弟のプリンを冷蔵庫から盗む。鳥の名前にやたら詳しい。血液型が気になる。勉強ができない。{引用=(世界の終わり)}

遅刻する。早退する。ブッチする。君に会いにいく。電車のドアが目の前で閉まる。{引 ....
膝までの深さの
泥水のプールに
君と潜ってはしゃいでいた
君と潜ってはしゃいでいた


僕たちは19歳で
怖いものなんか何もなかった
僕たちは無敵で
青春は永遠だった ....
骨太なベースラインや冬の虫 今日はラー油もぶちまけた 新入社員の頃に言われた
組織の長を目指して
世界に羽ばたく蝶になれと

中堅社員の頃に思った
組織の長は無理ならば
地元で羽ばたく蝶になろうと

熟年社員になって気がついた
組織の長 ....
縄跳びで揺れない胸と揺れる胸 禁煙ルームに灰皿を置き去る 文句言うためにテレビを点けて居る FBIに囲まれて居る 昼下がりの公園
子どもたちが四、五人集まって
わいわいやっている
何だろうかと覗きこんだら
身体が一番でかい男の子が
カマキリを手に持っている
青い立派なカマキリだ

「今から、このカ ....
いっぱい有りすぎて涙も出ないのさ
彼女に子供ができてでも僕に仕事が無いこと
あるいは仕事はあってもやつらとうまくやれないこと

詩の題材ならいいが現実は
どこにでも有る歌の通りだ

ぼく ....
きみのだいじなピアノがあって
叩けば壊れる鍵盤と、たたかなければ止まる音楽


調律したての
うつくしい音色が始まり粒になって外に雪が降る
夕焼けが結晶にぶちあたりながら
きらき ....
きみのことばは

秋の冷たい雨のようだね

仄かな愛の燃えかすを

ひとつ ひとつ 丁寧に

つまむように消して行く

夏の陽射しに彩られた

一輪の記憶が今しがた

明け ....
立冬の一日分のバイト代

窓をあけて光をあびながら
手をのばして
選んで
引き剥がして
食卓の方向にほうりなげる

皿もいらない、私の食事
清流のなかの食欲が室内にみち
なまぐさい匂いに木目が視線 ....
点滴にロマネ・コンティ入れてよ 雨男、雨女よ 金環日食を見ようとしないでくれ 心の蜉蝣触覚を伸ばす 捨てる神あれば
拾う神あり
命を拾われた
一人だったら
死んでいた。

皆よってたかって
励ましてくれて
会ってくれる。
見ず知らずの人を誘ってくれた。

皆ネットの人だ
一人 ....
つれていって戦地、立ち向かわせて敵前、
ここは地という宣告のもと飛び降りようとしている
ふたつの目がほんとうは空を凝視している


きみのもっているぜんぶの切れ味をわたしに集中させて ....
来る日も来る日も嵐のなか
海が凪いた日はわずか数頁

そうかきみの航海はそれほどまでに
吹きつける風と雨のなかだったのか

行会いの関係の際に笑顔で手を振っていたきみは
旧友であるぼくに ....
玄関の前で鍵を開けようと
ポケットを探っていたら
いきなり足元の落ち葉が舞い上がった
予測していなかったので 
わたしはすごく驚いた!

よく見ると
それは一羽の蛾だった
木の葉によく ....
街で


首を竦めてぼくはひとり歩いていたのですが。
日暮れ色で賑わう通りでは
うっかりしていると
さっさと擦れ違ってしまいます
だぶだぶな外套(オーバー)に身をつつみ
壁のような背中 ....
 
想いの珠がふくらんだり、しぼんだり

どっくん どっくん 鼓動する


あたいは、生きる



 
すごく遠くにやってきた

生まれた町は温かで
仲間がたくさん笑ってた

すごく遠くにやってきた

車に乗ってぐんぐんと
お茶もお魚もいない場所へ

幸せにって言われても
いまこの ....
 *
短詩が感覚的に合う。一切の説明は不要。そこにある存在を描写し配置することで無を表現できる。もともとそういうふうに存在を見ているのだから。読者の思い込みに付き合う気はないが、思い込みの底に届 ....
1899年4月19日の深夜
オーストリアのブラウナウの街で 
税関上級事務官であった
アロイスとクララの間に妊った子が急に産気づいた
アロイスは即座に掛かり付けの医者の元に電話を掛け 
医者 ....
「kakidashi」は、小説や散文の書き出しがランダムに表示されるサイトだ。
羅列された「書き出し」には何の意味もないが、詩的にみようと思えば、何かそれなりにみえるかもしれないと思えてくる不思議さ ....
たくさんの・かれた・ちょうが・おうだんほどうを・わたってゆく・
ように・みえる。
あすふぁるとにひかれた・しろいせんのうえに・とまった・と想ったら
すぐに・また・いちどきにとびたってゆく。

 ....
                121028




唐黍を蒸す
蒸す蒸す
蒸してから喰らう
食うとは異なる表現でかっ喰らう
腹がふくれるまで喰らう
麹町まで出かけていって喰らう
 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(7564)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
世界の終わり- コーリャ自由詩712-11-14
夏の死体に埋もれて- ホロウ・ ...自由詩12*12-11-12
冬の虫- 北大路京 ...俳句312-11-12
今日はラー油もぶちまけた- 北大路京 ...自由詩112-11-12
蝶能力- イオン自由詩5*12-11-12
縄跳び- 北大路京 ...俳句212-11-11
禁煙ルームに灰皿を置き去る- 北大路京 ...自由詩412-11-11
文句言うためにテレビを点けて居る- 北大路京 ...自由詩512-11-11
FBIに囲まれて居る- 北大路京 ...自由詩2*12-11-11
【_カマキリの災難_】- 泡沫恋歌自由詩15+*12-11-9
上手くいかないこと- 梅昆布茶自由詩1612-11-9
ABEGG- しもつき ...自由詩5+12-11-8
冷たい雨- ただのみ ...自由詩22*12-11-8
立冬- 北大路京 ...俳句512-11-7
角の家- 遙洋自由詩3*12-11-7
点滴にロマネ・コンティ入れてよ- 北大路京 ...自由詩712-11-7
雨男、雨女よ_金環日食を見ようとしないでくれ- 北大路京 ...自由詩212-11-7
心の蜉蝣触覚を伸ばす- 北大路京 ...自由詩112-11-7
捨てる神あれば拾う神あり- ペポパン ...自由詩13*12-11-7
最前線ふたたび- しもつき ...自由詩812-11-7
Vaya_Con_Dias_Amigo- HAL自由詩4*12-11-7
【_擬態_—_mimicry_—_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-11-7
秋を見つめてみませんか_三篇_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩18*12-11-6
生きる- 殿上 童自由詩22*12-11-5
嫁入り- naru自由詩212-11-2
詩法にかかわる断片- 空丸ゆら ...自由詩1012-11-1
誕生- HAL自由詩3*12-10-30
kakidashi- 殿上 童おすすめリ ...11*12-10-30
たくさんの・かれた・ちょうが- 北野つづ ...自由詩412-10-29
- あおば自由詩5*12-10-28

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