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何十年 経てど心は 角だらけ


朝おきて のっぺらぼうが ひとり居る


ふんばって 何も出て来ず もう四日


乳酸菌 喉にぎざぎざ 突き刺さる


預言で ....
つぎはぎの笑顔
目を閉じた笑顔
ひらくたびに変わり
ひとつ前のかたちに
重なりゆく笑顔


鳥のようなさよなら
午後の水たまりの道を飛ぶ
雲ひとつなく まばゆさもなく
 ....
土に倒れた鉄の飾りに
剥がれた壁のかけらは積もり
錆の網目にふちどられてゆく


誰も住むことのない家が
はじめからそのために建てられたかのように
灰と緑にとけこんでいる
 ....
またひとつ橋が作られ繋がれど私はどこにも繋がらずにいる




階段の踊り場の窓すぎるうた渡り鳥の声かぞえゆくうた




道ばたの雪のかたちに触れるたび光ふちどる ....
脱ぐときは背中から脱ぐ春近し


目薬のまばたき世界を巡りゆく


歯の奥の穴に詰め込む笑いかな


にやにやと胃がさげすむ日空は青


とどこおる想い手のひら解き ....
中庭に緑の影を落とすのは独りのために建てられた家



階段と蔦からむ窓ゆらす音めぐりめぐる手すがた持たぬ手



門と門くぐる者なき中庭に降る雨のよな鳥たちの影


 ....
原に舞う少女の肩に髪の毛に見えない蛇がうずくまる午後



くずおれた樹と鉄塔は野に沈み過ぎゆくものの夢をみている



花ひとつ口に含んでまた戻し蛇と少女の無言のくち ....
不安げに緑を歩む鳩の目がふと振り返り鴉になるとき



手のなかの鳥の器に降る震えこぼれゆくままこぼれゆくまま



いつわりの光の模様の窓をゆく姿を持たない鳥たちの列
 ....
自転車をこぐと水車の音がする流れを馳せる冬と春の背



午後の陽の光と音のお手玉が言葉に変わる冬と春の手



こぼれゆく言葉は道にかがやいて見つめつづける冬と春の目 ....
荒れ野が荒れ野に流れ込み
丘の上の空へと打ち寄せている
冬に冬が接ぎ木され
咲く花は記憶の色をしている


脚から生まれた羽を育てて
小さな小さな双つの稲妻
夜の窓 ....
空からたくさんの手紙をわたされ
緑のなかへ入り
迷ううちに手紙を失くし
戻ってきたときにはいつも
お礼の手紙が積まれている



迷うために迷うのではなく
たしかにどこかへ ....
腕に映る
影が熱い
揺れ動く羽が
胸をのぼる



淡く濃いもの
避けられぬもの
肩から飛び立つ
こころ失きもの



冬の小さな虫たちが
茶碗のあたたかさ ....
みんな白や金を胸に受けとめ
白や金の朝に溶けそうだった
目を閉じた笑み
草のなかの笑み
肩から上を
地の陽に向けて



誰かが果実を抱いているとき
どちらが果実かわか ....
目を閉じて
目を閉じる前に見た雪が
空へと戻るつづきを見る
白く小さな音を見る



雲の鳥がほどけて落ちて
土の上の鳥になるとき
すれちがう雪の言葉には
ほどける前 ....
唇紋のような首飾りをして
一筆書きの花束を持ち
彼女はひとりテーブルにいた



誰もが通り過ぎてゆくうちに
花束は水彩になったので
髪の毛のなかの夜のため
彼女は少し首を ....
白につづく銀と鈍
黄につづく金と土
線は繭にくるまれていて
まるくなり まるくなり
連なりのなか震えている



海と川の鳥たちが
街の橋を
曇の朝を越えてゆく
ふたつの ....
問い直せない問いばかり
白い段差に降り積もる
足もとにくずれては舞い上がり
白い段差に降り積もる



くずれるものらは道になり
道の下へと波打ってゆく
吹雪のなかを
 ....
目を閉じてもひらいても
夜に重なり現われる
光りかがやく胸のかたち
蒼のなかのからくりたち



高らかな鉛の奥から指さし
水面の緑と並んで馳せる
星と同じ色の曇
星と同じ ....
手はくりかえし空を混ぜた
遠くなり 近くなり
ひとつの重なりにはばたいた
触れる色 触れる音
傷のような軌跡に満ちた



溶けては響きと光になった
水と水をつないでいた
 ....
ふくらみを抱いたふくらみの横で
かがやきの子はじっとしていた
青しか見えない青の下
息のような明るさの下
午後のふりをした午後のあつまり



誰が造ったのか忘れ去られた
 ....
そっといじけたような光でいる
まるくまるくなでられたいのに
そっぽをむいて目を閉じて
大きな花の実を食べている



ずっとむずがゆく思っている
ときどき次の次がほしくなる ....
小さな円にあふれる花
雨の朝の鳥と痛み
夜の網の無音と光
午後に横たわるひとのかたち



置き去りにされた灯と灯の間で
光は踊りつづけている
みんな
何かに乗ってい ....
音はかたちに
かたちは音に
震えあう声
見つめる光
会話 滴 滴の石たち
つづく星
つづく星の水の輪たち



緑衣の子が帯をとき
首に二回三回と巻き
残りを胸の間に ....
空のくちびるのまわりを
たくさんの魚が泳いでいる
曇の奥の曇に染まり
行方は次々とひらいてゆく



涸れ井戸を囲む湖に
金属の破片が降りてきて
細い道のあつまる道に
 ....
粒の柱が降りてくるころ
銀はかたちを変えつづけ
ほどけるようでほどけずに
そろえた両手を羽とは逆に
ゆっくりゆっくりのばしている



惑いは惑いにはばたいて
飛び立つことさ ....
光ではないものをずっと見ていた
ゆらめく夜をずっと見ていた
倒れるために在るものばかりが
わたしに向かって近づいてきて
わたしのなかへと消えていった



目の前に
目の前で ....
朝と別の朝はつながり
声や水を憶えている
光や傷を憶えている
頬をかすめゆく小さな 小さな
見果てぬもののかけら かけら
定まらぬ世界をゆく定まらぬもの



水色と銀色
 ....
からみあう木の根をくぐり
風のない海に出る
陸のほうへ 陸のほうへ
風は高く飛んでゆく
砂には浪が残される
浪のにおい 浪の色
浪のかたちが残される



雲は深く降りて ....
手のなかの金魚がたどる路
響きのための階段を
宵宮の光が駆け上がる
かわいた飲みもの 食べものの跡
においはずっとたたずんでいる



街にやって来た映画の群れ
ひとつの方を ....
なぜ目覚めたのか
ずっと考えていた
ふたつの色の
雨のはじまりだった



ふいに起こる物音が
ふいの朝を説いていた
音の主をたしかめる前に
それらは高く飛び去っていた
 ....
ふるるさんの木立 悟さんおすすめリスト(378)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
戯れ言- 木立 悟川柳505-5-12
花を負う- 木立 悟自由詩305-5-6
振景- 木立 悟自由詩405-4-27
仮歌(かりうた)- 木立 悟短歌205-4-22
春のからだ- 木立 悟俳句805-4-21
廃園- 木立 悟短歌605-4-18
ノート(姫と蛇)- 木立 悟短歌705-4-15
ノート(鳥)- 木立 悟短歌705-4-5
冬と春- 木立 悟短歌5*05-4-5
連窓歌- 木立 悟自由詩405-2-25
ノート(緑のなかへ)- 木立 悟自由詩505-1-27
病鳥軌- 木立 悟自由詩205-1-17
ノート(冬と手)- 木立 悟自由詩305-1-14
つづき- 木立 悟自由詩205-1-6
ノート(テーブル)- 木立 悟未詩・独白405-1-3
線のうた- 木立 悟自由詩604-12-31
ノート(渦と道)- 木立 悟自由詩204-12-28
夜と片目- 木立 悟自由詩304-12-26
滴路- 木立 悟自由詩404-12-21
降り来る言葉_XVⅢ- 木立 悟自由詩204-12-17
ノート(午後の尾)- 木立 悟自由詩504-12-13
白と黒- 木立 悟自由詩304-12-12
緑衣の子- 木立 悟自由詩304-12-10
音の轍- 木立 悟自由詩504-12-4
銀と柱- 木立 悟自由詩304-12-2
倒れるもの- 木立 悟自由詩504-12-1
かけら- 木立 悟自由詩604-10-25
黄金の子_Ⅱ- 木立 悟自由詩304-10-19
路地の歌- 木立 悟自由詩604-10-18
雨の季_Ⅱ- 木立 悟自由詩404-10-12

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