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空を
見上げる
君が
振り向く
微笑む
僕と君だけの空
からっぽのカゴ
いっぱいの水入れ。
いっぱいの餌入れ。
お腹がいっぱいで
眠そうな目をした君はいなくて
からっぽのカゴ
減らない水。
減らない餌。
倒れて冷たい
....
ポタージュの湯気 午前五時
日が早めのおはよう
私はまだねむいよう
かまってよ
かまってよ
かまってよ
かまってくれないと
すねちゃうからね!
一面に広がるしろいせかい
きっとこれが 平和の証
向こう側へ行きたい
落日
蜃気楼のよう
だけど蜃気楼じゃない
焼かれるのは
空じゃなく
今日という日の末路
果てるような
限界線
焼かれるのは空
じゃなく
優しいメープルが好きです
いつもこの店に来ると必ずこれを
甘い色をかけて
午後
ガラス越しに柔らかい昼
メープルの反射
私の前にあなた
二人の間にはスコーン
ど:どんな時でも
こ:困った時でも
で:デートの時でも
も:ものたりない時でも
い:いつでも
っ:ついてって
し:幸せいっぱい
ょ:寄り添うよ?
とびらのむこうには
僕のいた世界が、静かに
けれど ....
私を取り巻く温度が
1℃下がった気がした
エンジンを止めたせいでも
外が寒いせいでもない
あなたの言葉が冷たいから
私の心が冷えているから
ほら 温度がまた1℃下がった
社会不適合者。
私の代名詞でした。
弐、参日後
げっそりとした顔でフラフラ舞い戻って来たら
指差してゲラゲラ笑ってやって下さい
破れた。
ひとつ、「好き」と伝える度に 胸が軋んだ。
まるで油の切れたブリキの車輪のように、
甲高い音を立てながら かろうじて回る。
わたしは必死に、ある一言だけを繰り返し口にして、
とめどなく流れる ....
手をのばせば
やわらかい陽射しに
触れるよな
小川のせせらぎ
口笛さそう
‥足下にも
小指の先ほどの
ちいさなちいさな
あおい春
わたしの愛は
あの人の心をとらえることができるだろうか
ああこの我が儘で一方的な愛は
果たしてもう堕落しているのだろうか
ただただ胸の奥ではうろたえて身悶えている
小さな ....
僕にはわかる
満月の一日前のあの月と
明日の満月との違いが
僕を5年間苦しめた絵が
疑問を投げ 嘲った絵が
他との区別を刻んだ絵が
今小さく足元に有る
六弦奏者よ。
踏むがいい。
踏むがいい。
踏むがいい。
此処に。
そこが
入口なのか
さよなら なのか
それはわからないけれど
大切な人へ
もしも私がお邪魔なら
どうかそうおっしゃって
貴方への
好奇心に殺されて
お望みどおり消えませう
毎日
こんなにたくさん
きみの事を書き連ねているのに
まだ足りない
足りない
高い空の下では、夏を気にも止めず
君はまだ、飛行機雲を見ている
この とろけ 加減は
世界を 平和に する
かも しれない
誰かにとっての大切な人。
私は私の大切な人を守るために。
それを理由に踏みにじってきた。
ふとした時に気付く。
大袈裟な言い方かもしれない。
けれど私は結局それを止めることはないから。
だ ....
便利さの
果てに
背負ったもの
子や孫に
背負わせるもの
「お」
「あややだ」
「あややが来てるよ!」
「どこどこー?」
集合住宅地に線を引いて
都合良く並べたドアノブを
ピッキングして歩くのは
沈黙を鍵にする私
苔まみれの地蔵を背負って
悪い芽を潰して歩く
惨めな真昼には背を向けて
未曾有の鰯、
鰯の骨、
骨の山を ....
雨の新宿区に顔を植えれば
必然的に淡い頭から悪い
沸騰した羊水で日清カップヌードルシーフード味を作る
植えた顔に乳液を塗り
重い餓えが鼻先に迫る温度まで見守る
床に広げた楽しい地獄絵図の上で
人 ....
あなたが好きな場所
あなたが好きな色
あなたがすきな音楽
全部あつめたら
少しは近い気持ちになれる?
あなたがすきだった女(ひと)たちといたら
私が敵わないところ わかるのかなぁ…
このままここで死んでしまいたいと
元気な体で願ってみたり
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