誰でも
それぐらいもっている
そんなのは
犬小屋の奥にでも
押し込んでおけ
近所のポチの
許可を得て
真夜中
あたりが深海に
変わる頃
手が何本も
ぶらさがっているような
巨大 ....
私ね
きっと
こんなに夜更かしするから
明日寝坊するよ

私ね
きっと
夏休みの宿題
最後の3日で終わらせるよ たぶん

私ね
きっと
写真撮るの好きなの
一瞬を切り ....
もし、ifのお話でね
タイムマシンができたら
少し過去に戻って
やりたいこといっぱいあるの

まず失敗を取り返す
約束を破ったこと
忘れ物したこと
間違いを犯したこと
今だから反 ....
どうも先天性らしいのです
人の心に穴があるのは

入り口は巨大な洞穴のようであったり
縫い針がやっと通るほどのものであったり

 それぞれ異なる 奥深さ
 それゆえ根付く 闇のまた闇
 ....
朝もやに煙る街中を
人影が通り過ぎる
一晩稼いで
これから逃走するところ

  昨夜あの娘は
  盗まれた
  二本の指で滴って
  絡み付き
  トランプの散らばった
  部屋の ....
眠れない 
夜の遊びは一つだけ 
寂しい沼地 
孤独な塔 
幸せ探し 
夜更かし
ここは海の底 
アパートのすぐ傍を 
誰か横切るよ 
とても大きなもの 
じゃらじゃらと 
宝石 ....

母が自分の年と変わらない少女の顔をし
祖母と写真を撮ってくれと言った

今も見直すその写真に二人の入れない絆や愛情
を見る

その何とも言えない暖かさが何だか悲しい
何だか苦しい寂 ....
カレンダーが揺れています
風が流れているからです

カレンダーの中の文字
ひとつかふたつ
いなくなりました

明日は0時半に
公園で待ち合わせです

蛙と星でも
見ようと思います ....
だってでも結局

俺の勝ちやろそら






 ....
私の歴史は放射状である

蜘蛛の巣を銀色のフォークで
巻き取るようにして辿っていけば良かろう
きっと私
あなたに会うために生まれて来たのって
この前言ったけれど
あれ嘘なのよ、嘘のうそのウソ


この前一緒に月を見て
水を歩いたでしょう?
その時はっきり思ったの
あなたの ....
小籠りくすぐりあっているのが
お仕事に影響するのは、はた迷惑ですね

「嫁の躾しろよ」という話になる



小籠りくすぐりあっているのが
生活を後ろ楯るのはいいですね

仕事は進む ....
頭体、重たく 何かがのしかかる

電気が消える

液晶の白さと楽器や声の重なりが
暗闇を割いて
体と頭を中から包む


だれか泣いてる人がいるように
だれかが居るようにだれか ....
事務局の調べでは
慎重な審議をという
わけが分らぬ鶏が
僅かばかりの
青りんごを突っついている
本人が参加しているのだから
これ以上は望めません
閣議決定の後に表題が昇る
日の丸崇拝者 ....
本屋さんで一生懸命
ためになる本を探しました

親しいひとが死にそうだから
いいことをしようとおもいました

いつだったか
いいことと悪いことはバランスがとれていると
きいたから
き ....
  猿は黙って登ってくるのだ
  かれらにしかみえないおまえの
  躯に穿たれた釘を伝っておまえの頂まで
  それでも数匹は諦めて引き返すし
  また数匹は手を滑らせて落ちてしまうし
 ....
待ち時間じゃない時間がある

待つことが多いので待ってるように感じる

肩が重くなる
損した気持ちになる
でも雨で良かったと思う

面倒だから目が重たいまま歩く
いつもの店のいつもの席で
ちょうどよく酔ったその後で
独活の酢味噌和えという旬のものを
うすうす噛んで
うすうす僕は
ひっそりとニンゲンをやめるのだった


右の席からは仕事の話
左 ....
オギャー
オギャーだ

オギャーオギャーオギャー

オギャー
オギャーなんだ


きみを抱きながらオギャー 涙 こぼれろ


オギャー
オギャー
(すべては包茎の尖端が ....
あなたの耳にふれる
あなたの感覚になりたくて
あなたの耳にふれる
わたしはふるえている

あなたの鼓膜をゆらす
あなたの音になりたくて
あなたの鼓膜をゆらす
わたしはゆらいでい ....
ページをくる毎に
指先に宿る期待

ひとつ
またひとつと
言葉から漏れくる息遣いは
しなやかに強く
細部にまでわたる描写は
どこか温かい


あの物語を
まだ覚えてる

 ....
この世に亡き方は
すべてを
香りで感じると聞きました

なので
大切なことを手紙にしたため
手紙とともに香を焚き
言葉を香りにのせて
先に送ります



  この世で会えぬ ....
ハッピーニューイヤーは
死にたいんじゃなくて自分を殺したかった


ダッチワイフに抱きしめられて



愚痴ならいつまでも並べられるからエレキギターを抱き寄せオナニー(非恋人、普遍 ....
みどりの精悍な城あとをみる
稜線はふるえて、夜半
南へむかうと述べた喉の
ほとけに花燭を抱きあわせ
うきあがった契りの舟をそらへ
放流する手つきで 投げた

その眼には
映っているだろ ....
ありのままをみせる蟻はいないけど、わたしたちはあるがままに暮らす人だったので、ゴシック体でゴシップ斜め微笑み返しでお互いの口の中へウィスキーボンボンを放り込み、舌べらで潰しあった。薄っぺらな唇を噛んで .... ゴロゴロ鳴って
色とりどりの
ヨーヨー風船が落ちてきたような
夏の破裂音

軒下も見つけられずに
人気のない家の庭先にある
大きな木の下へ滑り込むと

浮世絵の世界が音も吸いこんでい ....
そうかそうか苦しいか
泥を跳ね上げ
怒り嘶(いなな)き
心臓を吐き出すのは

そうかそうか絶望か
荒野で一匹
ぽつねんと
狂うことにも疲れ果て
砂塵に吹かれて
脚を折るのは

 ....
子供があるひ
自分と世界がわかってしまって
踊りだすように

わからないのだ
死が
ひとしくわたしたちを
迎えて

こころではなく
むきだしの神経が
都市の隙間を覆う

いっ ....
遠足だろうか。
赤白帽を被った小さな子供たちが公園ではしゃいでいる。
日曜日の山下公園は多くの人達で賑わっている。
一つだけ空いていたベンチに腰掛けて私は一人それを見ている。

私はどん ....
ショートホームルームが俺のせいで長くなる
カマキリさんのおすすめリスト(347)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秘密- やまうち ...自由詩514-8-5
きっと- 瑞海自由詩9*14-8-4
タイムマシンができたよ- 瑞海自由詩8*14-8-4
あな- 自由詩9*14-8-2
ぬすびと- やまうち ...自由詩514-7-31
夜更かし- やまうち ...自由詩5*14-7-25
溢れる- しおさい自由詩614-7-22
カレンダー- 小原あき自由詩7*14-7-21
じゅんどろ- TAT自由詩214-7-21
何らかの巻頭詩- smymronin自由詩314-7-11
背反- 瑞海自由詩614-7-11
みはるかす- 鵜飼千代 ...自由詩12*14-7-9
暗さのひび割れ- うさぎの ...自由詩214-7-8
表題- あおば自由詩9*14-6-30
アンバランス- 朧月自由詩314-6-29
登る- 草野春心自由詩514-6-29
待ち時間- うさぎの ...自由詩314-6-12
独活(うど)と白湯(さゆ)- 八布自由詩914-1-26
オギャー- 末下りょ ...自由詩314-1-6
- 自転車に ...自由詩314-1-5
あなたの語る物語- keigo自由詩514-1-5
夢支度- ichirou自由詩6*14-1-5
ニューイヤールーム- 末下りょ ...自由詩214-1-3
肩ごしに- とおの自由詩713-12-18
WORD+L=WORLD - 阿ト理恵自由詩19*13-9-9
夏のハレツオン- 灰泥軽茶自由詩1513-8-25
暴れ馬には腐った自由を- ストーリ ...自由詩413-8-25
神経の子- 佐藤伊織自由詩613-8-25
ささやかな想い- ヒヤシン ...自由詩10*13-8-24
ショートホームルームが俺のせいで長くなる- 北大路京 ...自由詩613-8-23

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