すべてのおすすめ
 
寂しいと泣いた夜
あなたはゆっくり 笑った
 
大丈夫
空に帰ったんだ
また 会える
 
海じゃなくて空
 
聞き返したら
頷いたね
 
海は生まれて来るところだもの
 ....
優しいフリをしたあなたに
慰められたフリをした

このままそばにいてくれるフリをしたあなたに
大丈夫なフリをした

気を使うフリをしたあなたに
感謝するフリをした


部屋から出て ....
水を注いだグラスの中を
過去の思い出が通り過ぎてゆく

時には努力の思い出
汗を流している友の顔が
楕円に大きくなってゆく
大したことではなかったことが
大きな喜びだった

時には恋 ....
今夜眠れないのは
熱帯夜のせい

ううん違う
だってエアコンだってついてるし

たぶん
明日のデートのせい

パジャマになっても
明日着る服を
まだ選びかねてたりして

明日 ....
 一杯の紅茶には 一杯だけの夢があった
 一杯の紅茶ができるまで
 たくさんの人の幸せが在った

 一杯の紅茶には 一杯だけの悲しさがあった
 一杯の紅茶が飲み干されるまで
 悲しさが ....
雨が季節を変えていく

寒いほどの涼しさを携えて
降り続ける雨は

万物に等しく降り注ぎ

木や花は
久しぶりの雨を
むさぼるように

乾いた大地は
雨を吸って潤い

人々 ....
ソーダ水の泡
の ように
すばしっこく
立ち逃げる
夏を
この手に
捕まえようと
追いかけ
追いかけていたら
気が付くと
そこは
刺激のなくなった
ソーダ水
の ような
九 ....
ソーダ水の泡
かき氷の雫
スイカ割りの一撃

球児の白球

蝉の羽ばたき
入道雲の高さ
夕立の土砂降り

夕暮れの風

花火の瞬き
祭りの笛太鼓
線香の煙

風鈴の音
 ....
窓を開けると
渇いた夏の風が髪を浚い
安らぎの匂いがした

教室の窓側の席
君はいつも遠くの世界を見ていた
何も変わらない風景
一年を通して見れば違って見える
君はそう呟 ....
その時私が出した結論が

間違っているのか

それとも正しいのか

これほど悩む事になろうとは


今となっては

二人の歩む道が別々である事や

二人の望む時間の濃度に
 ....
涙が流れて色になる

どんなことであれ
何か一つのことができるまで
寒くて凍えそうになっても
暑くて動けなくなりかけても
泣くことを我慢して
ようやく成し遂げる
その時になって
自然 ....
生き方求めて旅に出て
遥か遠くへ身を運ぶ
景色風情に感ずるも
心の穴はふさがらず
彷徨い続け旅をする

場所から場所へ移る間に
夏の畑にただ一人
大汗落とす姿見て
ふと立ち止まるその ....
愛にカタチがないのはね

きっと カタチがあったら 壊れてしまうからなんだよ
灰色の空の下に、白い雲が現れた。
どんよりとした灰色の中に、
さわやかな白の色。

そのまま空を白に塗り替えて、
気持ちのいい青空つれてこい。

そう思ってみたけれど、多勢に無勢。
し ....
日暮れて 日暮れて
ひとりきり
だあれもいない畦道で

日暮れて 日暮れて
ひぐらしの
かなしい歌を聞いていた

かなかなかなかな
どこ行った
僕のおうちはどこかしら

道をな ....
夏の渓谷
そろりそろりと川の水へ
足を踏み入れる
心地よい冷たさが体の中へ
冷房の涼しさとは違う
透き通る水底には
兄弟なのか姉妹なのか
小魚が二匹泳いでる

夏の渓谷
どこから流 ....
スタンドの明かり一つ 
扇風機の音が聞こえる部屋 
木目の壁に映る 
後ろ姿の影は 
黙って首を振り続ける 

明日 
どんなに騒ぐ人がいようと 
やる気の無い人がいようと 
ぼくは ....
夏は自分に耐えられなくなって
自分の体がどろどろと溶け始めていた
青い空が溶けてゆく
白い雲が溶けてゆく
清らな川の音が溶けてゆく
都会の道路はぐにゃぐにゃに曲がって
信号機が次々と倒れて ....
今の自分が
まだ今の歳の半分だった頃
今の年齢の人が
とても偉大に見えた

あれから
自分の歳が二倍になって
今の歳になったけれど
こんなものかとふと思う
なぜだろう

今の自分 ....
日々の砂漠に 
埋没された 
わたしは一本の指 

墓標のように立ちながら 
指の腹にひろがる指紋は 
いつからか 
一つの瞳となり 
遠くから荷物を背負い 
こちらに向かって歩いて ....
言葉が白くなる
その言葉はもともと
愛や夢だったのかもしれない
確かに今まであったものが
消えてゆく
忘却とともに
蓄積が始まってゆく
過去が現在へと結ばれる

言葉が白くなる
そ ....
夕陽が呼吸する
昼を吸って
夜を吐いてゆく

夕陽が広がる空は
とてつもなく大きいけれど
その呼吸は
かすかに揺れているだけ

夕陽は静かに呼吸する
微かに夜を吐いてゆく
全ての ....
どこにでも手に入る
いつでも目に入る
そんなモノに囲まれて
いつも当たり前だと思っている

けれども
それを作る工場は
最初はそれが何であるのか
さっぱりわからない

何も関係なさ ....
キラキラキラ はじける光
これは涙ですか
叶わぬ恋が残したものは
夏の名残りと痛みだけ

サラサラサラ 気まぐれな風
あれは嘘ですか
ささやいた言葉が風を伝って
まだ耳元でこだまする
 ....
すじ雲が広がる空の中で
遠くの方で飛行機が弧を描く
ゆっくりと大きな旋回だった
夕陽に反射する銀色が
勇ましかった

飛行機は目的地に向かうための
方向を変えるというよりも
今の空をす ....
玄関の向こう側で
人の声がする
それは私の知らない人の声

玄関の向こう側で
行き来する自動車の声がする
それは忙しいと街が嘆いている声

玄関の向こう側で
ジェット戦闘機の声がする ....
祭の金魚すくいで義理でもらった
間に合わせの小さな薄いビニール袋に
入れられた時から
すでに水がこぼれていた
それでもそこから漏れてくる水を
押さえながら
そろりそろりと家に持ち帰る

 ....
今日 旅先で

梅の木から梅の実が落ちるのを見た

君もまた

あの梅の実のように誰かの手に落ちるのだろうか

僕ではない誰かの手に
高い空から照りつける
強い陽射しがじりじりと
焦がれた土は風の手に
夏の匂いと蜃気楼

細い川から流れ出す
静かな音でさらさらと
潤う水は風の手に
夏の匂いと糸トンボ

小さな店に ....
勢いに任せて 何となく今日まで生きてみたよ
違うよ 生かされているんだ ああ言えば こう言う
もうどっちだっていいよ どっちかなんて 決めたくないよ

何とかなるだろって 切羽詰まって
結果 ....
信天翁さんの自由詩おすすめリスト(723)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
星の話- 葉流音自由詩307-8-25
フリフリ- 楠木理沙自由詩507-8-25
グラスの中の過去- ぽえむ君自由詩3*07-8-24
眠れないのは- 風音自由詩4*07-8-24
紅茶- doon自由詩107-8-24
慈雨- 風音自由詩5*07-8-23
夏避行- 明楽自由詩207-8-23
夏速- 明楽自由詩507-8-23
約束- 海月自由詩307-8-23
結論- yoshi自由詩107-8-22
涙が流れて色になる- ぽえむ君自由詩12*07-8-22
旅情- ぽえむ君自由詩3*07-8-21
愛のカタチ- 北大路京 ...自由詩16*07-8-21
白い雲- 明楽自由詩307-8-19
日暮れて_日暮れて- 未有花自由詩13*07-8-18
夏の渓谷- ぽえむ君自由詩5*07-8-17
扇風機_- 服部 剛自由詩407-8-13
夏が溶けてゆく- ぽえむ君自由詩4*07-8-13
半分の歳の頃- ぽえむ君自由詩3*07-8-12
雲の船_- 服部 剛自由詩607-8-12
言葉が白くなる- ぽえむ君自由詩10*07-8-11
夕陽が呼吸する- ぽえむ君自由詩15*07-8-9
不思議な日常- ぽえむ君自由詩6*07-8-8
向日葵- 未有花自由詩8*07-8-8
空を旋回する- ぽえむ君自由詩6*07-8-7
玄関- 乱太郎自由詩24*07-8-7
祭の金魚- ぽえむ君自由詩5*07-8-6
【ジェラシー】- つむじま ...自由詩2*07-8-5
夏の匂い- ぽえむ君自由詩11*07-8-5
優しい言葉- 蒼穹自由詩7*07-8-5

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