はい?
誰かに呼ばれた気がして
ららら
なんだっけ?
そーらよ
そーらよ
見上げた数だけ思えば~
と
なつめろだ~
波、ゆらぎ、砂、足跡、波、揺らぎ、
たんぽぽ、繭、葉、雨、雨、
揺らぎ、梢、ゆらぎ、降る、降る、降る!
星、線、夜、群青、音、波、
音、沈め、地平、幻想、太陽、夕陽、
空、星、星、星、星が
....
存在を裏返してみると、それは口から肛門までの消化器系と言ふ外部を内包してゐる存在の有様の不思議に先づ、目が行くと思ふが、そもそも存在はその芯のところに外部が占有してゐると言ふ内外逆転したある矛盾をそも ....
花のことばを受けとった
これで こころは繋がるだろうか
明るいからひらいたよ 暗くなってとじた
思えば散ってしまうから
窓のこちらに棲んでいる
冴えた夢 透けはじめる頃
言いかさねるお ....
核ミサイルに眼差され
凍り付いた蒼い空の下
、
巨大な内なる何か抱え
眠れる意志叩き起こし
、
空無の向こうを眼差す
わからない
先のことは
自然に任せよう
花は
実る
・
何はともあれ
私は
信じるよ
月が
お日さまを思うように
・
さまざまな夢は
夢ではなかった
この手 ....
今朝四時に家を出て奥多摩に車を走らせた
途中コンビニで珈琲とツナマヨ玉子サンドと
コロッケパンを買い
緑に染まる渓谷を目指した
駐車場で支度をして万全の用意をした
アスファルトの坂道を下ると ....
管理職になった
能力を評価されたというよりも
年齢による玉突きだろう
毎日重たい案件がのしかかり
説明に口ごもる
左肩がしびれて
物事は進まない
秋葉原で電車が停まると
エ ....
星を見ている
さわやかな匂いのする星を
きめ細やかな舌触りのことばが
サイババの放つビブーティーみたいに
どさどさ生産されている
なのにどうして
あの星は
あんなにも苦しそうなの ....
全てを投げ打ってでもその物語を開かなければならなかった
額縁、蝶々、明かるい涙、
澄んだ湖の底に眠る頁を
かたく 夢のように舫われた物語を
その炎が走ることが
わたしの命のトモシビが灯ることだと
こころのなかを正確に吐露してくれた
旅人になりたかったミイは
とても元気に軽やかに憎々しく
他人やほかの動物や草花 ....
私たちは畔にいる
この川に隔てられ
貴女 と 私
大空の下 太陽の下
絶え間なく絶え間なく
落ち続けて昇り続けて
(生きる姿勢を変えたのはいつからのこと?)
洋上で過ごす如く
....
ここに燃えるものがある
燃えるもの
終わるもの
けれども消えはしないもの
尽きてからしか近づけない
でもどうしたって焼べられる炎があったのだ
なんでも叶う、
それはなんにもないのと同じ
訳し足りない想いがあって
研究はいつも青を望むけれど
始まりは黄色だよ
練習はもう、
夜明けのふちに立っている
当然のまま
なんて名前だったかな?
(ロン・ハバート『Battlefield Earth 1 奪われた惑星』第三部・4、入沢英江訳)
そしてそれはここに実在する。
(ロン・ハバート『Battle ....
1
(朝は、パン♪パン、パ♪パン♪)(昼も、パン♪パン、パ、パン♪)(夜は、うどん♪うどん♪うどん!♪)巨大な一斤の食パンの被り物を頭に被った白いコックコートを着た小太りの男が、「やきたて ....
異端シャレ問の黒い影がついにオラの詩にも忍びよって喉元を強くおさえつけた。
・・・・・・しゃ、しゃ、しゃれべない、とようやくオラはどうにか自白すた
シャレべないとはいかにも結構な苦しまぎれの抗 ....
昔々
その昔
あなたのもとに集い
昔々
その昔
あなたの指先追いかけた
いつしか
あなたに弾かれて
いつしか
あなたに打ち出され
散り散りになった
かけら ....
静物たちは沈黙し続けながら俺たちの詩を見届けようとしている、きっとやつらにとっては一番興味深い現象なのだろう、そしてそれは余程の例外を除いては滅多にお目にかかれるものじゃない、当人の俺たちにしたっ ....
犯人は71歳アマチュア詩人だってさ
とうとう出やがったぜ
な、言った通りだろ
自称詩人を野放しにしては
いけないってさ
しかしアマチュアじゃない詩人って
いるのかって話だよな
どうせ ....
ゆっくり
渦巻きながら
在るという謎に
誘うヒビキヒカリ
人、知っているのだと
唯、覆われ忘れられて
ヒビキヒカリ言の葉舞う
想起の方途のレッドゾーン
飛び跳ね躍るヒビキヒ ....
プラットフォーム天井から
姿見えずゆっくり繰り返し響く
低くくぐもったイキモノの鳴き声
ふと偶然に聴いた朝、
「ハトってこんな鳴き声だっけ?!」
想わず驚き私は隣に立つ友人に ....
今日のことだけ大切で、昨日までは忘れた。
ぼくは地名も歴史もわからないし、
暮らしにはコーヒーと猫があればいいと思ってる。
AとかBとか記号のように生活を送る。
広い雨の大通りを、微生 ....
読者あっての五行歌は
高く広く深い
器を持っている
度量の大きい詩歌だ
私はそこに惚れている
令和の五月
夏のようでも冬のようでもある夢の白昼
暑さに震えて
五反野駅前を歩いた
わたしのわるい眼では
通行人の姿が見えない影だけが揺らぐ
バス停では
不揃いの椅子が並ぶ
ど ....
つきつめると
その人の
お人柄だ
宝は
その笑顔だ
・
欲望には
限が無い
私の
どんぐりは
光合成をする
・
実感は
あまり無いが
けっして私は
若くは ....
生まれつき聾唖を背負った
人生は地獄だと
一本の大きな釘が私の胸めがけて突き刺してきた
その日から私は
果てしない透明の中に自分を失いそうになりながら
無音を指揮する能力を身につけようとして ....
新緑の渓に分け入ると
この姿は透明になってしまい
緑色に染まっていった
宝石の魚はピシャリと跳ねて
日々の雑踏が彼方に消える
ヒリヒリとした感覚に指が震えた
キーボードを彷徨いながら
ポチリと確定キーを押してしまう
もう後戻りはできない
今夜は狙っていた美品の渓流竿を三点落札した
しめて約七万円が飛んでいったけ ....
あふれる想いは
言葉を見つけられないまま
ため息となって、夜空を漂い
暗い海へと吸い込まれていく
焦点の合わなくなった目には
沖合いの漁り火も星座も同じ
水平線の、さらにその向こう
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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