大きな街のお空には
本当の空は無いと言うのに
太陽が高く射す昼休み
呼吸をふーーと吐き出 ....
今日一日でだいぶ雪が溶けた
こんな日には
境内の鶏が砂をついばんでいる
はずなのに
....
優しい笑顔で
頬を赤くして
あなたが話しかけてくる
ふざけて 笑わせようと ....
言葉に飢えている
拾い上げたものも落とした
希望に飢えている
見下ろした空を裏切る
赤い ....
靴下を洗濯籠に投げる
途中、失速して
僕の知らない野原に落ちる
しばらくすると
....
走る少年
帰る家
つま先埋めてそして蹴る
つま先埋めてそして蹴る
草原砂漠雪原荒野
草原砂 ....
夜のプラットホームで
骨がきしむ程
抱きすくめられて
心よりも先に
からだがイタくなる
メ ....
そいつは毎晩
夜遅く、朝早く、の時間に生まれて
産声もなく落ちる
ずる ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=55840
....
1998年3月31日
その日僕の は消えた
昭和58年式 MADE IN JAPAN
テープレ ....
まばたきで
かわれ
セカイ
くるくるクル
パチぱちぱち
いくつも
いくつも
か ....
もう嫌だ
もう嫌だ
もうこんな辛い思いするのはたくさんだ
一人になりたい
そうすればいつ ....
かまくらで
みかんが食べたいって
のんちゃんが言ったから
なん日もくもった空だった
なん ....
無数の魚のウロコのカタチに
河の水面が風にざわめいている
そのすぐ脇では同じタイプの高層マン ....
あなたと触れあったての温もりが
いま感じられない
冷たい指さき
いまもう感じられない
何をあ ....
あーーーーーー!!!
もう嫌だ
もう嫌だ
何もかも嫌だ!!!
じゃあ一体僕にどうしろって ....
ぐはぐははひとじゃなかった
でもはぐはぐしちゃった
だってあったかいもん
ぐはぐは ....
誰もその奇怪な事件を
口にしようとしないから
変わりにあのタバコ屋の九官鳥が
毎日一時間ず ....
森(木の子供と木の母親と木の娘 なびく 髪)
の(飲んだくれ くれ 酒もっと ....
そうだ、この街を出よう
いつかのスケッチブックと メモの切れ端
一昔前に流行ったいじめられ ....
鏡に映る景色は
違う世界で笑っていた
追憶に溺れては
『あの頃』が冷えた笑いを浮かべた
....
緑田が消えたのはゴロウダのたんぼのほうからだった
風は扉を開け閉めするのにいそがしいテーマのバラは ....
俺、台所で素うどん
このダシがね、またなんとも
粉末なんだが結構乙ですよ
こないだなんかはちょっと濃 ....
君は水泳教室の帰り道に
俺にジュースを奢ってくれたね
体中がみしみしと疲れてしまっていても
笑うため ....
降りるんだ
地上へ
見せかけじゃなく
水面下へ
沈むなら羽田沖
沈めるだけ
沈んで
....
本当に欲しいものが何なのか分からない
分かったとしても
それは絶対手に入らないものばかり
....
先月 熱海へ 向かった
一人 海辺に 流され
心は 官能を 破棄した
唯人形であるから
....
平和というものは
こうず まさみ
たとえば
目覚めに飲む熱い ....
風に とばされてきた
ことばが ひとかけら
髪の毛に ひっかかっていた
手にとると 雪のように ....
見えないものが
見えないものに重なり
現われる
その一瞬を見つめている
....
暗い夜道をひとりぼっちで歩いていたよ
信号も黄色のまま点滅してて
だれもいない
な ....
たかいたかい
橋げたに 腰掛けて
お星様たちと愛のゆくえ
論じてる
はるかかなた
....
夢が 無限だったころ
僕らは きっと無敵だった
なにひとつ 偽りがなく
なにひとつ 曇りが ....
頭の中がぐちゃぐちゃになる
一体何なの?
あなた誰?
目的は何?
何が欲しいの?
....
切っても切ってもまた生えてくるんですよ??
レーザーで焼いても放射線当てても無駄ですよ??
フラ ....
アオ色に吐く息
振動する空気
夜に暮れる心には
何も存在しない
沈黙を貫く耳鳴りに
周囲の ....
キミが
大好きだよ
たとえ
男同士でも
茶柱ほどの
しあわせ一服
握りつぶし
自分がほしいものは何なのか
自分に必要なものは何なのか
それさえろくに分からないくせに
みんな ....
食べちゃいたいほどカワイイと思っても
本当に食べちゃったら目の前から無くなっちゃうから
無くなっ ....
あと一歩踏み出す勇気があれば
僕は天使になれる
高いビルディングを垂直に
羽根を振り撒きながら ....
忘れないことだけが
私にできること
なぜ
詩を書くのかって
みんな話しているけれど
....
もしもの話だけど
もしぼくがしんだら
骨くらいは拾ってくれるかい
と訊いたら
小指の先っちょ ....
朝 目覚めたら 雨が降ってる
←のほうに いるよ
超満員の電車 うんざり
ナナメ ....
一日目。
吊るしてみた。
ウテ子さんに、
教えて貰 ....
捨て椅子に 夕日と赤子を 抱く姉が ゆるり背を裂く げにトンボ鳴く
*
暴力も 効かぬ金 ....
吾や先 吾や先と 行く友 に
いつかの じぶんを じっと 見ており
哀しみも いつかは 過 ....
哀しいことは 棄ててしまおう
音が 五線紙 に
のるとき
おとは 滑り出す
おとが trumpet に ....
わざとらしい
会話なら捨てて
いっそ言葉は
剥ぎ取って
伝わらないのを
当たり ....
押し付けた印象が
今更キツクて
つま先痺れて
かかと下ろして
怖くて伏せた顔
....
遠くながめる梅の木の
色をのぞかすふくらみを
君にたとえるぼくがいる
冬の風 ....
花びらに触れることなく
ただやさしく
その香りを
いとおしく思う男がいて
花が永 ....
記念写真を撮る
もう少しにこやかに
どうしてそんなに
緊張するのだ
出征を祝っての写真だ ....
まぼろしではなく
まぼろしでもある
ただみつめる
まなざしから
ひろがっていた
さざめ ....
はな さかせる ひと
けもの いつくしむ ひと
まぼろし つむぐ ひと
うた うた ....
なにか
ことばにならない
ふくざつなりゆうで
あれをはじめたり
これをやめたりする
そ ....
私は山だ
そびえたつ山だ
北風に吹かれて
静かに春を待つのだ
季節を知らせる ....
かわらけ
ケダモノ
物怖じしない叔父
父と母を入れ替えた
アフラマツダの神を称え
消 ....
けいこは綺麗好きだった
朝起きると
まず、顔を洗って髪をとかす
それから着替えて
また、髪を ....
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