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白桃をがぶりと食べた
君がくれた白桃だ
もう一つせがんだ
君はもう一つくれた

彼女は手ぶらになっている
もう一つくれとせがんだ
もうないのよ彼女
ちょっぴり肩をすくめた

それは ....
パラパラパラパラパラパラ

カサカサに乾いた落ち葉が
風にまかれ車に踏まれ転がって行く

それは何でもない風景
心を軽くする風景

何処までも転がって行って
何処にも辿りつこうとしな ....
眠るとき
いつも思う

地球は誰のことも
抱き締めてくれる

さみしい人も
犯罪者も

億万長者も
名優も

美人も
ふとっちょも

凡人も
偽善者も

それは人だ ....
大嫌いな夜を抜けて
やっと出会えた朝
ひんやり冷たいだなんて
優しくないね
と思ったら
雨上がりが届けた甘い香り
ありがとう
金木犀が私を包む
優しく
ここには道があって
歩いてる人もいれば
休んでる人もいる
なかには走って追い抜く人も

それぞれがそれぞれのやり方で
この道を進んでいる

もし共に進む相棒が見つかれば
こんな幸せな ....
切り裂かれた風は哭いた

撫でてくれるものも無く

抱き締めてくれるものも無く

切り裂かれた風は哭いた

僕は

聞いているしか無かった
 
 
 
秋の空に
突き刺さる
ほそい針金が
風に揺れている

揺れているのは
黄金色の穂
だけではない
帰り道なのだった

その角を曲がれば
たどり着くだろう
その家が
 ....
ミンミンと鳴くこともなく
たまたま出会ったセミは
コンクリートの駐車場に
ただ しがみついていた
生きているのか死んでいるのか
さわったら ジ っと鳴いた
逃げることもしないので
ひどく ....
真夜中に飛ばす
しゃぼんだま
闇夜に透けてゆらめく

触れてはだめ
われてしまうから
そっとみつめる
そっと飛ばす

唇に力こめないよに
泣いてしまわないように

ふう っと
 ....
くるくるくるくる
せんぷうきのまえでおどる
くるくるくるくる
せんぷうきのなかでおどる

くるくるくるくるしていたら
あたまおかしくなっちゃった
めだまおかしくなっちゃった
くるく ....
春になれば冬を想い
夏になれば春を想い

だから私は
愛されないのかと
あなたに抱かれながらきく

あなたの汗が光って
ぽとりとおちた 私の肌に

その粒をみながら
愛の揺れる様 ....
宇宙へ打ち上がる星になりたい
ジェットエンジンなんていらない
魂を燃やして空へ
真っ直ぐに飛んでいく
塵ひとつ出さない


空を見ない人は気付きもしない
僕の旅立ち



{引 ....
皮肉なものですね

愚痴をこぼしたくなるとき
その愚痴を聞いてくれ人は
愚痴なんか聞かせたくない人だったりする

遠まわしな言葉が
あなたの
うんうんという相槌とともに
だんだんと本 ....
かかとの痛みで目を覚ます
起き上がって見ると 猫がかじりついている
しっしっと追い払う
そしてまた夢に戻る

夢の中でわたしは井戸のそばにいる
これから家に帰るところで
桶を抱えて立ちす ....
当たり前のことを
当たり前にやるのが
当たり前な人間だとしたら
当たり前なことを
当たり前にやれない
私という人間は ヒトではないのかな

認めたくないけど そうなのかもしれ ....
瀬戸内の海辺からは
ぼんやりと霞んで
青い島々が見える
潮が満ちてくる頃には
波に防波堤が
飲まれそうになることもあるが
それでも
外海や日本海の波に比べたら
穏やかなもので
停泊す ....
すくいあげたら
手のすきまから
零れ落ちる水のような
瑞々しい時間
無駄にしている


仕事疲れの頭から
想像力が遠ざかる
文明に踊らされて
断ち切れない糸が
だらりだら ....
{引用=・・・私死ぬのね
はらはらと満開の桜が散る中
私死んで行くのね・・・}


最後まであなたの愛にすがって生きていたかった
少しは私に愛が残っていると思っていたのに
結局あなたは私 ....
泣け

泣きたいだけ泣けばよい

あなたの涙だ

あなただけが流す涙だ

男だろうが

女だろうが

むしょうに泣きたくなったら泣けばよい

誰の為でもない  ....
空をあつめて
泣いてみたいとおもいます

たったひとりで
その
重みに
耐えかねて
幸と不幸の中間あたりを
泣いてみたいと
おもいます


海は
寡黙です

わた ....
てのひらに乗るくらい
小さな桃色の巻貝だけ
あなたに送ったのは
あなたがくれたお手紙が
あまりに優しすぎて
どうご返事してよいのか、思いつかなかったから


その貝は、私が小学生の ....
人間はいらない
ロボットの方が純粋だから
何故生きている
優越感より大事なものを知らないくせに

人の手は器用に動く
それがどうした
人の知能は高い
それがどうした
人は言葉 ....
星をたくさん数えた
あれがヴェガ あれがアルタイル
星をたくさんおぼえた

そうして星をたくさんつなげていけば
いつかきっと
きっと

出会えると


数えきれぬ星のしたで

 ....
道を歩いていたら
言葉が落ちていたので
拾いながら歩く

拾った言葉を並べてみたら
詩のようなものができたので
額縁に入れて飾っておく

紅葉が一枚
はらりと落ちて
そこからまた言 ....
誰からも愛されていない
代わりは幾らでもいる
自分に意味など無いのだと
鏡を眺めながら苦笑する

別に誰でもいい
自分でなくとも構わない
誰かで在ればそれでいい
こういう世界
そんな ....
あぁ、沈んでいく。
沈んでいく。


太平洋よりも深く、
大西洋よりも深く、
インド洋よりも深く、
日本海よりも深く、
他のどの海よりも深い水溜まりに、
僕は沈んでいく。

 ....
月光にのびる
私の影

過ぎゆく日々の中で
月を見上げることも忘れ

ただ朝が来て
また夜が来る

私はどこへ行くの?
私はどこへ帰るの?

漂流者のような私の心を
月は見て ....
ガンとは響きの悪いことばだ

それはガンの意味を知っているせいなのか

意味を響きに置き変えたのがガンなのか

こんな近くに

三人もガンを持つひとがいる

その響きに飲まれまいと ....
 
 
夏をください
お金なら持ってます
お金ではだめですか
嘘です
お金なんか
持ってません

夏をください
命なら持ってます
命ではだめですか
嘘です
命なんか
持って ....
 
 
猫だとばかり思っていた
真夜中の道を歩く
白いものは
風に漂うポリ袋だった

と気づくまで
ほんとうは
猫だったのかもしれない
全ては過ぎてしまった
真実のように

 ....
信天翁さんの自由詩おすすめリスト(723)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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せんぷうきダンス- ゆうと自由詩1*10-6-22
愛の粒- 朧月自由詩110-6-22
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「愚痴をこぼす」- ベンジャ ...自由詩8*10-6-7
追放- 春日線香自由詩410-4-30
悲劇のティアラ- 朧月自由詩410-4-30
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撃沈。- 敬語自由詩1*09-8-18
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矛盾の波- 吉岡ペペ ...自由詩309-7-31
夏をかう- 小川 葉自由詩3*09-7-23
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