ぼくには反抗期がなかった
反抗する対象がいなかっただけかも知れない
童貞で女の子にも興味 ....
子供の頃、私も君も涼しい格好をして近所にある人の家の花壇に集まった。
その場所には私が ....
途切れることのない
偽の街
地図は割れた灯に
消えかけて
婚姻の爪
....
悪くなったアイスコーヒーみたいな街の小さな川で
潰れた空缶が溺死している
ずっと昔の ....
姿だけじゃ
見えない
顔だけじゃ
わからない
内在する魂
スーツをパリッと
....
薬は毒薬に変わる
薬は水で飲んでいたけれど
毒薬は水で薄めなければならない
薄めな ....
走るトリル
軽快な鍵盤の連打を聴くうちに
視界が開けて広大な一本の道が現れる
どこまでも ....
目の前に果てもなく
広がる海と
ちっぽけな私の胸とは
どうやら深き底で
繋がっているらしい ....
明け方
碇は頼りなく
右奥の石臼が
歯軋りのように現実を粉砕する
わたしは急須の中で
丁寧 ....
教室の
酸素を懸けて
行き交った手紙の山
捨てられない分量が
誇らしかった少女
ほしい ....
名前が流れる
片方の羽がない蜂や
スナック菓子の袋と一緒に
名前が流れる
あんたに呼んで ....
バス停は
しずかに濡れていて
時刻表には
ブレスの箇所が
しるされていて
....
どうも、ツユサキです。これまで「ショートレビュー・サンデー」と銘打ちいくつ
かレビューを書いてきま ....
お前はまた魂を売りに行こうというのか・・・
校庭は雨に煙っている
人々は嵐のようだ・・・ ....
深夜、小さな
発車ベルが鳴って
ジェット・コースターは
動き出す
大きな音をたて ....
夜霧に紛れる夜行列車
月は重く垂れこめる雲に食われて
都会を離れた田舎道を
車輪の ....
そこに行ったことないです
どこら辺かも知りません
だけど語呂が合うから
使ってみたの
それが ....
狭いとか小さいとか、心の話。
きっと誰かに向けての手紙のようにビンに入れて蓋をする。言葉が閉じ込め ....
世界にはたくさんの場所があり
たくさんの営みがおこなわれている
その日、僕が ....
世の中は常にもがもな渚漕ぐ一反木綿の綱手かなしも
御垣守衛士のたく火の夜は萌え昼は消えつつも ....
いちにちが
てのひらからこぼれ落ちる
肌をさす
いたいものは
ここの
目に見えないとこ ....
とりあえずeーお見合いサイトで婚活することを前提に
ひじょーに余計なお世話すぎるアドバイスを少 ....
腹が鳴っていた
腹が鳴っていた
私は舌舐めずりして
昔から知っていた通り
指先を剣にして ....
川で冷やしていた西瓜が
ぱっくりと割れて
下流は血まみれになる
子供らは群れ集って
それを飲 ....
風化させまいと頑張っている
女々しいもんだ
風化させようと頑張っている
勝手な気まぐれ
残骸 ....
日暮れ後だから 考えられることが 沢山有る
例えば 酒を 酌み交わしながら
今日 アンケート ....
庭で武将が跳ねまわっている
敵が来るから加勢しろという
大慌てで縁から出て
どうすればいいのか ....
田園は、黄金色
黄金色のさざ波のそよ風
さやかな実りがゆれている
さて。 ....
しずかな朝のようなひとから
手紙をもらうと
こころが朝つゆで
いっぱいになって
また
太陽 ....
傘も無く着る服もなく靴もなく さびしい右手と左手がであう
雨降りの日には出掛ける少しだけよ ....
明日は雨が降るかも知れないと傘を用意する。
きみが傘を忘れてはいけないと二つ用意する。
....
飲み込んで 貴方に伝わる事も無く 残るは沈黙 。
まちをあるいてた
青信号の鳴き声を
きいてるだけだった
つめあとは ない
釣りを ....
失敗したとおもうと
腕から背にかけてジーンとしびれて
熱くなったり
かゆくなったりする
....
帽子の中で支離滅裂が泳ぐ
今日は誰を裏切るんだろうか
それをいつ気づくんだ
言葉はいくらで ....
もうずいぶんあの頃から日が経って
今みたいな自分本来の姿で生活するのにも
慣れてきた ....
「一人でディズニーランドのフィナーレに上がる花火を見た。
水族館の多面体ガラスドームに、ダイアと ....
横たわるゆめの続き
ざわめく空は重い種を地上へ 降り落としていく
それは
一閃のいか ....
私は思った
詩を書くのは何故だろう
失われた言葉ばかりだった
この 早すぎる時の流れの中で ....
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