を知りたくて、いくつかの文章を読んでいる。
一つは柄谷行人の「『世界共和国へ』に関するノート ....
年をとった少年に
地色のベッド・シーツをかぶせ
漫画本を半分ひらき、祈り そのまたひかりに
....
こうしたらこうなる、
それは幻想だ
そんな思想に価値はない
自然に身を任せることが ....
{引用=自分の外の世界の利害関係は、いまやあまりに難解で考えようもない。人々は感覚を捨てて興奮に走り ....
{引用=
(ポエトリーリーディング:http://www.myspace.com/slymelog ....
ピアノだけの旋律
水滴のような
誰もいない午後の食卓
いつもと変わらない、
....
{引用=
(ポエトリーリーディング:http://www.myspace.com/slymelog ....
ジ ジジジ ジジ と
壊れた発条のような音が聞こえる
ああ 夏を謳歌した者
命をくしけずる ....
掟は高い塀のむこうで眠っている
周辺を傲慢がはびころうとする
横断歩道で信号機はたがいに孤立 ....
しめった風が頬をなでるのをやめ、
埃のような雲霧が二人の呼吸を失わせていく
白くかすんだ記憶の中 ....
キスはしたけどまたしたいとはおもわない
セックスはしたけどまたしたいとはおもわない
すんごい綺麗 ....
そんなこともあったっけ…
あれは息子と歩んだ道
四谷大塚の教本や模試の受験票が
ジグゾーパズル ....
あの頃の空に似た、
私の、
命の結晶。
硝子細工を
あるとき突然 ....
どろねこだー どろねこだー ぼくは ぼくは どろねこだー
ぼーくーのー ....
地球を飼いたい
掌に乗るくらいの
小さな小さな地球があったら
わたしはそれを飼って
今度こそ ....
片手で空中にまるをつくる
親指をくちびるにもってゆき
その場の空気を吸い込む
恐怖も ....
疲れ果てて
色褪せた
繁華街の朝を通り抜け
ガラガラの電車の
ドアのすぐ側の席に座り
....
俺 単純 ロックのビートが世界に響き
平和な世が出現するって
世紀 ....
女と猫は、
呼ばない時に
やって来る。
いつからだろうか? 夢は現実にならないと思うようになったのは。
いつからだろうか? がむしゃらに ....
どんなに大きな違いがあるように見えても、
全ての人間は、遺伝子の99.9%が共通している。 ....
アフガンからの引き揚げを決めたようだ。
http://headlines.yahoo.co. ....
ただの光りの気まぐれ。
それが美しいと思える、僕たちは。
素敵なんだと思う。
あなたとは違うんですと言われてもそりゃそうでしょうよと言う他は無く
ルキノというきみの名を呼びざらざらと消えのこっているこんろのほのお
いまは
ちっぽけな木の枝も
十年、二十年の歳月をゆけば
おおきく生長を
とげる
....
ゼフィルス讃歌
二月のすこし澱んだ灰色の空に 雪が舞う
掌にそっと受けてみれば
....
あなたの名前を
まだ 知らないわ
なんだっていいんだ
単なる記号に過ぎない ....
最愛の人にラブレターをかく、何枚も。何枚かでだんだんラブレターではなくなってくる。
この気持ちがな ....
フラクタルな現実が 左肘の辺りで破壊音を放つ
アスファルトの憂鬱に 存在意義を ....
今、世界の人口って、何億人ぐらいか知ってる?
約63億人って、言われているけれど、
もし ....
彼が君ではない
李欣欣
?
....
人間は己を定義し続けて暮れる夕日に
鮮やかな紫雲たゆたう時刻
身を ....
あなたはわたしを
ひなぎくのようだという
なぜだろう
わたしはそんなに ....
私はマリオネット
自由のないマリオネット
細い 細い
糸に繋がれて
....
私のお気に入りの
青い目の人形は
夜も眠らない
私の枕元にそっと佇 ....
壊れた操り人形のような
ただふらふらと心が浮かぶ
片腕が折れた鳶のように
いつかはあの空へ ....
今日もいちにち
風の中を歩いてきた
ひとは揺れている雑草の
つくつくぼうしだった
音は声 ....
霧雨が
降り続いて
やわらかな
ミルクいろに
包まれる
忘れてしまおう
どうせ幻なら
あのこと ....
空白が怖いのですよ
ずいぶんと長い間
まわりに何にもない場所に
ぽつん
と 置き去られていた ....
わたし、ずいぶんやせてしまって
てのひらには、ようみゃくみたいなけっかんが
あおじろくひかってみ ....
早くしないと両手をもぎ取られてしまう
ころされちゃうよー
と両手をあげて走る
こども、
....
生きている事に意味はない
日々が単調に過ぎてゆく
天井はやはり低く暗い
僕が生きているのは確か ....
いなくなってから
選別しとけばよかった
なんて
ただ自分が
むだに
消耗したことを ....
「きれいな想いだけじゃあ、生きられないですよ」
何度も死んだと思いながら私は生きる。深く、
ナイ ....
空の果てを見つけた日
ここから飛び立てないと知った
引っ張り上げる手下りては来ず
空っぽな ....
純度の高い蜜がつま先に集まって
水面で踊れる
がたがたの唇に水を這わせて
滑らかにする
夜な ....
夕刻
雲羊の渡りを見ました
カモたちが飛んでくるのとは反対向き
行き交いの空の対角線を
....
暑苦しい夜空の中、自転車のペダルこいで。
ちょっとでも君に近付こう。
たまに吹く風が、そ ....
世界でもっとも無力でもっとも鋭利な武器
言葉をもって 詩をもって
何をする
綺麗事を ....
三つの
白い
華奢な
曇り空を透かすような
濁酒を清涼飲料にするよ ....
詩人は手で話す
読者は詩に目を傾ける
手で話し、目で聞く人と
生活の中で出会う
詩人 ....
さよなら、の続きは。
元気でね。
さよなら、の続きは。
ごめんなさい。
さよなら、の ....
風呂の戸を開けると
いつかの僕が
髪を洗ってる
背中を洗ってあげると
ありがとう
....
無機質な温もり
の夏が終わる
今日も何もなく過ぎていき
変わることなく壊れていく一日 ....
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