すべてのおすすめ
きいろいバナナの皮を剥く
「ねえ、ぼくたちうまれかわ「絶対にイヤ」
どこですれ違ってしまったのって
手の内も明かさぬうちに
まだ夜も明かさぬうちに
零時の時報とともに食パンを
四つに切 ....
外葉をめくったら
白い小さな亀がい
て、脱皮直後の未
防備ゆえのその純
真な甲羅にしばし
じいっと魅入る、
命あるものはみな
平等にそんな生ま
れたてがあった。
....
真夜中
に何度も目が覚めた浅い眠
りと眠りの合間に呼び鈴が
かすかに聞こえたんだこん
な時間に宅配便ですのお届
けものは封を切ったら一斉
に飛び立った羽ばたいた部
屋中 ....
エアコンのごーっという低い音で部屋はゆらめいて、またたき、のような、わたしたちは、いつもまたたいて、細いろうそく、生まれたての火のよう、なにもかもつけっぱなしで、スイッチも ....
甘い雑音、甘美な陰口、心地よいならそれはもうノイズじゃないなと考えながら、家路につく人々の間すり抜けて歩くあるくプラットフォーム、警笛を鳴らし滑り込む電車の風圧に舞い上がる髪押さえつけ、右足から乗り込 ....
ふぉーみーパエリア買ったらもひとつおまけについてきちゃったよ一人でこんなん食べきれないから禁断の奥義〈解凍品ヲ再冷凍〉をくり出すレンジでチンして四分の愛情だけに略して(4)レンアイノ温モリギッシリデス ....
着床にも降りる雪の塩梅があるだろうか、ぼくから共有を剥いだ残りがぼくだとして、小さく息を潜めていたよフェミニン、ぼくは遺伝子と膝を交えて話したい、欠陥を謝りたい、のべつ幕なしか押し黙るのか日本語では表 ....
前にテラリウムが入ってた二段目のひきだし
あいたんだ陽に当てようとして風の強い日に
窓辺でひらいておいたらレースのカーテン風
にひらひらして棘からまってバラなんかじゃ
なく多肉植物の棘々がひっ ....
エンディング月
シェリー酒にどっぷり浸かった午後3時
頭の中でひしゃげた低気圧なカレ
にょろん
耳から抜き出し
42℃の風呂にいっしょに入る
ぷちん
弾け
「おはよう」
大きく延 ....
大教室は後ろのドアから入ってなるべく前から見えなさそうな席を確保した睡眠時間は大切にねって学生時代の話書こうとして過去形でしか書けないのはなぜだろうか現在進行形が入り込めなかった思い出に鍵かけられた
....
◎帰レナイ
かつてまだ少年法なんてのに守られてたとき毎日帰りたいってつぶやいてた家族の待つ家までの道あるきながら帰りたい帰りたいって何度も何度もあれはいったいどこに帰りたかったのかそのときだって ....
「皆殺し」
眠れないので改造しておりました
極彩色のペンチで
灰色をたくさんつくったのです
死んでいるみたいな街が
ついに
本当に死ぬ
夜の反対側で
針金みたいな警察官が
ド ....
ひつじのひるね
の
ねじまわせ
ののじにねじ
はずれると
あとには
ひひ と つる
の
さんどうぃっち
ぱくり
ねるひのじつひ
は
ひがふたつある
のが
よりめだつ
....
これが、わたしにとっては、この世の中でいちばん美しくって、いちばんかなしい景色です。1962年11月27日岩波書店初版本「星の王子様」130ベージの景色に似ているけど、すこし違います。
....
[懐中?海藻。]
クラゲという言葉が好きだ。愛している。だが、頭の中に浮かぶ
くらげの姿は大体グロテスクだ。他でもない、グロテスクだ。も
う一度言おう、グロテスクだ。可愛くはない。だ ....
ほんとはゆかりんやほっちゃんの話をしたかった
ほんとはラブプラスのはなしをしたかった
ほんとは自分のはなしをもっとしたかった
ほんとはもっと彼氏のはなしをしたかった
ほんとはもっとアニメのはな ....
・さよなら
さよならという始まりがある。あったって誰かに聞いたことないかもしれないけど。樟脳の香りが指先に伝わるまで、ゆっくり肘から駅のホームの端っこまで手を振っていよう。
....
冷蔵庫の中、発泡酒ばっかだね。
えっ?また食べるの?
へぇ、待ち受け画面、自分なんだ。
アンティーク?それは中古でしょ。
前の髪型の方が良かったよ。
そのジャケット、ユニ ....
三月で春が終わった。五月に長い雨が降り、9月は裸になると、時々寒くなった。から、10月は色
々寒くなった、雪は降らない。降るものもある。雷は落ちる。今月はちょっとだけ昨日より寒く、少
....
マグカップに淹れたインスタントカフェオレ、から、立ち上がる、隣の煙草、安上がりな煙、油がしがみついた換気扇と払拭して、パイプ、非常階段へ、巣の跡、コンビニ、看板、駐車場、止められた高級そう ....
おもしろい形の石
おもしろい形の石
子供の世界は続いているか
子供の世界は続いているか
おかしな声で騒ぐ鳥
おかしな声で騒ぐ鳥
子供の世界は続いているか
子供の世界は続いてい ....
生後四ヶ月の娘を朝の5時からあずけれるような
保育所をさんざん探してさんざん電話をかけたあと
少し詩を読んだ
被爆者のケロイドを体に負うことが
物事を理解することではない
とりだ ....
昼前に起きた
妻はiphoneをポチポチ
子供は3DSを見つめている
多分朝からこうなのだろう
子供がまだ自転車に乗れないので無理やり外へ連れて行く
大切なDSの時間を奪われ悲しそうな顔 ....
異物混入の原因になるから
何も持ち込めない
でも
結婚指輪はオッケー
そんなバカな
と思いながら
エアシャワーを浴びるのに
朝の工場には
かいくぐってきたものが
たくさんある
....
よくよく考えてみれば人生の半分は曇り空で、そのうちのまた半分は雨と流れてしまったかのようだけど、パール、僕が一生懸命額に汗して竹の子を掘り返しているときや、少しばかりのお札を伐りながら飛び散る蜜柑 ....
きょうは、すーぱーふx
みこんの、できる日で
す。 でも、ぼくは、むち
ゅうでした。おとうとも、
むちゅうでした。むちゅ
うでしたから。一じかん じか
んでした。おとうとは、
すがりつい ....
夜 地球の上を這う 目的地は 一軒の家屋 家畜のように 這いつくばった 小さな平屋
爪が土を削り しっぽが草花をなぎ倒す 下着をすっかり 汚してしまう 何でも捨てる まだまだ捨てる 俺は一番 固 ....
悲しみをとぼとぼ辿っていくと、駅のホームに辿り着いていた。なんだ、もう一度出発なんだ。そう気付いた時には、もう旅人の顔をしている。ホームには、自分以外の人影は見えない。柱に繋がれた雑種犬と、自愛に余 ....
まばたきは
シャッターだから
夜になると
わたしのなかは写真だらけになる
そうやって
撮り続けた
日常のいくつもの場面を
夜の川に流していく
笹舟のゆくえを追えないように
それら ....
大学ノートの罫線を
上手になぞるように生きていきたいような
焼却炉にプリント
ぜんぶ突っこんで 旅に出たいような
そんな気分の隙間で大学に通い
夜風のぬるさに救われている
明日が定期試 ....
さわ田マヨネさんの自由詩おすすめリスト
(577)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
うまれかわ/即興ゴルコンダ(仮)投稿.11
-
こうだた ...
自由詩
3*
15-2-5
夢見るキャベツ
-
そらの珊 ...
自由詩
19+
15-1-31
夜明けに蝶のとどく/即興ゴルコンダ(仮)投稿.8
-
こうだた ...
自由詩
6*
15-1-27
気がつくと何かに祈ったり戦ったりしている
-
ねことら
自由詩
4
15-1-12
sweet_noise/即興ゴルコンダ(仮)投稿.4
-
こうだた ...
自由詩
5*
15-1-11
プレゼント/即興ゴルコンダ(仮)時間外
-
こうだた ...
自由詩
3*
14-12-26
ぼくのユニバースへ、ようこそ
-
乾 加津 ...
自由詩
6*
14-12-21
ひきだしあいた/即興ゴルコンダ(仮)投稿
-
こうだた ...
自由詩
5*
14-12-19
ひきだしあいた
-
阿ト理恵
自由詩
7*
14-12-18
後ろの席でくしゃみする/即興ゴルコンダ(仮)投稿
-
こうだた ...
自由詩
6*
14-12-16
少年よ我に帰れ/即興ゴルコンダ(仮)投稿
-
こうだた ...
自由詩
3*
14-12-14
いつかみんな死ぬよ/3つの下書き
-
左屋百色
自由詩
11
14-12-8
ひつじのひるね/即興ゴルコンダ(仮)投稿
-
こうだた ...
自由詩
4*
14-12-7
海と星
-
阿ト理恵
自由詩
17*
14-11-20
懐中?海藻。
-
百均
自由詩
2*
14-11-18
大人の、お話し。
-
ki
自由詩
5
14-11-12
ごめんね青春の等しくふりかかる月日はふりかえらないでふりきれ ...
-
百均
自由詩
6*
14-11-12
(余計な)ひとことダイアリー
-
左屋百色
自由詩
5+*
14-10-31
外は嵐さでてはいけない(ゴル投稿)
-
百均
自由詩
3*
14-10-7
そうz−ku[区]
-
百均
自由詩
2*
14-10-1
チルドレン
-
やまうち ...
自由詩
2*
14-8-15
保育所をさがして/古泉さんバージョン
-
モリマサ ...
自由詩
6
14-8-12
特に何もない日
-
馬野ミキ
自由詩
4
14-8-12
かいくぐって
-
nemaru
自由詩
5*
14-8-8
雨は降り止マズ
-
アラガイ ...
自由詩
7*
14-8-6
でも、きていました。
-
nemaru
自由詩
3*
14-8-4
夜這い
-
やまうち ...
自由詩
3*
14-7-24
哺乳類の絶滅
-
やまうち ...
自由詩
4*
14-7-23
小鳥の歌_【詩人サークル群青・七月の課題『歌』へ提出作品】
-
そらの珊 ...
自由詩
27*
14-7-23
衝動
-
ユッカ
自由詩
3
14-7-23
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20