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眠れない夜の睡魔の召喚に英語の本を開いてZZZ(ずずず) 寝る前に愛していると言う声は起こさないよう小さな声で 君という物語の1ページ目の男を消して俺で埋めたい 自転車で走る十月みそか頃指先ちょっぴり冬を覚えて


地方への旅の帰りの車窓から山が消えるとやすらかになる


立ち去った日々に暇をあげたあとでも変わらない時計の仕事


百日紅終わ ....
狼に育てられたポメラニアン、ドーベルマンと闘って勝つ 仕事せず家の近所をぷ〜らぷら油田があればそんな毎日 墨を擦る間に意識遠くなり習字の紙に謎の絵と文字 偽造した表彰状を玄関にいっぱい飾り誰も来ぬ家 君は舟でわたしの岸に逢いにくる瞳のおくの蒼いみずうみ


思いだけが{ルビ水脈=みお}引いてゆく水の上恋すればただ紅葉はあかく


言葉さえさらわれてゆく風の街耳から耳へささやかれつつ
 ....
John Lennonモデルの眼鏡かけたってチャイナマフィアにしか見えないね  木枯らしがいろどり集めさらいます頬を伝うは無色な涙


 秋だから人恋しくて鍋に浮く豆腐のようにゆらいで誘う


 街中をクレヨンで塗り準備する赤もいいけどここは黄色で


 ....
手で「ちょき」を一人の時にしたことが無いと気づいてふとやってみる


アルプスのどこかで飲んでいるつもり一杯のココア晩秋の部屋


透明の水彩絵の具で描かれた君の九月の絵のナス食べたい
 ....
ダイキライ白い金魚が逆さまに泳いで赤く月は燃えてる 歳時記に君の名前を書き込んで松尾芭蕉を越えるのも恋 言い訳にならぬコトバに頷いてデコボコの月丸くしていく 錆びついた月に沈んでいく舟を助けずに飲むワインが渋い 音という大きなくくりのなかにいて 君の声だけ特別でした

もふもふとやわくてぬくい善きものがしっぽで返事 猫の縁側

履いてから捨てると決めた靴下をなぜだか今日も洗濯している

卵からひよ ....
しゃけたらこ おにぎりばくだん投下するシンジゲートの朝は忙し

しみじみと昔の恋がよみがえるように便座に熱戻る朝

カシミアはさぞ美味しかろうよ 虫食いの穴に悪態を吐く

秋空の雲の流れる ....
雨が降る度に大人に近づいて楽しい時間失っていく 立秋を遅いシャッタースピードでとらえて君のバックに夜景 試し書き君の名前を書いてみた文具コーナー赤くなる僕 はかなげな羽が降りてくるようにシダーウッドの練り香の夜

素のままの足先冷えるにまかぜては南瓜の裏ごしなんかしてみる

面取りの支度を終えた大根の白さに嫉妬 そうゆうをんな

忘れたり思い ....
入社式帰りの子らを羨望の眼差しで見てモク拾いなう    のびをするいわしが泳ぐそらのした垂れた釣り糸かかる秋晴れ


   猫の子と人生につき語り合う泣いてばかりじゃ生きてはゆけぬ

    
   生まれたよ産声あげて風 ....
後ろを振り返るとだれもいない
たぶん肩をたたいたのは夕暮れ

漆黒が塗り重ねられてよるを待つ
あさの白さに塗り変わるまで

針千本飲まされてもうゆびきりはしないと思ったころ
ぼくは立派な ....
愛してよ愛してよ愛してよ中指だけでも良いから

華奢な手の中性的なあの人が男に変わる瞬間が好き

端正な横顔が好き整った髪型が好き全部壊して 

SEXを『性行為』と言うあの人がたまらな ....
盲目の猫の爪切る祖母の服三日前から同じセーター    手を繋ぐソーダー水に寄り添ってただ一粒の泡となるまで 流木に背中凭せて考える去年の九月で地球はいくつ

僕が寝ているときは僕の靴もつかれて寝ている

差し出した君の右手にどんぐりこぼれる秋のどか

馬鹿も休み休み言ったけどやっぱりぶたれた・・ ....
    紙を折り色とりどりに祈ります三角のかどはぴんとして


    一膳の箸のすがたも美しく背筋を伸ばす五人のしもべ


    夜更けすぎ昨日を連れて散歩する買って帰ろうコンビニ ....
壮佑さんの短歌おすすめリスト(221)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠れない夜の睡魔の召喚に英語の本を開いてZZZ(ずずず)- 北大路京 ...短歌613-12-22
寝る前に愛していると言う声は起こさないよう小さな声で- 北大路京 ...短歌8*13-12-21
君という物語の1ページ目の男を消して俺で埋めたい- 北大路京 ...短歌913-12-18
十月みそかのノートから_(十首)- もっぷ短歌613-12-17
狼に育てられたポメラニアン、ドーベルマンと闘って勝つ- 北大路京 ...短歌613-12-17
仕事せず家の近所をぷ〜らぷら油田があればそんな毎日- 北大路京 ...短歌113-12-17
墨を擦る間に意識遠くなり習字の紙に謎の絵と文字- 北大路京 ...短歌313-12-13
偽造した表彰状を玄関にいっぱい飾り誰も来ぬ家- 北大路京 ...短歌713-12-12
岸辺にて- 石瀬琳々短歌4*13-12-12
John_Lennonモデルの眼鏡かけたってチャイナマフィア ...- 北大路京 ...短歌313-12-8
アイスクリームな夜- 石田とわ短歌16*13-11-30
十月のノートから4_(十首)- もっぷ短歌613-11-27
ダイキライ白い金魚が逆さまに泳いで赤く月は燃えてる- 北大路京 ...短歌213-11-21
歳時記に君の名前を書き込んで松尾芭蕉を越えるのも恋- 北大路京 ...短歌613-11-20
言い訳にならぬコトバに頷いてデコボコの月丸くしていく- 北大路京 ...短歌813-11-19
錆びついた月に沈んでいく舟を助けずに飲むワインが渋い- 北大路京 ...短歌413-11-18
少し幸せになるおまじない- そらの珊 ...短歌1013-11-9
めいぷる- そらの珊 ...短歌1113-11-7
雨が降る度に大人に近づいて楽しい時間失っていく- 北大路京 ...短歌413-11-5
立秋を遅いシャッタースピードでとらえて君のバックに夜景- 北大路京 ...短歌313-11-5
試し書き君の名前を書いてみた文具コーナー赤くなる僕- 北大路京 ...短歌713-11-4
イノセント- そらの珊 ...短歌1113-10-30
入社式帰りの子らを羨望の眼差しで見てモク拾いなう- 北大路京 ...短歌613-10-29
秋便り- 石田とわ短歌9*13-10-29
蛇行- 梅昆布茶短歌1313-10-26
性春時代- 永乃ゆち短歌5*13-10-26
盲目の猫の爪切る祖母の服三日前から同じセーター- 北大路京 ...短歌713-10-25
ただ一粒の- 石田とわ短歌9*13-10-20
浮浪雲- 梅昆布茶短歌1013-10-19
蜜色の眠り- 石田とわ短歌9*13-10-7

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