ころころ、ころころ
肌触りの悪い紙に包まれて
ずいぶんと劣悪な道を転がされて
半年を終えました
半分寝ているような覚醒しているような
まるで白夜のようでした

作業所のピノキオたちは寝静 ....
人も時代も変わっていく
私は無常を越える
常住の法を求めて旅をする

哀しみも苦しみも幾年月
最も苦しかった日々は
最も輝いた日々だと感謝する

人も時代も変わっていく
私は無常を越 ....
悪くないのに謝ってみたり
少しでも愛に近づきたくて
誰にも読まれない
目盛りのような隙間で
今日も息をしている

数字を追いかけながら
走るのに疲れても
働いて汗をかいたら
目盛りが ....
毎晩に硬直し冷え凍る脳髄を
焼酎飲み がぶ呑み
薬は効かず 温め柔らか暖かめ
動脈硬化進み肉の滅び近く
近付きかなぁ と予感し。


これぐらい耐えろよと
相互の調和カンディンスキー、 ....
やわらかい毛布

まくらのふくらみ

あなたの手の平

うねる運命線

天井のしま

耳たぶ

かわいた爪

ぬくもり

お夕ご飯

ニンジン

 ....
女だって人の尻を見る
女だからこそ
そらさずに見る

人が尻から生まれること
女は少女の頃から知っている
男は父となる日まで
疑っている

つねってやろうか
青が開ける
まっさらな朝の空
光は弾け

鎮まるわたしの心
魂の均衡と調和のうちに
世界のすべてを受容する

颯爽と歩き過ぎる若者、
駆け回る子供たち、
凍り付く紅葉、杖つく老人
 ....
無事に
今日を
終えられた時は
ああありがとうさま
と つぶやく
ああ かけがえのない
人や
自分や
一日と
生きています
君の荒らい息が赤い林檎を温める
夢は剥き出しの牙で己が身を焼き尽くす

掴もうとした蜃気楼が君を倒転させるんだ

君の壊した桃源郷で
亡霊共の哄笑を葬り去れ
セラミックに偽装されたス ....
○「年末ジャンボ宝くじ」
宝くじは
当たるために
買うのじゃない
夢を見るために
買うのだ

○「鳥の目」
老眼の僕は
雀の群れが
眼鏡もかけないで
よく細い電線に止まるなあと
 ....
きみのいない午後は
あたたかいけど うつろで
コーヒーの湯気が のろのろ移ろうのを
ぼんやりと 眺めている


こんな感じ 音もなく葉陰が揺らぎ
窓枠に
淡い緑が染みこんでゆく
 ....
理想に貫かれた理念に
日毎努め静かさ観じながら
私の気力はたと萎えさせる、
時間という無機質 
墓石の無表情。


現実という
刻一刻と
移り変わる最中に、
微細な相貌の顕れ新た
 ....
保育園に通っていた頃
クラスのある女子から 毎日つねられてて
ひとは笑いながら意地の悪いことをすると教えられた


好きだった男の子からは
思えば思われるというのは嘘っぱちだと教えられた
 ....
射す光に紫の輝き
花の群れ、流れ揺れ

意識 ゆったりあけひらき

紫の色光、無数無限
広がる透空を自在に泳ぎ

意識いよいよ光景に溶け入り
光景これこそ意識そのものと
○「菓子袋」
僕は菓子袋を開けられない
切り口がわかっても
開けられない
なんでこんなにじょうぶに作ってあるんだよ

○「田舎暮らし」
「多勢に無勢」という言葉がある
「骨折り損のくた ....
夜毎生まれ変わっては
終わろうと必死に光る
満ちるのも欠けるのも
月にとっては同じこと

女の死体と
人を呪う大樹
枯れない花を捧げる
絵の中の恋人

国を亡くした王子さまは
た ....
          - impromptu+


{ルビ今夜=Tonight}

畏友アルベルトよ

さあ、{ルビ鰤=ブリ}になれ

{ルビ鯔=ボラ}になれ

Aston Mar ....
今夜は独りウオッカをあおっている
他に客はいない
棚に飾られた真鍮の潜水ヘルメットを眺めながら
海の歌をくちずさむ

ララル ラララルララ~ ラララ…

何時だったか
黒いドレスに赤い ....
何かを書きたくなった。
自分でもわからないけれど、何かを書きたくなった。

生きることへの諦めというか、死を死として受け入れつつあることの悲しみなのか、喜びなのか。
よくわからない心の動き。
 ....
40過ぎて、どんぐりを拾う楽しみを識る。

椎の実であればなお嬉しい。
殻を割って、虫がいないことを確認しておそるおそる齧ってみる。
懐かしい味がした。

どんぐりは1つ1つ形が、色が、模 ....
木星は
一周するのに12年
土星は 30年

木星の一日は
10時間

でも、一年も一時間も
《地球の基準》だけどね笑

人間は というか 知というのは 基準を好む
でも、いつも ....
サンクチュアリ とか 信じてないってポーズさ
頑張りすぎる君だから 強がりを肯定する ネガ
静かに味わうラム酒でまた生きてけるって云うし
逃げても無駄って本気で思ってるとしたら僕は何
気づくま ....
 
ポカリスエットぐらいの朝
とぎ汁ぐらいの昼
赤ワインぐらいの濁った夜に
 
 
あなたにとってそれが詩であっても
台所のあなたのつぶやきの方がよほど詩的
日曜に寝っ転がってる僕にと ....
冬の凍空
水晶の塊となり
浮かんでいる
難破した砕氷船が沈んで
空のクレヴァスに紡がれる
大きな心の屈曲を抱え
帰港すべき場所を探す

空のクレヴァス突き抜け
漆黒の宇宙を見出すとき ....
○「リハビリ」

体をやられると
心もやられる
いくらまわりが
「リハビリがんばれ!」といっても
本人が「何くそ!」と思わなければ
ダメである
友人たちをみてそう思う

○「ユーチ ....
踊っている
{ルビ歪=いびつ}な星の上で
バランスをとりながら
踊っている
踊っていないと
この星からこぼれ落ちるから
どこなのかわからないどこかへと


この星は歪でなかったとい ....
 

些細な思い出に別れを告げて何かをはじめるときは吉
 
君の残した傷を眺める
開いて中を覗くと
夏の青空が見え
羽搏いてくかもめの群れ
君は海が好きだったね
独りごとで笑った

痛みがまだきちんと
機能していること
それ以外の方法で
君 ....
今日は見ていた気がする
曇りガラスに沈む夕日を
目で そして その 肌で
手に掴みとるものもなく
どんな 自分を ベンチに
想像していたというのだろう
部屋の隅で 一人で
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
熟睡山人4*23/12/8 6:12
常住渡辺亘323/12/7 21:27
mmミナト 螢223/12/7 21:20
五行歌、乱れ躍り(改訂)ひだかたけし5*23/12/7 20:50
感じる由木名緒美17*23/12/7 20:43
女と尻昼寝ヒルズ123/12/7 16:01
世界は只ひだかたけし4*23/12/7 15:38
※五行歌「無事に」こしごえ3*23/12/7 13:44
※五行歌「ああ かけがえのない」2*23/12/7 10:43
祝福の鐘由木名緒美4+*23/12/7 9:03
独り言12.7ホカチャン2*23/12/7 7:32
きみのいない午後タオル6*23/12/6 21:29
五行歌、溝ひだかたけし4*23/12/6 17:44
縁(えにし)涙(ルイ)2*23/12/6 16:03
意識の光景12ひだかたけし323/12/6 15:50
独り言12.6ホカチャン3*23/12/6 10:55
月夜の国303.co...5*23/12/6 3:06
贋ダーリン墨晶2*23/12/6 2:45
石の花レタス623/12/6 0:15
リハビリ②OMEGA1*23/12/5 21:16
リハビリ①123/12/5 20:50
眠らない僕らが起きるまでの公式ハァモニィベ...3*23/12/5 20:48
hide and seek46U423/12/5 20:44
gastronome 61-70AB(なかほ...223/12/5 19:33
水晶の空ひだかたけし7*23/12/5 16:04
独り言12.5ホカチャン2*23/12/5 9:57
踊っている塔野夏子5*23/12/5 9:43
#御神籤足立らどみ5*23/12/5 7:31
決まり303.co...9*23/12/5 6:36
暮れの公園番田 123/12/5 1:53

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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