きょうもいちにちよく恨まれた
恨まれてることがいっぱい分かった
精一杯してきたことは
むこうにはあたりまえだった
むこうにとってこっちは
足りないか過剰だったのだろう
....
ときどき饂飩を無性に食べたくなる
とくに関西風のダシの効いた薄いいろのスープが好き
それにお揚げと葱をのせていただく
幸せな饂飩の世界に恋してしまう親父約一名
ときどき蕎麦も無性に食べ ....
爺のモットーは清廉潔白公明正大
姫のモットーは人生は遊び女盛りを飲み尽くせ
そう姫は酒豪でもある
一升二升はお茶がわり
姫とサシで勝負して死にかけた男は数しれず
だからいまだに嫁の貰 ....
バイだって構わないさ
僕はその人間に興味があるんだもの
道徳律を弄んでいるうちには
真実はどこかへ消し飛んでしまうかもしれないんだ
僕は僕でありその根拠は
唯一無二の ....
せんかんやまとがしずむとき
いかりにちんぽこはさまれて
とられてたまるかちんぽこを
ぐいとひつぱたらぬけちゃった
ありゃまあ
こいつは
もんだいだ
ていこくし ....
中学生のころ
幸福という映画を観にいった
当時映画といえば二本立てで
アモーレの鐘というのが同時上映だった
あのころぼくはさびしかった
じぶんを置いてきぼりにして
....
こうも囚われにんげんは
ひとの道よりたいせつな
経道なんかを踏みはずす
ごめんよ尊きかたがたよ
なめるなおいらの人生よ
取るに足らないことなどに
こうも囚わ ....
駅前の連絡通路では南米のバンドが花祭りを歌いながら民族楽器
ケーナとかを売っている
大宮は今日もサンセットFMNAC5でグルーブする街並みは
ソフマップのあるアルシェビルから発信され ....
混沌とした水が透けるとき
言葉を釣り上げる喜びといったら
あぁ、まだ詩をやめられそうにないよ
55くらいの女の人がかわいくみえるのは
30年前だったらかわいかっただろうという
がんぼうが主成分である気がするが
ひかえめなところがかわいい
ふわふわした組織に包まれて
昨日の涙を食べていた。
しょっぱい。
小さなかけらを
手につまんで
遠くの海の音を聴いていた。
それは昔の話・・
暑い 眠らない 強くて 大きな ....
ひだりひらめは
にらみます
どうしてこんなぐつぐつと・・・
しんぱいするな
くってやるから
ねっとうをかけたじてんで
うんめいはきまっていた
....
密談の海を冷酷にすすんでいた
感情の海に難破船がゆれていた
黒雲がわれ光の束がさしている
嵐のあとの静けさは自由だった
終わりが始まる
裏切りと
切実が連環する ....
作っても作っても作れない
愛しても愛しても愛せない
中途半端な極道は哭くことさえ許されていない
言葉だけがすくいだった
孤独の淵から這い上がる力をくれたんだ
遠くにある星 ....
きっと女性 性別はきっとない
でも ほのかにジェンダーは傾く 甘い香り
ぷるんとした肌は 密室にくっつき 出番を待つ
嫌う人はきっと この広い世界だからカウントできるかもしれない
....
老夫婦が
買い物袋を提げて
楽しそうに歩いて行く
幸せは案外地味な装いで
まだ冷たい風の中
首を竦めて待っているのかもしれない
知らん顔して
何度も通り過ぎて行った
それは自分 ....
なでがたの やまときみとが かさなった
ひとひらの おちてあおばは あおあおと
つかまえて おうをやめたら そばにいた
あめがふる ぬれているやも ののすみれ
たこやきの たこ ....
るる、と呼べば
りら、と響く
それは歌
スノードロップが
白い鈴を鳴らしている
水仙が
黄色い笛を吹いている
{引用=合唱団の申し込みは
春色のポストへ出してください
....
朗らかに歌う若者よ
老獪な政治家に林檎をあげて
私は泣き続け
ここまで至り
そして気づいた事といえば
人生とは全く遊びであるという事だった
私の苦しみも誰かの喜び
私の ....
愛はアガペーである
慈悲とは些か異なる
淫蕩な行いを許すか
今宵も滔滔と灯心は
欲望の熱を放つてる
許すべくか否か読め
汝に禍いあれ
....
大器超晩成
生活超窮乏
人生有為転変
太極拳でもやるか
幾星霜艱難辛苦
大言壮語後の祭り
秩父の夜祭は冬だ
行田の火祭りはこれから
北本の菜の花祭 ....
みつめる
みつめる
じっとみつめる
そうすると
何かが
語りかけてくる
種を手放したあとの
たんぽぽが
茎に残された
小さな瞳で
私をじっとみつめる
世界には
なんと
....
トラウマ
”trauma”
心的外傷
夢とも
傷から滲む
エッセンス
覚めない
連続が
眠りを眠らせぬ
目覚めている様に
表皮と内奥に
....
湿った手のぬくもりや
かかを探して泣きだす姿
そんな幼子の始まりが
泣きたくなるほどいとしくて
この腕に抱きしめる
鼻からティッシュが離せなくなってしまったのか
哀れだな
もの かなしい
まるで親にはぐれた子像の泣き声
パオー パオー
これと言った朝の挨拶もなく適当に休憩室の椅子に座る面 ....
さくらなんて嫌いだ
あんな群れてるやつら嫌いだ
たとえ一人になったって
さくらみたいなことはしない
一人のさみしさを
狼みたいに乗り越えてやる
つぎはぎだらけの ....
別に愛してなんかないけれど
いつも近くにあったの
セブンアンドアイ
季節を先取る 冷やし素麺のCM 戦略かしら
戦が好みなのかしら 経済も大事よね
バイパス沿いに またセブ ....
□報告者/ るるりら -(2013/04/01(Mon) 01:49:27)
このほど発掘された石版には 解読の結果、このように記されていた。
***
なんどとなく残酷な ....
入道雲がたかく盛り上がっていた
あの丘の向こうにぼくらの夏がある
縁側にふたりならんでこしかけて西瓜を食べた
僕が種を飛ばすと君はぼくより遠くへとばそうと
おたふくみたいに頬ふくらまし ....
ポケットのなかで
45分しゃべりつづけた
書類のしたで
45分しゃべりつづけた
せまい湯舟に
ぼくとあなたと
あなたの児と
さんにんでつかって
慌た ....
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