にゃにゃにゃんにゃー(気持ちいいねー)
にゃにゃ、にゃにゃんにゃー(つか、重いって!)
2006年の寒波
窓の外で
え?
7人死んだ?
こんな都会で?
ぼくはほら、Tシャ ....
あなたを思うことが
こんなにも苦しいなんて
やさしいあなたの声で
あたしの名前を呼 ....
こんなさびた暗いアパートに
なぜぼくは住まなきゃいけないんだろう
カスバの女をよく歌って ....
海を見た
海を見ていた
昨日のこと
一昨日のこと
それはあったこと
それともなかったこと
....
静寂に染まった
うなだれた頭を持ち上げて
死んだ魚の目をしていた
ムラサキ色の眼光
ヒト気の ....
剣と盾
アナタはどっちを選ぶ
破壊を繰り返し殺戮の
レクイエムを流す剣と
心 ....
空がこんなに青いからって
自分を責めることはないさ
世間が眩しいからって
君がいないほうが ....
これから明けていくというのに
どんな闇より深い
口笛が
聞こえる
とぎれがちになるのは
....
玄関のドアを開くと
右手の壁に一枚の絵が{ルビ掛=か}かっていた
六十年前
I さんが新婚 ....
何回挫折したかな
人生なんて何が起こるか分からない
病気になった時は本当に晴天の霹靂だった
そ ....
その公園では立ち枯れて百年の昔
霞む象 連れ去られていくのはわたし
焼けたトーストごと母 ....
そこに滴る血を舐めよ
その血は鳥の名
アオを呼ぶ鳥
それは忘れられた冬の匂い
....
出逢いとは、場面とは一瞬のモノ
一度が終わってしまえば二度とは縁を結ばない儚いモノ
だから一瞬一 ....
その指先に
凍れる紅をさし
頬の産毛を粟立たせ
きみは
街なかの雪に泳ぐ
手のひら ....
此処から落ちたときに拾った景色
愛に飢えていた
埃を被った玩具の城
それでいい
それ ....
わたしの背中と
あなたの背中のあいだに
まいにち
いっさつずつの
本をならべてゆきたい
....
戦い という 言葉の 次元のなさよ
意味 のない 詩軍の 銭湯で
笑わされたのは 傲慢さ
....
太陽が顔出した
ぼくらはまだ夢の中さ
それでも時は流れている
確実に少しづつ
....
すでにぼくは再起不能に
おちいっているんだ
しゅがない
神の領域に踏み込んでだ
....
十把一からげな速報を
薄型液晶で
まじまじと聞く
増築された
新聞に
にこやかな容疑者 ....
何事も神の如くの一言の「残念ですね」君立ち去りぬ
わたし したわ
たわし
何事もひそやかにゆく
使われることで歪みつづけてみちゃう
天然記念物 ....
黒に近い深緑から
白のうたが聞こえていた
たくさんのものを失って
望まぬちからを得 ....
あの娘はいつもアイシャドゥーは赤と決めている
黒目がちな彼女
目の周りはいつでも真っ ....
夢に向かっていつも全力でぶつかって
色々と努力してえらいと思う
かっこいいです尊敬しますよ
俺 ....
大きな眼鏡におかっぱ頭
そばかすだらけのべべ
僕は君が大好きだった
君は僕の話をいつま ....
明日ね
また今度ね
そう言いながら消えていく
ここで体が離れたら
わたしたちの間の空間はどん ....
濡れるのは
おかまいなしで
傘はささない
足跡は
雨と一緒に
大地へと還る
雨が ....
いつのことでしたか
忘れてしまいましたが
絶句したその無言の先に
あの日がちらついていたのは、 ....
通勤の途中にね。大きな川があるのだ。
もぅ海にも近くて、潮の満ち干きにあわせて、
川の水位が ....
不安であるのなら
そっと その空白を抱きしめてみればいい
解離した私のその 右腕と左腕は
....
小さくと言えば
桜ではないと笑う
青色の空で
泳ぎ切り
何色かと悲しむ
季節は今か ....
平日の朝から
地元に向かう電車に乗る
ラッシュアワー
座席を埋める背広
気持ちだけ立ちっ ....
兎の心臓の動きをする
くびすじの隣で
粥が水を含みすぎることを
心配している
おんなは
せ ....
詩のすてきなところは
たとえば
私が詩を朗読する
そこには私が
経験もしくは空想に基づい ....
にげる
逃げる
ニゲル
とおく
遠く
トオク
誰も知らないところまで ....
プロレスラーも倒せない俺は
誰を守る事が出来るんだろうか
イジメ野郎達に立ち向かえない俺は
....
小雨の降る
空 アスファルト
むせるような靄の海辺
ぼんやり映る高層ビルの影
折れた朝刊 ....
今の自分に
少し絶望感をもって
ため息ひとつ
素直に気持ちを
言葉にできなくて
ため息 ....
「かきたい」
とある保育園児の前で言ってみた
裏返したカレンダーとクレヨンを貸してくれた
....
朝晴レ昼晴レのち曇ル。
晴レレのル?。
ほーら。 ....
戯れ言は、
繰り返された。
繰り言は、
聴き飽きた。
咀嚼な ....
世界はつながっているというのに
僕はまだその本当の姿を知らない
どこかで争いがおこってい ....
子供等の顔のつくりで遺伝子は受け継がれたと確信したり
親のよに生きたくないと言い切って通ってき ....
墓の裏に回る
墓碑銘
一文字ずつ読み取る
故人 ....
雨の来ない図書室では
忘れるように眠ることが出来た
背の高い書架の影で彼らは
姿を確認するため ....
大きく口を開けてください。
はい、そのまま開けてください。
右の上奥歯に過去がはさま ....
慟哭する男なんて
みんな みたことないので
私が なにもかもほうりだして
泣いてい ....
バラ色の土を 見たことないあたしは
その匂いを 想像してみることがある
アフリカ アフリカ
....
口(紅は紅い)
虚(無の虚空を覗く)
....
主任になったのに
○○君と呼ばれたままの
君が
○○君のまま
ふてくされてる
ように見えた ....
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