ぽえむ君−生命−
ぽえむ君
ぼくは詩を書きたい
はかなく終える命だからこそ
人は支え喜び愛しみあう
今日もまた
朝の散歩をしていると
命の詩に出会いました
清らな川のせせらぎに
流れる時を浮かべつつ
可憐な花が咲く道で
今いる君をふと想う
澄みきる空の白雲に
過ぎゆく時を流しつつ
涼しい風が吹く道で
今あるわれをふと想う
広がる丘の向こうには
緑豊かな恵あり
遠くの木々の梢には
さえずる鳥の命あり
はかなく終える命にも
支え喜び愛しみ
夢は永久へと心湧き
その日を皆と想い合う
明日もまた
語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい