ヨイショっと昭和が遠くなっていく
いくつまで活躍せねばならぬのか
"ね"をあげる秋刀魚野菜に手が伸びぬ
安倍君はなぜ一億が好きなのだろう
ニュートリノほどの軽さのプロポーズ
春の字を使う春樹は秋の季語
ピッチャーがボールを投げず博打打つ
マイナンバー教えてよっていうナンパ
ノーベル賞獲るためまずはゴルフ行く
戦地へと行くかもしれぬ赤子泣く
三本の矢の何本か折れている
福山が結婚しても僕がいる
歯医者から敗者になるか日歯連
都合良い平和のために金はだす
観る人の多い種目が追加され
スクラムを組めるわけない野党たち
静寂をこよなく愛すわらび餅
梨を剥く汁は奈落の底へ落ち
浮き沈み漂う本にしおりする
壁に■ポスターなのか暗闇か
背負いましょ抱っこもしましょ降る ....
ほんもんの維新の党はどっちやねん
遠まわりスーパームーン見て帰る
福山が結婚したし家事サボる
ぢゆうばこの隅のみ知りたるつまやうじ
ぢゆうばこと歯ぐそのとものやうじかな
ぢゆうばこの隅を突いて腹八分
相撲風景(テレビより)
今日からは焼酎入り旨相撲
観覧席相撲肴に呑む男
太いのに5秒かからぬ負け相撲
誰かが言った
士農工商悪人詩人
アメリカを
お気に入りの
安部君は
「ひとりにひとみしりしてみたりしてみ?」
黄昏に羊一匹とてとてと
虚しいと寂しいをよく間違える
大勢になればなるほどここはどこ
一言も発せず終わ ....
ぐるぐるり 腹が鳴りて 子は叫ぶ
ジャンボくじ買うて寝ず見るアホの夢
犬が逝き娘が去って馬戻る
眉顰め指間に洩れる彼の声
仕草から仕草に至る息ひとつ
どこまでも切れないはさみ似合う指
光には到かぬ剣を闇に植え
治っても傷つく場所は同じ場所
数秒の ....
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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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