通りすがりも 同僚も 家族も
一対一でも 多数同士でも
「あっちむいてホイ」に興じている
電波上の 同じ画面を 見続けていた としても
目を合わせることは 禁忌なのだ
抱擁感さえも失い どこ ....
子供なんて親が元気なうちは連絡すらよこさないものだ

娘がいる
私の元を離れてもう四年が経とうとしている
その間の連絡は
一人暮らしの頃はそれでもマメだったと思う

今の彼と暮らし始めて ....
武器を持ち 恐怖が生まれ

勇気出し 武器を捨てさる 
自他ともに 幸
きみの痕跡はすべて消した
サングラスも
髭剃りも
あの不思議な光を放つライトも
扇風機も
糸も
あの古びたコートも
花火もとっくにない
一緒に月を眺めたベランダも
メールも
ベッド ....
塵屑を捨てる人がいれば塵屑を拾う人もいる。
僕はその間で眺めてきた。
クリスマスには赤い電球の羽根。
僕は公園から煙突の下をみる。
一体何を捨て何を拾い集めてきたのだろう。
また年末ジャンボ宝くじを買った
念のために
当選金の支払方法について
調べてみた
ふと思ったのだけれどね
人間には通気孔が必要だってこと

きっとどれかの上着に入ったままの入場券もいつかは必要なんだ
なくてはならないものなんてそんなにないんだけれども

たやすい自由はい ....
陽鳥 




きのうのことのようだ
逃げ出すように ひとり列車に乗り 海を目指した
行き先は 宮島

宮島のカラスに逢いたくなったのだ
途中 かあかあ
二度ほど 鳥が鳴いた
 ....
誰かと一緒にいるのは幸せだけど不自由で
1人ぼっちだと自由なのに楽しくない
どうして誰かといると
不自由って思うんだろう?
好きな人と一緒にいるのもいないのも
自分で決めた事なのに
自由な ....
セックスヒーローが
駅伝大会を走って
いとしのエリーと邂逅する
卒業を控えてダンスホールに入り浸る
生活を改善した
セックスヒーローJが高熱を克服して
走り通して蚊の息を瀰漫させながらゴー ....
あなたがわたしにひいた線は
しずかに沈んで いまはもう
ほとんど わたしになりました

種から花へ
あるいは花から種へ
その季節ごとにひいた線は
たがいに絡まりながらなお伸びてい ....
          161204

アイスクリームの天ぷらを食べたいわ
お父様にねだったら
主夫のおとうさま
ほいきたがってん
しあげをごらんなさいませ
やけにハイの油を天ぷら鍋に入れ
 ....
歪んだ笑顔のポートレートを
ノートの最終ページに挟む

弟よ
僕の息が絶えたなら
どうか灰は海に撒いて下さい

タイムカプセルみたいな気分で
エンディングノートをポストに入れた

 ....
一番初めに
陰毛を洗った
ボディソープと
陰毛そのものの匂い
を感じる

その後は軽く
生臭を感じるぐらいで
嗅覚はやがて自分の
唾の臭いに支配される

感覚は次第に
味覚に移 ....
繁華街

タクシー

夜気

連れ立つひとの群れ

〆のうどん屋

マッサージ


気にするな

偉そうなこと

控えめに言われても

諦めてしまえ

カラク ....
数分で血が固まり数日で閉じてしまうぐらいの浅い傷を身体に並べて、君は梯子を架ける。だけど君は横になっているので、それは線路にしか見えない。それから俺は、機関車トーマスのおもちゃを用意していなかったこと .... 数え眼(まなこ)が肉体に張り付いていたんだ張り付いていたんだ磔

ヴィオラへ

各種の元素達
その血縁を辿り愛を一括する事に躊躇いをもち霊妙な徳を後ろから力で押さえ
ひきつった面持ちで髪を ....
ドーナッツの向こう側へ、ゆけば迷わなかったのかもしれない、と、わかったところで迷ってしまったわけで、ほんとは迷ってしまったことにすら気づかなかったわけで、?、星の繋ぎ方すら忘れてしまって、きのう食 .... アメリカ軍の男が
殺人を犯したからと言って
アメリカ軍の前で
「お前らは出ていけ!」等と
言ってのけるのは
日本人拉致が
北朝鮮によって行われたことをもって
朝鮮総連前で
「お前らは出 ....
長城の寝覚め跳ねる滝
暑い暑いと楽そうに
初めてが始まる岸辺はとみに
爪研いどいたら満身に
威容湧き溜まり満ち閧の声

在りし日には竜だった 昇る空だって好きに飛べた
去りし日にはかくも ....
ワイシャツの袖から小さな蜘蛛

どこかで難しい事を考えている

道行き庭々の花に見惚れながら

かけらばかり指先をかすめて往く

陽だまりの深宇宙に不快はない

言葉もないからちょ ....
ぼく雅羅櫛
きみ観瑠奇異上意

異星人が過半を占める地球で

どうやら宇宙は愛の摂理で
成り立ってはいないようだ

老後の資金なんてもう要らないし
どうせ星になるんだからなあ

 ....
 雨上がりが匂う緑の庭園で小さな世界は広がる。
 ピアノの音色が淡い世界に色付く。
 胸に抱えた定かでない悩みは昨日へ消えてゆく。
 私はただ黙々と小さな勇気を今日という日に積み重ねた。
 ....
誰かがまた夜中にヤッてるんだ
勘ぐり、頭を抱えてあんぐり
小さい頃はよくわからない
もう快楽を知ったら戻れない

俺は平成生まれ、ゆとり世代
俺みたいなやつは2人といない
多分、優子は無 ....
こどもっていっても
はじめからおとなだった

若いっていっても
はじめから老いていた

うまれてすぐに
たぶん意識していた
自分という存在に

ほかのひととはちがってて
ほかのひ ....
有るということは、(いつか)無くな(りえ)るということ。
居るということは、(いつか)居なくな(りえ)るということ。
存在するということは、(いつか)存在しなくな(りえ)るということ。

全能 ....
松田さんが死んだ
白兎駅でソアラをシャコタンにしようとしていて
車に押し潰されて死んだ
倉吉で暴走族を立ち上げようとしている時で
関西から帰って来られた先輩が何人かおられた
松田さんはその1 ....
柄にもなく花を買った
10ドル
病室であいつは
5歳のように寝てた
俺に気づいて目を開けた

窓の外はグレー
冬らしい雪

古タイヤを囲み
暖をとる男たちの




 ....
さよなら さよなら 今まで さよなら


モノクロの時代は終わったよ

目の前の色が混ざりに混ざって
眩しくて目 開けないや
その時 手を差し伸べて欲しい
あなたが僕の目だ
 ....
アツアツ の ラーメン を
ハフハフ と すすった後で
店を出た

キミが 叫ぶ
すごいよ!

何がだろうと 振り向くと
白い 波 波 波

舞い踊りながら
暗闇に 映える

 ....
カマキリさんのおすすめリスト(347)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あっちむいてホイ- 末松 努自由詩10*17-2-5
涙のカタチと笑顔の色- 冬野つく ...自由詩217-1-29
- 楽麦短歌1*17-1-28
きみの痕跡- 一日三歩自由詩217-1-22
ごみ箱- ツノル自由詩8*16-12-9
宝くじ- ホカチャ ...自由詩2*16-12-7
入場券- 梅昆布茶自由詩14*16-12-6
陽鳥- るるりら自由詩13+*16-12-6
交差する生き方- リィ自由詩2*16-12-6
シェリー- 間村長自由詩2*16-12-5
せん- はるな自由詩1716-12-4
焼け凍りアイス- あおば自由詩3*16-12-4
Heaven's_Door- ミナト ...自由詩2*16-12-3
クンニリングス- 花形新次自由詩216-12-3
〆のうどん屋- 吉岡ペペ ...自由詩216-12-2
線路/梯子- rabbitfighte ...自由詩516-11-28
count- 5or6自由詩1*16-11-18
迷子になるとわかること- 阿ト理恵自由詩4*16-5-20
同じ穴の狢- 花形新次自由詩116-5-20
虚栄骨格/のたうつワイバーン- なけま、 ...自由詩116-5-19
蜘蛛連れて- ただのみ ...自由詩5*16-5-18
平和に捧ぐ- 梅昆布茶自由詩816-5-18
庭園- ヒヤシン ...自由詩11*16-5-18
乙女心を極めた下衆な詩- 独奏自由詩216-5-17
- 朧月自由詩115-12-9
イナイルのこと- DAICHI自由詩214-8-6
国道9号線を走った- 馬野ミキ自由詩714-8-6
smoke- mizunomadoka自由詩514-8-6
さよなら- 瑞海自由詩4*14-8-5
すする- 藤鈴呼自由詩1*14-8-5

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