ぼくは詩人

人は逆境に立ち向かうからこそ
人である

今日もまた

夜の散歩をしていると
激風に出会いました

大地の血液が激しく流れる
その静脈の中で溺れあがき
液体に溶か ....
風鈴の音
金魚の赤
縁側で夕涼み
ビールの泡

ダイニングの
トライアングル地帯
何があるか分らない
眠くなった。

作り笑いが下手な

駄ジャレが下手な
ぼくの 守護天使が 堕ちて いった

それに さよならを 言えなくて

それを たどって いった





花咲いていた {ルビ時世=ときよ}には 終わりの 結び目が  ....
 は、真空の一点で凝縮し続ける無言する{ルビ性=さが}である。



仄暗い
道を歩いていると
星雲を繁茂する
一角で
ぽっかりとあいた
湿っている暗闇が
{ルビ濃紫=こむらさき} ....
草合歓の葉陰から
かすかにもえる月を見た
藍青の波間にひかるものは
あれは はるかな昔
指から落ちた曹長石のかけら
青みをおびた涙の石の粒


もしも
月の淵から水音がしても
蠍が ....
前を歩く君に声が掛けられない
あと半歩踏み出したなら
君に並んで歩く事も
出来るだろうに

そんな想いを続けて
君の少し後ろを追いかける
届かない想い
届かない声

少しうつむきな ....
わたし疑われています
あのひとがとても大切にしている
ミニカーがどうしても一台足らないと
夜毎わたしを問い詰めては
狂ったように折檻を繰返すのです
わたし紅薔薇婦人じゃないのに
緋色のロー ....
真夜中の街
儚い灯りを縫い合わせて
君はいくつも
星座を作ってみせ

物語がわからなくても
知ったかぶりで綺麗だねと
僕は何度も
言うのだろう

  地上の流れ星はいつも
  赤 ....
 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 好き



 嫌い



 あ



 花 ....
足元は、崩れている。 
真っ直ぐ歩くことも{ルビ覚束=おぼつか}ず、
肩が揺らいでいる日々。 

( ぼくの脳内には
( 壊れたリモコンが内蔵されている 

胸を張れども三日坊主。 
 ....
夜明けの窓は孔雀色
今年もまたうたうように
アガパンサスが咲いている

七月はわたしの中で
いちばん甘く実る果実
君はいつかそれを 別の名前で
呼んだかもしれない

少しずつ風がうご ....
ぼくは詩を書きたい

まぶしさは身体で感じ
心で感じるもの

今日もまた

朝の散歩をしていると
まぶしい朝に出会いました

まぶしい朝

流れゆく白い雲が
新しい朝を告げ
 ....
『すこしだけ』

『ひとことだけ』

ちいさく幼い言葉をかわして

あの人はずっと遠くに行ってしまった

真珠を通す音だけが聞こえるような

目をとじただけのあかるい闇に


 ....
 今日は職場の老人ホームの納涼祭であった。通常の業務を終えた
後の18時半に始まるので、正直勤務中は、「今日は一日、長いな
ぁ・・・」と思いながら働くのだが、いざ盆踊りが始まってしまえ
ば、暮れ ....
ぼくは詩人

目で見る自然は楽しく
心で見る自然は美しい

今日もまた

夜の散歩をしていると
夜に茂る草に出会いました

永久を願うその夜の
星を眺めて明日を想えば
今日の喧 ....
何も考えない
時に身をまかせ
ギターをかき鳴らし
歌を歌う

お袋は買い物へ
親父はつりに行った
妹は遊びに行った
俺は一人でお留守番

水槽に金魚が
ヒラリヒラリ
銭湯であち ....
新しい世界を開く事で
新しい不自由も
引き受けなければならない

コンピューターは未だにあたしには
ブラックボックスである事は確かで
黒い魔法の小箱の扉を開けると
静かに息づいている ....
 草の茂みから 
 木の上へ
 さらに
 低空から
 中空へと舞ふ
 一匹の蛍

 漆黒にあらがひ
 淡く
 かぼそき線を曳き
 線といふよりは
 点滅
 ・・・・・・・
 ....
ぼくは詩を書きたい

はかなく終える命だからこそ
人は支え喜び愛しみあう

今日もまた

朝の散歩をしていると
命の詩に出会いました

清らな川のせせらぎに
流れる時を浮かべつつ ....
思い出せない人
どうやって

思い出せない人
思い出せる?

思い出せない人
目を伏せたまま

思い出せない人
わたしに話した


つねって
振り回せば?
からっぽの体で ....
宛てたい心があります

傍目には
いまさらでしょうが
いいえ
いまだからこそ

伝えたいことは簡単なのに
前置きが長すぎて
床に散る便箋は増えるばかり
傍目には
綺麗な足元か ....
黒色の雪がヒラヒラ舞い落ちる

それに合わせてリズムをとるぼく

ブランコにのりながら遠くまで飛ばした

靴は雲の中に突き刺さり落ちてこないよ

ぼんやり光っている電灯に夜蝶が ....
彼氏は火星の開拓団に参加した

ミリーはグレイのキャミソールを着て

カーキー色のキュロットスカートを穿き

金色の髪の毛をポニーテールに束ねて

ラジオの音楽番組に耳を傾けている
 ....
星屑を たくさん集め つくりだす 銀河の夢と 夏の思い出

紺色の 甚平を着た マアくんと 兵児帯浴衣 はなちゃんと

夕顔の 切ない思い 知りながら 朝顔を描く 観察日記

すぐやるよ  ....
私とあなたの間には 
数十億光年の距離があり 
互いの影はいつまでも交わることなく 
仮想の白い空間を歩き続ける 

( {ルビ孵化=ふか}を知らない孤独の闇に{ルビ包=くる}まれて 
( ....
ぼくは詩を書きたい

いつもの空の空では
自分の疑問には答えてくれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
いつもの空に出会いました

幼い頃よりも
空が小さく見えるのは
ど ....
初夏の雫を集めた、里芋の
透明な葉脈の裏側で
夏風の子が
小さな産声をあげる
まだ、うまく飛べない

棚田の{ルビ畦=あぜ}に沿って
緩やかな曲線を描くと
早苗に浮かぶ蛙が
水かきを ....
いつまでも気付かなければ良かった
と思うことがある
熱帯夜の寝苦しさに目をふと覚ますと
わたしの知らないおとこのひとが
わたしの横で寝ていて
二つ並んだお揃いの枕と
ふたりで寝るには狭いベ ....
生活をここから始めます
一つ約束事

頑張ります
きっと泣きます
くじけます

いつか
隣に誰かいます

知らない街へも
恐れず往きますね

広げて広げて
たくさん愛して
 ....
性欲の対象にするということは
そんなにおぞましいことでしょうか
あなたをいとおしむ気持ちが
口淫へと私を導き
ただあなたの精神が天の高みへと
達することだけを
祈っておりました。
そ ....
Rin.さんのおすすめリスト(1711)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぽえむ君−激風−- ぽえむ君自由詩2*06-7-24
夕涼み- ペポパン ...自由詩4*06-7-24
えんぷてぃ・はあと- モーヌ。自由詩9*06-7-24
無声- こしごえ自由詩18*06-7-24
緑の月- 石瀬琳々自由詩17*06-7-24
遠くの空は明るい- プル式自由詩5*06-7-24
奇譚_番町ミニカー屋敷- 恋月 ぴ ...自由詩17*06-7-24
夜景、そして- たりぽん ...自由詩17*06-7-24
花びら- 木賊ゾク自由詩9*06-7-23
潮騒の夜_- 服部 剛自由詩11*06-7-23
果実の名前- 塔野夏子自由詩18*06-7-23
ぽえむ君−眩朝−- ぽえむ君自由詩4*06-7-23
玉響- 明日殻笑 ...自由詩5*06-7-23
盆踊りの夜_- 服部 剛散文(批評 ...10*06-7-23
ぽえむ君−夜草−- ぽえむ君自由詩2*06-7-22
土曜日の午後- ペポパン ...自由詩5*06-7-22
*くもの巣に絡まって*- かおる自由詩6*06-7-22
いのちの- 杉菜 晃自由詩7*06-7-22
ぽえむ君−生命−- ぽえむ君自由詩7*06-7-22
思い出せない人- アサリナ自由詩6*06-7-22
絵葉書など- 千波 一 ...自由詩20*06-7-21
アナタの色は何色ですか?- こめ自由詩1006-7-21
開拓- たかよし自由詩5*06-7-20
夏休み- しいこ。短歌2*06-7-20
青い標識- 服部 剛自由詩8*06-7-20
ぽえむ君−眺空−- ぽえむ君自由詩6*06-7-20
夏風の子- 佐野権太自由詩29*06-7-20
殺意- 恋月 ぴ ...自由詩42+*06-7-20
ブドウの蔓のように続いていく- 藤原有絵未詩・独白6*06-7-20
夢は増殖する- 七尾きよ ...自由詩4*06-7-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57