林檎を見ています。
一つの瑞々しさをはらんだ林檎、それは歌います。
その歌は軽快なリズムでも ....
遠くから届かない声をあげて
魂の一部を切り取った涙
いつの間にか掻き消えて
誰の目にも触れない ....
救われようとしているのだろうか
言葉を使ったり
遮断したり
歌を思い出したりして
救われよう ....
凍えの夜に
面相筆で刷いた薄雲が
星座に風を満たし
十字に居並ぶ太古の紋様は
くっきりと ....
つまらなひ学校乃休み時間を利用して
日本を沈没させようとした小学生が居たので
おいおいおい其れは ....
抱き締め抱き締められる事でしか表す術のない想いは
貴方がいなければ
ただ この胸を掻き乱すだ ....
気になることの多い人
あの表情がなかなか見えない人
自分の頼りなさを悔やんでは
身の程知らずさ ....
誰も居なくなった新宿にたった一人新宿の母だけが残った
今日も彼女は小さな椅子と机を出して手相を ....
世界が途切れる最後の日をラブホテルで過ごそうと思った
窓の光も入らない暗い暗い新宿の安ホテルで
....
冷えた夜が
低地を這っている
これもまたもうひとつの
忘れられた夜であろうか
――あの人は
....
言葉の鱗粉を唇に引いて
舞う蝶の音域で放たれた音声は
宙にひらひらと軌跡を残し
風に混じりそし ....
この世界には悲しみと喜びがあり
調和しては随分と長い生命を引きずり歩く
それなのに真実はいつも
....
夏が終わる頃を想い出していた
激しい太陽に
手を伸ばすだけ伸ばし
何もかも疲れきって
もう終 ....
ぼくは何しているか
分からないまま
悪を徹底的に
自己満足的に
この世から抹 ....
君の温もりを確かめる
一番簡単で
一番難しくて
一番大切な方法。
繋ぎたいけ ....
星の瞬きのような街の灯を
高台から見下ろして 綺麗だとつぶやく人々がいる
このひとつひとつの ....
ずるやすみの木で
かみさまを見かけた
なにをしているんですかとたずねたら
ずるやすみをしている ....
僕は今日 すこしの間だけ死んでいた気がする
現代文の説明文を 担任が、眠たくなる甘い声で ....
悔しいときにこぶしを握るのは
相手を殴ろうとか
この手をどうにかしてやろうとか
そういうの ....
これはあくまでいすらの考える音楽論(と、いうよりもカラオケ論なのでしょうか)です。
否定的な表 ....
悲劇とは
輪郭の無い新月の様
悲劇とは
無言に語る琴の調べ
悲劇とは・・・
....
ひまわりに種が出来た
ぎっしりたくさんの種だ
隙間なくぎっしりの種だ
一粒ぬいてみたら
....
こどもの時によく登った木
なにもかも失ってまた始まりの場所に
戻ってきてしまった
....
あらゆる景色が海へと落ちてゆく
夜の震えがいつまでも消えず
線路を青くかがや ....
{ルビ烏=からす}と{ルビ鳩=はと}は向き合い
静止したまま じっと {ルビ睨=にら}み合っていた ....
一
昼休みの男子休憩室の扉を開くと
新婚三ヶ月のM君の後ろ姿は正座して
愛妻弁当を黙々と食 ....
苦しみの吐息をハッと吸い込む
吸い込んだ息は心のフィルターを通し
浄化していく
悲しみの涙 ....
詩という言葉を着飾って
僕は一途な絵を描いた
津津と波立つ光の隙間に
無心にコントを ....
寒い冬には
空に
大きな蜘蛛の巣が
掛かっています
蜘蛛の巣は
ふだんは見えません
....
あなた何も知らないんでしょう
口に出して言うことは簡単だった
大変だったのは
事後、処理。 ....
暗闇に落ちる雫
その音に紛れて足音
草履と布擦
円を描く竹の先端に月夜
業物の波紋が ....
半開きの、口の中に
指を一本、ぶち込まれて
悦んで、およぐこと。
誘われて
許して、拒むこと ....
これ、牛乳ですよね これ、牛のお乳ですよね
これ、鞄ですよね これ、牛の皮でできた鞄ですよね
....
「先生、重大な質問があります」
「よし、ならまず黒板を消してくれ」
「はい、分かりました ....
嵐を越えていこう
ときみ
ひしゃげちまいそうに小さい、痩せ細った自転車に乗って
新幹線に ....
なにも見えないんじゃない
暗闇が見えてる
ようは そういう生き方
明日は
遠くへ行こうと思う
太陽が眩しくて
だからといって目をつむることはない
登り ....
走る車の中から
窓の外に
うつる景色が 素敵だ
あなたはちゃんと
歩行者の安全考えて
....
(各連を斜め読みすると幸せになれるかもしれません)
伝言ゲームでサヨナラを
会えない ....
なっちゃんだって
辛いこと、悲しいことあると思うよ
みんなが寝静まった頃
こっそり泣いてるのか ....
キスなんて忘れたから
接吻でいい
デートなんて忘れたから
逢引でいい
結婚なんてした ....
おらはやらないかんことがあるけん先に帰るで
気にするこたないが
先に帰るばあよえ
待たんでええわえ
....
わるい夢をみた とても悪い夢だ
ぼくの言葉が愛しさを失うなんて
きみのこころからぼくがいなくなる ....
氷の轍を駆ける鳥
ふいに枯葉のなかから飛び立つもの
朝の終わりを告げてゆ ....
なくしてしまった
ちいさなものを
どうしてもあたためたくなったので
ぼくはふゆのひざしのなかを ....
{引用=赤い木の実の瞳から
流れる涙は止まりませんでした}
身体の悪い妹に
この冬はど ....
朝に目覚めて想い、
昼の珈琲に想い、
夜に浴室で想い、
夢でも君を想う。
いつからかこん ....
国会の証人喚問潰し、
ですか?。
そのやり方、
いつも使いますね。 ....
そう、なんだか僕も疲れたんだ
目に見えないものを信じ続けること
あるいは追いかけ続けることに飽き ....
ねぇ
これからもずっと
ずっと一緒に居てもいいですか?
カラダのキョリは離れていて ....
色の無い 僕のココロを鮮やかに
彩って行く キミのコトノハ
無口で喋ると早口に
なっちゃう小心者けど
言葉が 詩が
誰かに伝われば良い
....
つまらない自尊心
出来るだけ白く白く、鏡は全て壊してみた
チクタク チクタク チクタク チクタク ....
つめたいタイルが寂しさを増すのね、きっと。
金魚のように泳げたらどうだろう。
伸びている爪は噛め ....
ルービックキューブまわすまわす
ろくろっ首まわすまわす
電子レンヂまわしまわる
風呂を沸か ....
「港は蒸気に包まれているよ
倉庫番の男はカモメに餌をやってるし
横縞シャツの丸太腕の男達は
朝 ....
眠らない詩人は、そこにいる、誰もが眠っている間に
手にしていたスプレー缶を空にした。
彼、彼女が ....
白く、
淡くなっていく
記憶が、
視界が、
私を取り囲むものが
....
ぼくは白い窓の横で寝そべる
暗闇は訪れない
25時の雪雲は桃と橙 ....
「ニートこそが革命の先駆!」とマルクスは云うのだろうか云わないだろうか (題詠「ニート」)
き ....
膝を折り、抱えた腕で
目を隠し
一度目の冬の質感を
花、枯れたままの鉢植に
黒い髪の揺れたあ ....
空は碧くて
空は高くて
幼い僕には届かなかった
今でも空は
....
裏切りや嘘つきだとは思わない大切の言葉本物だった
迷わずにこれが好きだと言い切った君の指にはガ ....
ゆうべ一つの時代が終わった気がした。
それは春という生命の息吹きの季節の終わりかもしれないし
....
そらにてがとどけばいいのにと
せいいっぱいせのびして
さきまでぴんとのばした
おん ....
ユーメーンの描いた絵の背景が
なぜオレンヂなのか
いつも考えた
答えは出ない
なんと ....
どうなっているんだ
この体は
まったく頭の命令が届かない
今日の誓いは一夜ともたない
....
2006年1月17日
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
林檎を見ています
ふるる
散文(批評...
6*
06-1-17 23:42
失望の宴
松本 卓也
自由詩
1*
06-1-17 23:22
ある、まやかし
かのこ
未詩・独白
1
06-1-17 23:21
球根
銀猫
自由詩
10+*
06-1-17 22:49
休み時間に抜け出した
虹村 凌
自由詩
1*
06-1-17 22:48
或る夜更けの事
凍雲 月歌
自由詩
0*
06-1-17 22:47
笑顔が見たくて
エメラルド
自由詩
1
06-1-17 22:40
新宿の母
虹村 凌
自由詩
2+*
06-1-17 22:18
暗い安ホテルで眠ろうと思った
〃
自由詩
4*
06-1-17 22:11
雨になる前に
岡部淳太郎
自由詩
10*
06-1-17 22:03
言葉の鱗粉
ななひと
自由詩
2
06-1-17 22:02
虫
本村K
自由詩
2*
06-1-17 21:53
曇り
蒼木りん
未詩・独白
3
06-1-17 21:52
自分が悪だと思う人は読んでください
こめ
自由詩
2
06-1-17 21:49
繋ぐ
朱華
自由詩
3*
06-1-17 21:47
生活
夜景
自由詩
2
06-1-17 21:28
ずるやすみの木
ZUZU
自由詩
14
06-1-17 20:57
死んでたかも。
仲本いすら
自由詩
2*
06-1-17 20:43
サインフラッグ
〃
自由詩
3
06-1-17 20:24
聞く音楽と歌う音楽
〃
散文(批評...
2*
06-1-17 20:21
無重力のなかで 〜最期に見た儚〜
大城 小町
自由詩
2
06-1-17 20:19
ひまわり9月
日朗歩野
自由詩
4
06-1-17 20:03
木
こめ
自由詩
0
06-1-17 19:54
照夜 終夜
木立 悟
自由詩
3*
06-1-17 19:42
翼を広げた白鳥
服部 剛
自由詩
7*
06-1-17 19:22
「結婚」についての考察
〃
自由詩
15*
06-1-17 19:21
忘却と脱力の瞬間
maumi
未詩・独白
0
06-1-17 19:18
詩というもの
はらだよしひ...
自由詩
1
06-1-17 19:12
雪になるかも
蒸発王
自由詩
3
06-1-17 19:12
煩わせないで
ことは
自由詩
1*
06-1-17 19:11
海の如く
maumi
自由詩
1*
06-1-17 19:03
Love It Boy
かのこ
自由詩
4
06-1-17 18:09
確認作業
むらさき
自由詩
2*
06-1-17 18:07
ドイツ語の先生との対談
和泉 誠
未詩・独白
1
06-1-17 17:39
警戒をくぐって
便乗鴎
自由詩
2
06-1-17 17:33
look
仲本いすら
携帯写真+...
2
06-1-17 17:25
明日は遠く
健
自由詩
6*
06-1-17 16:36
逃避行〜南へ南へ
阿麻
自由詩
12*
06-1-17 15:30
春・遥か
雄太
自由詩
0
06-1-17 15:01
なっちゃん
LEO
携帯写真+...
21*
06-1-17 14:35
ふみ
アマル・シャ...
自由詩
5*
06-1-17 14:01
俺は高知を着ている
---
自由詩
6
06-1-17 12:56
半分の自分
436
自由詩
0
06-1-17 12:36
照夜 Ⅳ
木立 悟
自由詩
4*
06-1-17 11:32
ちいさなもの
黒田康之
自由詩
2*
06-1-17 11:30
雪うさぎ
ベンジャミン
自由詩
6*
06-1-17 11:26
左手の恋
436
自由詩
0*
06-1-17 9:18
「 どうしてですか?。 」
PULL.
自由詩
4+*
06-1-17 8:18
あなたへの手紙
和泉 誠
自由詩
1
06-1-17 7:56
お願い
凍雲 月歌
未詩・独白
0*
06-1-17 6:57
詞
〃
短歌
1*
06-1-17 6:43
もっといい詩を…
たかよし
未詩・独白
1
06-1-17 6:30
踏み外した段差に気をとられる現実
無知アコ
自由詩
2*
06-1-17 6:01
little lolita girls and boys
〃
自由詩
2*
06-1-17 4:55
異教徒の巣
ミキ・オキタ
自由詩
1*
06-1-17 4:14
「アトランティス」
プテラノドン
自由詩
3*
06-1-17 3:41
壁、眠らない詩人と
〃
自由詩
2*
06-1-17 3:19
紅茶
きいろ
自由詩
1+*
06-1-17 2:37
JEALOUSY
アルビノ
自由詩
1
06-1-17 2:16
また題詠会より
山田せばすち...
短歌
2
06-1-17 2:01
地下鉄の雨
霜天
自由詩
4
06-1-17 1:34
僕の『ソラ』
凍雲 月歌
未詩・独白
1*
06-1-17 1:23
キミノウタ
花水木
短歌
0
06-1-17 1:16
おしべの気持ち
七尾きよし
自由詩
2*
06-1-17 0:40
とんぼのきどう
ブルース瀬戸...
自由詩
2*
06-1-17 0:26
Youmen
アルビノ
自由詩
2
06-1-17 0:19
マイセルフ
エメラルド
自由詩
0
06-1-17 0:18
加筆訂正:
警戒をくぐって
/
便乗鴎
[19:22]
推敲加筆
ドイツ語の先生との対談
/
和泉 誠
[17:57]
完成
逃避行〜南へ南へ
/
阿麻
[15:34]
改題その他
67rows, 1.08sec.