*夢の中 目覚めて気づく 別れたと
*ジムで泣き 汗と涙が 入り混じる
*あの人は ホントにここに いたのかな
*この曲を 聞くたびあなた 思い泣く
*会いたいと 願って願って ....
外来で診察を待つ山田君
山田君行商人の花の舞
浜の砂の輪郭がそう、山田君
山田君右と左を槍で突き
山田君冷温停止後三ヶ月
山田君雌の和金に恋い焦がれ
山田君般若の面 ....
避けるほど遠去けるほど迫る冬
月くくり手のひらくくり生す子かな
はらわたに指三本のつららかな
むらさきに雨の林を染める笛
....
気を付けよう案外あんたもまだ女
痴話喧嘩眺めてはぼっち飯
口だけで宣言しては華さかせるが喧嘩なり
つかれた時つかれたと言えるしあわせ
別なのに同じ何かが目に遊ぶ
戸惑いを背に押しあてて背を描く
無も壱も那由他も同じ指の夢
頬ぬらす半月の水のぼりゆく
道端の心臓浅 ....
バナナ軸レモン曜日に真っ直ぐに
洗い場にぽんぽんぽんぽタヌキノコ
赤ちゃんのほっぺのまろみ三毛がペロ
君の背のくろいのりしろ押さえてる
プロ級だ ....
{ルビ作為=つく}られた景の醜さ哀しさよ
草むらを燃やす象亀空あおぐ
岩の地図こすりあわせて緑の火
何もない夜ほど明るいものはない ....
洞の実を砂糖醤油につけて呑み
まばたきの遅い一日お茶すする
ひらくたび傘の首すぐ飛んでゆく
弧を刻む光のなかの馬鹿ひとり
とどろ ....
光の背どこまでもただひとりの背
ふところに乖離の会話隠し持つ
幽霊と握手した手に残る霧
光から光を取って花格子
むなし ....
主都
主なきまま
都かな
守都
守って戦って
都かな
取都
捨てて取って
都かな
路傍壁
錆薔薇道路
爪如雨露
子百々目鬼
釣瓶三食
紐葡萄
羽小羽根
榊斑駒
糸土留
崖男
地金加賀染
米野揚
富士富士見
蝤蛑弘 ....
争点など
なくてもできる
解散よ
消費税
延期の是非を
争点化
それぞれが
何が争点か
考える
階段の踊り場ほどき火を編む手
季節さえ知らぬ存ぜぬ{ルビ仮=け}の柱
言葉には言葉の垢の漂いて
{ルビ自身=おのれ}には{ルビ自身=おのれ}を呑む ....
家計しか 念頭にない 一国民
出世しか 念頭にない 丸の内
経済しか 念頭にない 経産省
外交しか 念頭にない 外務省
財政しか 念頭にない 財務省
防衛しか ....
配慮して
譲ったのが
運の尽き
遠慮して
譲ったのが
転機の月
熟慮して
譲ったのが
麗の点き
攻め時は
気合い次第で
ストライカー
キーパーの
裏をかいてく
心理戦
躊躇わず
ミドル連発で
ムード一変
....
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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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