たぶんノルウェーあたりに
巨大な送風機があって
そこから送りこまれた冷たい風が
君の頬を桃色に ....
 

 タコを焼くことで有名なタコ焼き屋を営んでいるタコ焼き屋さんは
 夜明け前に散歩をするの ....


日々彼女が髪を伸ばしていくのを見ながら
こんな一方的な生活なんて と自嘲する
生きている ....
どうか優しい灯りをつけてください
お寺近くの静かな道に面した部屋は
わたしのたったひとつの場所だ ....



そうなんですか
わかりました

ドアがしまる やさしい 風
眼が覚める 眠れない ....
あまりにも暑いから
立ち眩みがしそう
知らないアパートの階段は
古くて崩れそう
錆付いた自転 ....
夜713くらいの歩み
左手に振動 走る走る
左手に心臓 捨てるフレッシュネスの
香ばしい ....

とても悲しいことはわかっています
涙を流しても 構わないということも
十分すぎるほどに 理解 ....
自分という人間を好きといえますか

私は、自然と親が理想とする 道に進んできた。

強制され ....
草をはむ靴音を
幾度となく確かめて
渇いた枯れ葉の上に
柔らかい音をたてた

それ一枚ずつ ....
『空虚』

 淋しいと
     上目遣いに
          霜焼け両手

『歓喜』 ....
五歩にも満たない足跡だけで
彼女はここから
私から失せた

あらゆるところに私はいて
靴無 ....
第1章 『世界にひとつだけのラムチョップ』

とあるところに、とてもとてもラムチョップが盛んに食 ....
小春日の
短い夕まずめの頃
風を追いかけて橋を渡っていくと
軒下に
うり小僧
てへっ と笑 ....
 理論は、陳腐なものだ。まれに文章を書いている時、そう思う。
「本物の親友に言葉はいらない」と友部 ....
私がゲームをしてる間に

貴方は酔っ払って
うたた寝をする

唇から
解き放たれた
吐 ....
 「声帯だけが発声器官だと思ってるなら、それは間違い。体は全身が発声の楽器なの。」


 あん ....


なんという事もない 日曜の昼下がり

公園の野原の片隅

ポコーン ポコーンとボール ....
 ごめんなさい
 わたしのほうこそ

 あの時にあんなメールを送ったりしたことが
 まさかこ ....
諦めることを諦めてしまえば
誰でも抜け殻になれる


枝をはなれた枯葉が
落ちる途中で宙返 ....
純白の羽を持つ者は
天使

漆黒の羽を持つ者は
悪魔

悪魔は羽をもぎ取られた
天使
 ....


話に尾ひれがついて
泳ぎだす速度で
泳ぎだす
身体にあたると少し痛く
自分の血はまだ ....
西日が照りつけるステンドグラスの片隅で
掴めないそれは透けてゆく

ありがとう
ありがとう
 ....
瞼(まぶた)を閉じ
安らぎに抱かれ
ゆっくりと
ゆっくりと
呼吸する

やわらかく息を吐 ....

深く深く眠りについてよ
記憶の底に辿り着いたら
その扉を迷わず開けて

世界の終わりが見 ....
 
扉を開けると
土砂降りの雨の中に
あの頃が立っていた

あの頃とは違って見えたが
 ....


しんしん
冷たい 蛍光灯
冷たい 磨り硝子
朝の それらの冷たさの
白い薄荷を
し ....

その時に何を考えてるかなんて
そんな野暮なこと聞かないでよ

あたしはただ数を数えているだ ....
このパンフルートの音色で
君の過去を知る事が出来るとしても
僕は知りたくないし

このパンフ ....
冷たい朝日
蠢く空気
目蓋を閉じ
血を透かし
腕を被せ
闇を抱く

鋭い秒針
溢れる ....
ぼーん ぼーん
内側から鳴り響く
真白いカルシウムの固まり共
ぼーん ぼーん
時を記すのでは ....
湿原に飛び込もうか
あの小高い山に登ろうか
むせびつつ悩む赤い旅人
死ななければならない!
豚は豚らしく
然るべき報いの中で
死ななければならない!

生きて ....
唇の皮を剥く癖が幾つ夜を重ねても直らない

横に居る誰かの顔色を窺って
「飽き飽きしてる」
 ....
なにをそんなに怒っているの

なにをそんなに悲しんでいるの




風前の灯火

 ....

白鳥が飛来していた

初雪の予感漂う十月下旬
懐かしい湖面に
白鳥が飛来していた

 ....
太陽の溶けた樹液が
母星を 取り込み

枝の上に 果実を成す

宇宙飛行機には 乗れないけ ....
毛むくじゃらの父が私を呼び
何か重大な秘密を言いたそうな動きをしていた

沈黙が続き時計が止ま ....
螺旋階段の天辺で
摘んだ小石を力無く
放り投げてみたのです

放物線もそこそこに
乾いた音 ....
ただひとつのことを

何百通りに 書いてみても

ただひとつのことは

ただひとつのこと ....
かんぺきに つくりあげた
うつわのはずなのに
もうみずもれがしていて
みずがながれでて
とま ....
そして

なにも

のこらなかった

だから

なにも

のこらない

だろ ....
椎名林檎が割ったのは

あれは
本物のガラスだったのか

OKがでるまで
何枚割ったのか ....
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2005年11月2日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノヴェンバー・ステップス大覚アキラ自由詩1005-11-2 23:15
たこ焼き屋仮名自由詩105-11-2 23:04
かごの中で小宮自由詩005-11-2 22:38
優しいところチアーヌ自由詩205-11-2 22:19
悲劇はあまりにたくさん下ろされた優しい愛ですKE自由詩105-11-2 22:18
限界チアーヌ自由詩405-11-2 22:12
IP/CQPチQ自由詩005-11-2 22:12
だから私は正座をするのです仲本いすら自由詩5*05-11-2 21:58
自分renchu自由詩1*05-11-2 21:11
言の葉LEO自由詩5*05-11-2 21:05
雑句集仲本いすら俳句2*05-11-2 20:54
鳥を放つミゼット自由詩2*05-11-2 20:40
ラムチョップのおはなし。仲本いすら未詩・独白4*05-11-2 20:33
うり小僧 笑うけんご自由詩505-11-2 20:08
人としての生き方奥津強散文(批評...305-11-2 20:06
夢感染蒸発王自由詩105-11-2 19:15
5)詩の朗読・初心者の覚え書きメモ/その5・・・沼谷香澄さんに学ぶ宮前のん散文(批評...605-11-2 18:59
*雁渡り*かおる自由詩5*05-11-2 17:57
Ce Moiむらさき自由詩2*05-11-2 17:35
枝をはなれた枯葉は宙返りをするベンジャミン自由詩6*05-11-2 16:20
天使or悪魔季結自由詩005-11-2 15:35
たもつ自由詩1405-11-2 14:36
晴れ時々地平線紫音自由詩005-11-2 13:30
海の鼓動イオ自由詩7*05-11-2 11:41
それは、終らない世界に響くりぃ自由詩105-11-2 10:17
あの頃が来たまどろむ海月自由詩5*05-11-2 8:39
正しい色素A道化自由詩805-11-2 8:32
a Prostitute落合朱美自由詩11*05-11-2 8:00
パンフルートと秋鮭恋月 ぴの自由詩12*05-11-2 7:09
輝く闇自由詩1*05-11-2 6:51
白い音唯浮自由詩1+*05-11-2 6:03
boy in the boat太郎冠者自由詩1*05-11-2 5:41
習作(リハビリテーション)虹村 凌未詩・独白1*05-11-2 4:38
仕様の無い癖錯春自由詩2*05-11-2 4:02
光のさき一代 歩未詩・独白0*05-11-2 2:22
白鳥の湖千波 一也自由詩16*05-11-2 1:49
果ての果実砂木自由詩10*05-11-2 1:18
毛むくじゃらF (fro...自由詩2*05-11-2 0:38
螺旋階段の天辺で松本 卓也自由詩4*05-11-2 0:34
ひとつこむ未詩・独白2+*05-11-2 0:29
うつわ未詩・独白4*05-11-2 0:28
とおくへ自由詩0*05-11-2 0:27
今日はここまで蒼木りん未詩・独白005-11-2 0:15

加筆訂正:
いつわりの夜空に/たりぽん(大理 奔)[09:20]
全体に推敲。自由詩へ
43rows, 1.04sec.