一部分を見る時

0あるいは1

○または✕

白そして黒

拡張すれば

悪と善

生と死

是と否

対で意味を成す

無とは違う

空でも無 ....
春が来て
花曇り
二時限目のチャイムと
遅れているバスと
並行世界
私 ....
こんな日に限って
ケータイ忘れた

夜桜、
休み明けまで
散らんといてや。
わたしは恥を恥と知りながら生きてきたのです
そうやってずうっと生きてきたのです
指をさしてはなりません
その背中は誰の背中

きっとわたしの背中でしょう

指先に愛しさを
老いて紡ぐは ....
干潟の鳥はどう飛ぶか

頭に描いてみる脚に力はいらない

力んでいるのは視線

飛び立とうとする足をとらえるものが

砂かセメントかセメントってなにか

この距離からでは分からない ....
よく晴れたからお散歩に行ったよ新宿に
気持いいから君も誘ってあげようと思ったけど
五丁目まで行ったところで日が暮れてしまった
靖国通りは駐車タワーを過ぎると途端に郊外じみて
人影の絶えた街は芒 ....
大概の病気は
自己管理の問題だろうよ
成人病だけ
あんたダメだねえ的な
言われ方ってのが
気に入らねえんだ
俺だって
好きで寝る前に
黒糖かりんとう
一袋全部
食ってるわけじゃねえ ....
 
 
キリンが首を伸ばして
夜空の星を食べていた 
星がなくならないように 
父は星をつくった 
どうしてキリンが星を食べるのか
なんて関係なかった
父はただ星をつくった
やがてキ ....
ははーん 友達減らす作戦決行中だな ぼくは冥王星の隕石です

神のいたずらで地球に落ちたみたいなんです

見るもの聞くもの触るものみんなみんなめずらしくて

キョロキョロ目をまわして暮らしています

空をみて ぼくの星を ....
わたしが恋をしたのは、4年いっしょにいたひとだった。
らぶりーできゅーとなえがおでいつだって、こっちに笑いかけていた。
ずっとずっといっしょだって、ちかったわけじゃない、けど、
そうなるんだって ....
小一時間の散歩

誰かが
今日は降ったり止んだりと
言っていたのに

そのままふらふらしてたら
どしゃぶりのずぶぬれ

雨がぱらぱら
なんてこたあないさと
ふんふん歩いてたら
 ....
もう電車をおりたら
かたい
泥炭でできた
ランドフィルの上、
巨大なつばめの巣のようなものか

逃れ者ほど、かっこよくはない
ああたしか
すべてどうでもよくなった
わけではないのに
 ....
指針を欲しがっている

根を張った知識をえぐる

本であふれかえった戦場で

今日も血は流れない



天才と狂人の言葉を

おそろいに犯された

こどもたちが借りる

 ....
一生にうてる
心拍のかずが
きまっているなら

この

エンジンオイル色の寿命を
ちょっとずつ
ちぢめることで
お金もらえるなら

この

緊張と損が
やっとこさ意味をも ....
幽体を
こそこそと
 なるべくみつかってはいけない
しらべはじめている

目をうごかすと
勘もはずれるから

注意ぶかく

"ねらうはてっぺん"
くろい森林を ....
魔法の扉から放たれた 流れ星

尾を引く その後ろ姿に
幾つもの願いをのせて 夢をのせて

果てしない空を駆け巡るよ

3回唱えて
魔法の呪文

キラキラ輝く
星屑たちが降り注げ ....
吾輩のシは
血に染まった吾輩の個の手によってもたらされる
吾輩の赤は
吾輩のセイ、海水浴であって、
羽は無いし、そう遠くへは行けない
とは思わない吾輩の青は
海と空の境界線が無くなった吾輩 ....
突風が吹き抜ける ビル群
穏やかな 風鈴の音 聞こえない

都会の星空は プラネタリウム
ピンホールから 見上げた 太陽
葉の隙間で 蹲る 虫

羽ばたく時を待って
ランプの下
乱舞 ....
川原の小石の上に
きのう置いていった青梅が
今日なくなっていた

こんな寂れた小川に
人が来たなんて
想像つかないし
それなら昨夜
予期しない水が溢れて
流されたのか

 ....
紙のノートは もうずいぶん廃れた
人はみな せわしなく 固い画面をなぞる

いきなり ぶつかってきた 人
わけもわからず 怒鳴られた 僕

空はこんなに青いけど 街はこんなに角ばって
嫌 ....
路地裏の朝顔が綺麗なのは
それに丹精を込めた人の息遣いや想いを
一緒に重ねてしまうから

そういった情緒を
たっぷり吸い込んだ花だから

アパートの洗濯物なんかにそれぞれの家族構成やら
 ....
雪原の笹が体をふり
両手を振り
またなって片手を振って
やがて居眠りでも始めた様に埋もれた その後に

カラカラとスキーリフトに乗って虫達が上がって来る

白銀に立つその姿に
 ....
人は
たくさんの事柄を
忘れながら
生きています

朝起きてみれば
隣の空き地は
白く覆われて
ただひとつの足跡もない
とてつもなくやわらかい
真新しい道に思われました

その ....
アスファルトの歩道の隅から
コンクリートの無骨な電信柱が
びゅーんと垂直に伸びていて
アスファルトとコンクリの
わずかなすき間の土から
緑の草がどーんと伸びている

この伸び方は尋常でな ....
ときどきすごく
喉が渇いているとおもうときがある
言葉がのみこみにくかったり
うまくでてこなかったり
もういいやってあきらめたり
そんなとき喉はからからだ

あわてて喉をうるおすけれど
 ....
毎日毎日、何で飯食ってるんだろう。
性懲りもなく、毎朝顔洗うのは何故なんだろう。
飽きもせず、季節を繰り返すのは何故なんだろう。

そうやって考えたら何だか可笑しくて笑ってしまったよ。

 ....
 夜夢見る前に見えるんだ
 溶けたチョコレートのような
 天井が頬に垂れて来るのが。
 ナメクジに両目を覆われて
 ふるい落とそうとする首が
 枕から頃げ落ちていき、
 床でゴム毬のように ....
汚れた心を
綺麗にしましょう
タワシで擦って
研磨剤でこすって

歪んだ心を
綺麗にしましょう
ヤスリで削って
金づちで殴って

凹んだ場所に合わせて
サンダーを掛けて
壊 ....
口数の少ない
鳥の姿を探して
見上げれば
冬の朝焼け
冷ややかに燃え
寝起きの木々が
頬を緑に染め
はにかみ
目覚めたばかりの
空に描かれた絵は
またたくまに
太陽に消された
 ....
カマキリさんのおすすめリスト(347)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
グレースケール- ドクダミ ...自由詩3*13-3-20
花曇り- 方舟自由詩813-3-19
心あらば、初春- 伊織自由詩6*13-3-19
致死節- 瑠依自由詩913-3-19
ひがたのとり- pikopiko自由詩113-3-19
ねこと神楽坂- salco自由詩8*13-3-14
自己管理能力- 花形新次自由詩313-3-14
星ひろい- たもつ自由詩1713-3-14
ははーん_友達減らす作戦決行中だな- 北大路京 ...自由詩1013-3-14
ぼくは冥王星の隕石- 小鳥遊儚自由詩513-3-14
4年いっしょにいたひとへ- 御飯でき ...自由詩3*13-3-14
ざんざん降り- 灰泥軽茶自由詩6*13-3-14
逃れる- マシュー ...自由詩113-3-13
レンタル・フィロソフィー- 村正自由詩2*13-3-7
アルバイトこわい- マシュー ...自由詩513-2-18
かえってきた- マシュー ...自由詩313-2-16
しあわせのうた- 椎名 菫自由詩213-2-15
tetetete- 狩心自由詩2*13-2-12
マチが合わない- 藤鈴呼自由詩3*13-2-12
川原の小石の上に- オキ自由詩4*13-2-12
老人- ビル自由詩113-2-12
路地裏- 梅昆布茶自由詩19+*13-2-2
雪上の虫- ぎへいじ自由詩13+*13-2-2
残り雪- そらの珊 ...自由詩2913-2-2
電信柱の陰からゴジラが顔を出した- tomtom_poem自由詩313-2-2
青い水- 朧月自由詩313-2-1
知らぬ間に忘れたこと- たまごボ ...自由詩5*13-2-1
NOX- すみたに自由詩113-2-1
kireikirei- 竜門勇気自由詩113-2-1
冬の朝- ナラ・ケ ...自由詩513-1-31

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