むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。おばあさんが川で洗濯をしていると、川上から大きな桃がドンブラコ、ドンブラ .... 食卓レモンのかなしみは
食卓ってなんだ?と
となりのワサビに聞かれたり
きいろの表面に こまかい凹凸
みどりのふたが 大きすぎても
レモンになろうと 
もがいているようで
かなし ....
昨日 いつも市場で会う少年と水遊びをしたとき
「お兄ちゃん、腕まくりが似合うね」って言われて
戸惑って
戸惑ってしまったまま 朝が来て起き上がる
いつもと同じように寝床に向かい
膝を曲げ 腕 ....
空は
誰のものでもない美しさを携えているから
弾幕に汚れた視界の先に
ここには希望があるよ、と照らしてくれるけれど

僕の
指先が触れられる距離にあるのは銃口くらい
羽ばたく鳥を何度も握 ....
 見覚えのある風景だ。体育館の裏。ポケットには呼び出しの手紙。セーラー服の彼女があらわれた。不安そうな顔で僕を見る。なぜだろう、この申し出を断った気がする。もちろんOKだ。そのあと同じ大学に合格。就職 .... ここで。
ほんとうのこと、を。

二つの道しかありません。

えいえんのあき
はるのくるふゆ

どちらを選びますか。

どちらを選びますか?
 五十年、いつも妻がリードしてくれた。付き合いだすきっかけを作ったのは彼女。プロポーズもそうだ。子育ても任せてしまった。不甲斐ない夫だったろう。それでも私の顔を立ててくれた。その妻が、布団に横たわって ....  乗っていた飛行機がハイジャックされた。乗客はパラシュートを背に落とされた。多くの人が海に叩きつけられた。空を飛べたのは私を含めて数人だった。この島に降り立ったのは私と美加だけだった。調べたところ無人 .... いやな臭いに目が醒め
草刈をしてるのは知らないおっさん
円盤は回り続けノコギリの刃が
破壊へ導いていく

お金がなかったので
電車を乗り継ぐ分のお金しかなかった。

「売りますか?」
 ....
憂'reLoving 追うん疾駆
破綻、加担、ランタンHigh!
Mが言うに「敗、So(走)Death可
  我解離ました」
性sinの夜舞は甘いだけの胚を
誘媚に育む、多倫理に縛ed

 ....
夜中に おまえは

「ひとりぼっちは さみしいよ」

と鳴く


そうか

そうだよな

ずっと おいてきぼりだもの


三面楚歌の あの人が

また悩むから

も ....
水晶の針の折れる音を聞いたことがあります
ピキンとも
ピリンともつかぬ微かな音

聞こえない音を確かめたかったのです
音がするものならばと
指先で二つにしてみたとき
まさか聞きとれるほど ....
コポコポ・・・





              ・・・コポコポ



       水の音?がする。







コポコポ・・・

     ....
高揚に 愛得る融と 抱擁を。 25階からの眺めは
とても遠くて
東京タワーと
高速道路が
きれい

大きな鏡に
自分を映して
何度も言い聞かせる

これでいいのだと

今はこれより
方法がない
だから
 ....

夢を見た
わたし
道路にいて
マンションの
わたしの部屋を
なぜか
外から
見ていた

マンションのベランダに
あなたが出てきて
洗濯物を干していた
なんだかとても
遠 ....
君の姿が見えないと
遠い街からメッセージ

いつも笑っていたから
いつだってふわふわしていたから
貴方は心配ばかりしてくれた

ちょっとだけ眠ったふりしてるだけなんだ
たまには疲れるこ ....
隣で笑っている彼女が僕の空間から消えていった。

そこには笑うノッペラボウがいる



彼女の存在を僕は消してしまった。

僕の君はもう消えてしまった
     君のポケットに
          無理やり

             “手”

     押し込めてみる

     君の手が包む

             “手”
 ....
かわいそうに

思った

必死になっている
彼を見て

わたしのこと
好きなんだなって

でもわたし
たぶん
それほどじゃない

かわいそうに

でも満足してくれるの ....
彼女と喧嘩して
いい加減にしろ
と怒鳴るつもりが

いい加減にすれ
と言ってしまった

こらえたがやっぱだめで
吹き出してしまった僕の
少し後に吹き出した君

ふたりで涙を流して ....
いじめっ子と
いじめられっ子のあいだに入り
次の日結局かれらは生涯のともだちになって
幼稚園のころ
オレは磁石であそぶのにあきてはじっこで、
下敷きに光を反射させ、

なるほどずっとわか ....
ジジと巻く カメラの持ち主 ババァなり (言葉遊び無しに書くのは
 貴女に贈りたいのでは無くて
  示したいから)

貴女は唐突に現れて、僕に新しい知覚を与えてくれた
それはとても魅力的だった 第二の告発の声だった
そうして僕ら ....
森をゆく足音は割れていて
でもそれは 決して
壊れてゆく訳でもなく割れていて
それはいくらか湿っていて
でもそれは 決して
濡れている訳でもなく湿っていて
微かに遠のくように響き
でもそ ....
ママが呪文を
唱えると

家庭は崩壊
する
すこし苦しんでから反吐が出そうだ。
暗闇の向こうから何かがやってくるに違いない。
よわさなんてもんを知る前に僕は、彼のことを知って
彼のことを知ってからは薄く伸ばすように彼女のことを知る。
 ....
医者に嫌な顔をされながら頂いたリタリン を粉末に砕いてスニッフ(鼻腔からの摂取) を繰り返す事六回 頭は重く、目蓋は開けっぱなし 硬直した脳でなんとか息を弾ませつつ 動悸は高回転、半壊点寸前 で書く  .... 半起ちの牛若丸が駅前にすべり込むのさ黒塗りのクラウン

バロックと不感症との相関をチャイナドレスで教授されたし

祈っても駄目ならでっちあげるのよ神様からの着信履歴

何度でも生まれ変 ....
夜9時帰宅の 私が
湯気の上がる 白いご飯に
玉子のふりかけを かけながら
「黄色い粒は塩辛いんだよねぇ」と
おかず無しの 夕食を
不本意に思っている時

母が 居間で
「渡る○○は  ....
m.qyiさんのおすすめリスト(1843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 城之崎二 ...散文(批評 ...104-6-9
食卓レモン- 湾鶴自由詩19*04-6-6
拡大コピーの時間- 合耕自由詩1604-6-6
腐った魚の眼に映るのは、脚のないイタリア人のカウパー- 自由詩9*04-6-6
- 城之崎二 ...散文(批評 ...304-6-6
初秋・分岐点- チアーヌ自由詩2*04-6-4
- 城之崎二 ...散文(批評 ...504-6-4
- 城之崎二 ...散文(批評 ...404-6-3
雨の味- rue自由詩1*04-5-31
飢餓Mail- 六崎杏介自由詩104-5-28
子犬- 蒼木りん自由詩1*04-5-27
こしかたゆくすえ星あかりのみ- 小池房枝自由詩9*04-5-24
排水溝...- 自由詩3*04-5-24
Lover's_Play- 六崎杏介俳句404-5-22
非常口- チアーヌ自由詩404-5-22
正夢- チアーヌ自由詩604-5-20
「_便り_」- 椎名自由詩204-5-20
けむり- 自由詩404-5-20
〜_手_〜- 自由詩704-5-20
かわいそうな人- チアーヌ自由詩404-5-18
すれ- ミサイル ...自由詩61+04-5-18
5月18日(火)_「下敷きで光を」- 馬野ミキ自由詩14*04-5-18
観光- 城之崎二 ...川柳104-5-17
愛の山羊- 六崎杏介自由詩2*04-5-17
森をゆく足音- 刑部憲暁自由詩604-5-14
- チアーヌ自由詩2404-5-10
シモベ的- 示唆ウゲ ...自由詩404-5-9
散(漫な)文、もしくは愚痴- 六崎杏介散文(批評 ...304-5-8
病にロック- 石原大介短歌23*04-5-8
同時刻にて- 千月 話 ...自由詩1*04-5-7

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