こんな怒りを抱きながら

僕は笑って生きるのか

生まれたこの子を抱きながら

そっぽに首ふり生きるのか

太りだしたその子が腕の中で
くへくへ泣きながら暴れている
見ているひとの ....
目を開ける

違う、開く

そのまま意味もなく、にやけて見せる
それからコップ一杯のオレンジジュースで拳程のクルミパンを五回咀嚼してから流し込む

食道が凸凹してから胃の右中間部手前斜め ....
電車の 私の後ろの座席で 

アイドルグループの カツーンの話に夢中になっている

二人組の女がいた  若い声で




むっちゃなんやねん

めっちゃあれやねん


 ....
  老人が籾殻を焼いている
  見えそうで見えない光のような匂いだ
  空は青く、少しあどけない
  わたしという言葉はもう
  ここには似合わない



  赤茶けた四角い煉 ....
  向かいの家の窓から
  女が身を乗り出して下を見ている
  左手になにか小さいものを持っている
  それがなにかまでは見えない ここからは



  コンセントに埃が溜ってい ....
歯をぎりぎりと噛みしめる
私の目の前に広がる闇を睨みつけながら

負けたくないと思っていた
決して背を向けるもんかと

叩きのめせ
叩きのめせ
自分の胸を打ちながら
繰り返しては吐き ....
Usual play won't be easing my mind
And I gotta find one to care
So I should walk toward my future ....
休日の正午前、
あなたは図書館に向かう歩道を歩いています。
2メートルほど前にトロピカルピンクの半袖ポロシャツ、
ストレートジーンズの中肉中背、
22、3歳と思しき男性がふと立ち止まり
左脇 ....
  銀紙のいたみが残っている
  なにをつつんでいたのだろう
  じょじょに
  曲がりくねり ながら
  朝になって夜になって
  夜になって
  夜になって
  言葉はみじか ....
   

 受信メール


 ――――――――――
 Date  9/21 6:56
 送信者 不明
 sub   nontitle
 ――――――――――






 ....
人生にはテーマがある
青いテーマ
白いテーマ
赤いテーマ
人生にはテーマがある
メジャーの曲
マイナーの曲
人生にはテーマがある
明るい絵
暗い絵
人生にはテーマがある
希望の詩 ....
奇声をあげて
包丁振り回して
部屋中ぐちゃぐちゃ

私を抱きしめる腕が
ガタガタ震えてる

その振動が少し快感だとか
媚びた雌豚のようなこと考えた

「愛してる」は怯えていて
 ....
台風と共にさりぬ夏 僕と君は死ぬまで一緒/交わした約束はいつかきっと
何年経とうが叶うはずだと/所詮妄想のはずだろうけど
途中で人生が枝分かれ/二人に近づいていく別れ
それに気づかないフリしてた/僕も君も色々無理し ....
願い事叶えるために生まれてる短冊に書く孫を見つめる

砂浜に作ったお城すぐ崩れる満潮になれば波に飲まれる

蒸し暑くアイスクリームすぐ溶ける夏の景色が揺らいで見える

飼い猫と野良猫の喧嘩 ....
寒気を感じるほどの発汗
口から飛び出る吐瀉物
頭と心臓が痛い

忘れたいのに忘れられない
誰かを殺しても終わらない
次は僕が殺される番

逃げる場所なんてどこにもない
私は若くて今がいちばんの売り時
そんな姿で消えていけるなら
あなた達より幸せかもしれないね

あなた達はいつか
車に轢かれて
または病に冒されて
あるいは食中毒になって
突然いなくなる ....
犯人はいつも思い出の中にいる

ふろしきやだけじゃないから人生は

王様になれたら友達いなくなる

かわいさに眠れない夜かわいさに

さようならごめんなさいありがとう


希望



優しさ



そんなものはクソクラエ



君の涙

僕の未来



ひとつのこらずヤミノナカ



傷をつける方と

傷を受け ....
もうすっかり書くべきこともなくなって、秋です。日向には夏の死骸みたいな光、日陰にははらはらした予感。眠たい身体を持ち上げると、それでもまだ風が通ります。
やっぱりわたしには時間というものがよくわ ....
   かなしさは夜のなかにある。



   体育の時間、ぼくはだれともペアをつくれ
  ずに、みんなが踊るフォークダンスを眺めて
  いた。それは濁った河を渡る水牛を眺めるの
 ....
小さく告げられるニュース

摂理のように

ありきたりな浸透をする

たゆたゆと

それにわたしは浸り

夢を見る

夢を見ては

まぶたの裏にある残像を

日常 ....
キムとよく
この店に来たものさ
取り敢えず焼肉を頼んだよ
コリアンで賑やかな
この店の片隅で聴いていた
チョウ・ヨンピル
ノ・ムヒョンは今も崖の上
ハヤオ・ミヤザキは引退だ
時は流れた ....
まだ少しだけ眠たげな あなたが仕事に行ったあと

私が何をしているか こっそり教えてあげましょう


掃除や洗濯は後回し

あなたの匂いの枕を抱いて

昨日の夜を思い出しながら  ....
西日のきつく射す灰色の青いビルの側面 料理が苦手なのでパサパサの鶏肉を食べている。炊飯器鶏は誰にでもできる簡単でジューシーな料理のはずなのに、僕にかかればパサパサになってしまう。僕はパサパサの鶏肉を食べながら、これまで僕に料理を用意してく .... B*

DEAR 絹子

 ねえ、絹ちゃん。今日も学校にこなかったね、せっかくお揃いのセーターを買って、一緒に着て行こうねって言ってたのに、お揃いの服をひとりで着るってこと以上につまらないこと ....
お月さま
細くて

鋭く 重く
耐えている 強く
空にいる 強く

明日も
その明日も
声にならない想いを
どう伝えよう
言葉はいつも役に立たない
秋口の住宅街を歩く
電線には名も知らない鳥
焼き付くようなおもいと共に
思い出される過去
空虚が約束された今
見えない未来
 ....
死ぬよりもずっと生きてるほうがいいなら
嫌なことから目をそらして
空洞だらけの人間になって
今までわたしがばかにしてきた通りの
薄っぺらい毎日を送る
和田カマリさんのおすすめリスト(512)
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