やがて光が空から降りそそぎ
何かの形になると
それはわずかばかりの質感をもって
わたしたちの背 ....
もう少しでキミに手が届く
・・・・・・・はずなのに。
つかん ....
失ったものは、あまりにも
大きすぎた。
失うには、あまりにも
幼すぎた。
失ったこと ....
満天の振り子時計の催眠術 そしてあなたも地球を忘れ
寝る前に目覚まし時計を仕掛けなさい 冬 ....
『頑張れ』は
嫌われる言葉となって久しい
わたしは情けない人間である故
毎朝『頑張れ、頑張 ....
好き勝手をもうするなと
厳しい目でいつも見ている
どんなに泣いても
何回も裏切った
跡 ....
連続して
肉体がはじけ飛ぶ
上半身の亡命である
そうして足だけの感覚が
地表と交感し溢れ
....
友人の ポケットにはいってた
あめだまは
しりもちをついたせいで
見事に
粉々になっている
....
おはよう。昨夜はよく眠れたかい? 夢の中で、変なものに追いかけられて、脅えて目を覚まして、朝食を食 ....
北鎌倉・東慶寺の敷地内の喫茶店
外には店を囲む竹垣が見えるガラスの壁
に寄りかかりコーヒーをすす ....
わたしたちが
忘れていった
どこか
土の
道の
上に
座り込んでいる
それ
....
満月の夜 いつもは 真っ暗な空が
ぼんやりと光る
どこから 見ても 満月は 悲しいくら ....
「孤独」
僕は孤独に気付いていない様で、
他人の言う孤独とは違う所について孤独に気付 ....
空が傾き
音は木にふりかかり
ずっとずっと遠くまで
誰もいないことを告げてゆく ....
ひざまくらはきもちいい
きもちよすぎて
このまま、とけてしんでしまいそう
こんなに ....
ゴミ箱を探してみたけどなかった
まあ当たり前なので気落ちしない
道ばたの石ころをひっくりかえした ....
肩にかかる雨を解いて
湿った髪を指で梳いて
煙る匂いに瞼を伏せて
あの人がいた夜を
濡れた手 ....
自分の存在の
かたむきに
添うような
日陰を背面
浴びた
浴びた
....
まだ言ってなかったかもしれないけど
きいてなかったんなら覚えておいてくれ
共感はいらない
そん ....
{引用=ことばを生気づける、死でもって。
こも ....
投函された吾郎ちゃんはポストの臭さに思わずおならをし、それに首をくくっていたお母さんが、三千年前の童 ....
すべてをわかった瞬間
羽根が空を駆け上がるように
わたしもあの空に溶けてしまうかと思った
それ ....
「あの先に地獄があるのだよ」
そう言って
男は金づる伝いに降りて行った
まるでむせかえ ....
もう雨が降ると息が白い
プラットホームは痛いほど凍てついている
出来損ないの私の影を穿つ ....
俺の死体が落ちていた
パンツの中だった
パンツは汚れていた
パンツは洗われてなかった
....
君の知らない深い悲しみを
僕は背負って生きている
そして君も僕の知らない過去の残骸に
足をとら ....
おはよう・・・僕・・・
こんにちは・・・僕・・・
こんばんは・・・僕・・・
おやす ....
三日月に腰かけてきみは
きれいな脚を ルランルラン
みんなが忘れてたセブンティーズを
とてもほ ....
僕の償いは 食器を洗うこと
僕の償いは お米を研ぐこと
僕の償いは 掃除機をか ....
昔は末は博士か大臣か
と言われていた
今はもう昔
この状況を誰が予想した ....
小さくて
可愛くて
甘すぎて
少しの熱で
すぐ熔ける
星の駄菓子 ....
加筆訂正:- 「ガラスの壁の向こう側」/服部 剛[20:02]
- 今日、北鎌倉の東慶寺に行き、敷地内の喫茶店「吉野」で書いたばかりの詩です。
- 鏡目録/こしごえ[18:38]
- 一行目「鏡」の後「は平静にはりついている」を削除しました。失礼しました。
31rows, 1.01sec.