誰を想って この歌を
聴いているのかな、って
考えると
何でか 涙が止まら ....
今日のことを忘れずいよう
遠くまで青く 空は澄み
音楽はいたるところで 風に ....
中天の直射を受け
干したばかりの洗濯物から
モヤモヤと蒸気が立ち上る
ハンガーも黒だから見える ....
今までとこれからのことをテープで貼付けて
昨日からまた少し遠くなった夜空の星に謝りたくなった
....
もうちょっと、ちょっとだけ飲ましてな
そしたら
添い寝してあげるね、お月さま
....
ひとりでぼんやり
魅惑的な その中で 頭の
現代詩フォーラムの中へと僕は
詩をバカバカと投稿し ....
譲れない事があったらノーと言え
他に説明要らな ....
世紀末はどこかで霰が降るらしい
いつかこの変わらない天が
何年か後は蒼の色を忘れてし ....
「……解ったか? 」
「 否 何も」
「 感じたか? 」
「 ああ 何かは」
....
グワシにもI LOVE YOUにも見える手話
北風や執行されし絞首刑
生き恥を晒し合って空が青い
詐欺だけど褒めてくれた
直そうとして潰した
半身にびっしり墨を入れたあなたが
猫みたいな目で優しく笑いながら
そっ ....
交番のまえ銀杏あり
悲しみ抜けおち
この透明は涼やかだ
悲しみなくなりゃ
いのちも透ける
....
ペットボトルのごみの日
中身(心)はもうとうになくて
キャップ(顔)やら
包装(洋服)やらを
....
耳たぶをあまがみされて女の子どうしの夜はこれから始まる
罪深い僕は
心臓から血を流し
その養分で彼、彼女らを
育てる事とした
口の中の牙は
何 ....
柔軟剤のたおやかな香りに
青く火照った朴の空に
曇りガラスに散る光の粒に
惜しみな ....
幸せの余韻は漂っていた
静かに訪れる至福の時は
穏やかな心を呼び覚まし
淡い透明の色彩が流れる ....
帽子はあたまのマスクです
マスクはおくちの帽子です
そのはずなのにどうしてか
....
最後に伝えた言葉が
僕があなたに一番言いたかったことだなんて
間違っても
思ってはいけない
....
貴女のことを
考えると
先っちょが濡れてきて
気持ちが悪いので
トイレに行って
個室に入っ ....
何度か
反響して
その後
ピアニシモで
消えた
短い言葉
爪先が弾い ....
伝えるだけじゃあ 一方通行な 言葉
分かり合おうとする 心が
寄り添うことで
より 伝わ ....
夜、檸檬は乾いた
ソーダはふにゃふにゃにすきとおって
青ごしに見た君は
僕のかたちにくり抜 ....
タクは札付きのわるだったらしい
大人を信じていない
でも金ちゃんと俺だけには気を許す
稀なこと ....
28rows, 1.03sec.